がっくえん生活!! はぁ……。

第8話:胸躍る学園生活……だよ?

 私は王の命令を受け、学園に通うこととなった……。

 私は思います。あらすじなんてどうでも良くない? と。

 なので今回からはサクッと行きます! 


 私魔王。入学。学校……。以上!


 ――王宮前


「では行ってきます」


 学園は隣国にあるから私は今日から寮生活。不安もあるけどがんばろう。


 馬車に乗り、学園へと向かう。馬車の窓から入ってくる風が冷たい。なんというか身震いしてくる。多分緊張もあるんだろう。でも! がんばろう!




 ――学園寮


「ついたー」


 エルフレラシア学園寮。そうつづられた建物。これはなんというか……。

 前世の学校とは感じが違う。真紅に染まってる。これはなにを意味してるんだろうか……? まさか、血……!? いやいやそんなわけ無いかー。

 まさかー、まさかー……。見なかったことにしよう!


 戸を開け、中に入る。


「ようこそ、エルフレラシア学園寮へ」


 中に入ると、受付。いや、寮母さんらしき人が迎えてくれた。


「あ、あの私……」


「わかっていますよ、イアさん。さあ、こちらへ」


 私は寮母さんに付いていく。こうして歩いてて感じるのは、やっぱり外見とのギャップだな。毎晩事件が起こる危ない場所何じゃないかと思っていたけど……

 意外と普通だ。木造のベーシックな感じ。


「着きましたよ」


 そうして案内されたのは、『0024号室』と書かれた部屋だった。

 ノックをし、入る。


「失礼しま……」


「ぐおぉぉ!」


 中に入ると獣がいた。私はびびりながらも魔法を発動する。

 建物は壊さないよう……。


「電撃。強度1」


「ぐうぉぉぉ!!」


 私の魔法を食らった獣は気絶する。


「何事……!」


 音に気づいた寮母さんが来て……。


「きゃぁぁぁ! ってあれ?レーンちゃん」


 レーンちゃんって誰の事だと後ろを向いてみると、そこには獣ではなく、女の子がいた。



 *****


 ――しばらく経ち回復した女の子が目を覚ます。


「あ、あの……」


 声を掛けてみると、女の子はひどく驚きそして床に向かって飛び出す。


「すみませんでしたーー!!」


 見事な土下座だった。


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