第八か国目 トルコ共和国 第九か国目 北キプロス共和国

前回はギリシャ キプロスの国歌を紹介しましたが、対して今回はトルコの国歌を紹介します。

「独立行進曲」というタイトルで、トルコ革命の「独立戦争」においてアンカラの国民議会にて採択された歌です。

それまでは、オスマン帝国の各々の皇帝の歌が使用されていました。

オスマン帝国からの独立を描いた内容となっています。


また、トルコのみならず、キプロス島北部を占めている北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ国家承認、国連や日本政府は共に未承認)でも国歌として使われています。


一番


恐れるな、消える事は無い、この暁にはためく紅の旗は

消える事無く我が祖国の上に燃える最後の火。

それは我が民族の星、光瞬いて

それは我がもの、それは我が民族のものなのだ。


トルコ共和制移行を掛けた戦いの生々しい事柄が著わされています。

紅の旗というのは、トルコ共和国の旗で、トルコ共和国の不滅を表し、トルコ民族の団結が感じ取れます。


二番


顔をしかめるな、私が犠牲になろうとするのに、優しき新月よ!

英雄的な我が民族に微笑みたまえ、何を激す、何を怒る?

貴方がそうせぬのなら、流された我々の血は後に許されよう……

正当な権利なのだ、真実(の神)を信じる者、我が民族の独立は!


オスマン帝国からの独立は正に正義の為に闘い独立を勝ち取ったトルコ人の血と汗を流した栄光であることや、一番では、「それは我が民族の星」や、二番の「優しき新月よ」と書かれているように、トルコの国旗とリンクする歌詞が出てきています。

旗を持って、トルコ人や、トルコの為に戦地へ向かった事も感じ取られます。


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