冬終わりの夜に





今日を終えた夜の微睡み

灯りを消した部屋の窓

ふと開けてみれば

冬を終えそうな夜の風に

静かに寂しさを

紛らわすように降りそそぐ

冬終わりの雨



渇いた全てを包み込むように

ただ静かに降り頻る

雨の音

身も心も委ねて




雨が好きだということを思い出した













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