夏の終わりの予感
ほんの僅かな
夏の終わりの予感
そんな顔をした風が
呑気なふりをして
部屋に迷い込んできて
いつもの歌を口ずさむ
「最後の花火に今年もなったな」
「すりむいたまま僕はそっと歩き出して」
夏を愛せるように
好きな歌を口ずさむ
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