コロナの悲劇

流血事件・・

「佐竹さん！

ごめんなさい！！

私が虐待案件であるにも関わらず

しっかり内容を確認せずに

ご自宅に電話をしてしまい・・・

ご主人さんが電話に出られて

施設の話をしてしまい・・

急に口調が険しくなって・・

電話口で

奥様と激しい口論がはじまり

明らかに暴力行為が・・なさている事が

分かったので・・すぐに警察に通報したのだけど

現場は・・血の海で・・

奥様は気を失って・・倒れておられた・・

ご主人さんも・・・

大変な事をしたと自覚があり・・

ひどく後悔しているようだったので・・・・

自分も自殺しようとしたところを

かけつけた警官が止めに入り

奥様とご主人それぞれが

救急搬送され・・・

しかし・・・

これほど緊急な状況を

なぜ放置していたのか？

担当ケアマネは誰か？と

問題になってしまい・・

佐竹さん・・ごめんなさい・

私がケースファイルをしっかり読みもせずに

軽はずみな行動をした事で

事件を発生させてしまった・・

全て私の責任です・・

どのような処分も受けるつもりだけど。。

佐竹さん・・あなた

コロナ陽性反応出ているのに

警察の事情聴取は

大丈夫だった？」

「今回は緊急事案という事で

リモートでの聴取にはなりましたが・・

事情は分かって頂けました

しかし今回の件で

ご夫婦での生活は厳しくなると思いますが・

奥様が施設には

入りたくない！と拒否しているようで・・

話し合いが必要になりそうです・・

しばらく夫婦別々に入院になりますが

退院許可が出る頃には

私も体調が回復して

コロナ感染も陰性が出ると思いますので

しっかり向き合い

対応しようと思います！

私が山田さんに

しっかり伝達していれば

今回の事件は防げた事なので・・

私にも責任はある！と思っています・・

だから山田さんも

あまり責任を感じ過ぎないでください！」

「佐竹さん・・

本当にごめんなさい・・

私にできる事は何でも協力させてもらうから

今はしっかり療養してね！」

「ありがとうございます！」