第5話 魔神
魔神視点
ワタクシは魔神のイシスでございます。
闇の女神様に創造された眷属ですの。
どうしてかしら?皆さんに納得されるのですけれどもワタクシ陰キャというものなの。
ちょっとまえから来た勇者と呼ばれる人が残した文化で腐とか百合とかそのような文化と一緒に広まった言葉らしいですのよ。
何故か今ワタクシ達の間で異世界の文化が流行っておりよく使われるようになりましたわ。
創造した魔王の一人から聞きましたわ。陰キャと言う言葉も。
ですが創造主に対してあんまりな評価ではありませんの?
「今の弱々しいお嬢様の様なワタクシをを見てくれたらあの方はワタクシだけを守ってくださるかしら?」
ワタクシしかいない城の王座でで呟き目をつぶる。
そこに映るのは...っつ!また?
ワタクシの思考の邪魔をして、、、懲りない人族どもめ。
フゥ落ち着きなさい。口調が乱れてますわよ。
また次元に傷を作り異界の魂を...誰がその傷から攻めてきた異界からの侵略を止めていると思っていますの?
「暗黒魔法”
自分の影に飲まれるように消え城の地下にある封印されている扉の前まで転移してきた。
城から転移し今回の次元の傷から異界のモンスターが出てくるのを阻止しないといけないわ。
「暗黒魔法”
けれど面倒臭いので時間を遅延して龍神様と一緒に倒してしまいましょう。
手から黒色の球体が現れ空いた扉の中に放たれる。
相対性理論でしたか?時空魔術を使い続けるのはなかなか難しいのでありがたいわね。
ですがそれとこれとは話が違います。今回はなんのために異世界人を召喚したのですか?
前回は人体実験として呼ばれたらしいですし、その前は勇者でしたか?
領地を奪い、亜人と呼ばれるワタクシ達の眷属を殺すための建前としての。
そのさらに前の勇者はワタクシたちの亜神同士の喧嘩による天変地異で呼ばれた勇者だっためさすがのワタクシも憐れみを覚えましたわ。魔王に。
覚えのない天変地異による魔物によるスタンピードや災害で黒幕扱いにされ狙われるなんて。
亜神同士の喧嘩の内容が龍神様が持ってきてくださった、すいーつと呼ばれる美味しいものの最後を誰が食べるかという事でしたかしら?
もちろんワタクシも参加しましたわ。
美味しかったですがあの時ほど眷属たちに怒られたことは今でもありませんわ。
その暗黒魔法の濃密な魔力を見ながら今までの思考を流し、あの方との逢引に利用できないかと考える。
「ワタクシの愛しき龍神様。またデートをしませんこと?ワタクシはいつでも待っております。」
ですが、久しく感じていなかった嫌な予感がします。邪神の復活のようなものではなく、もっと女としての勘と言いますか...
するとそこに念話が届いてきた。
『久しぶりじゃの魔神。また久しぶりにあの島で会わんか?相談があるんじゃが?』
これに行かなければ何かを失ってします気がしますわね。
『フフ。ワタクシも久しぶりに会いたいと思っていたわ。』
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