第五か国目ー2 イラン

番外編です。っていうのも、この歌は国歌ではありません。

しかし、私が好きなので是非皆さんに紹介したい歌です。

タイトルは「あぁ、イラン」です。イランで知らない人はいないと思います。その位イランでは有名な歌です。

イラン臨時政府というイラン革命の最中に設立されたイスラム共和制移行を準備する政府の非公式な国歌に採用されました。それほど、イランをこよなく愛している事が伝わります。私もこの曲が国歌になればいいのにと思っています。

前置きが長くなりましたが、歌詞を見ていきましょう。


1番

あぁ、イラン 高貴なる大地よ、

あぁ、汝が大地は尽きること無き魂の泉か

敵が汝より遠ざからんことを

そして汝に永遠の不死を

あぁ、敵よお前が石なら私は鉄だ

我が命が祖国への生贄とならんことを


汝、、恐らくイランの事ですね。

イランがこの世で最も素晴らしい邦である事や、敵は撤退し、イランが永久不滅である事、もし、敵が十で攻めたらイランは万で逆襲するなどイランの強大さを著わした内容で、イランのために命を犠牲にしてまで守り抜いてやる程イランを愛している事が綴られています。


コーラス


汝が愛は我が命であり

我が想いは汝とともにある

汝無くして我が生涯に意味は無し

永遠に在れ、我がイラン地よ


全てをイランに尽くし、もしイランが無くなれば生きる意味を無くす。

その為に、イランの為に闘い続け、イランを永遠と守ろうというイランに対しての愛国心が伝わります。


二番

汝の山々の石は宝石であり真珠であり、

汝が谷の土壌は金にも勝つ

我が心を汝が愛から分け合える事があろうか?

教えて欲しい、汝が愛無くして私に何が出来るのか?

地球が回る限り、朝が夜になり、夜が朝になる限り

神の光が常に我らを導く


イランの地はすべて価値がある事を著わしており、山は宝石や真珠と同じであり、谷は金以上の価値があり、イランへの愛は死ぬまで消える事が無く、むしろイランが無くなれば私に出来る事は無いであろうとイランの必要性を著わしている。

そして、この星が回る限り、イランに明るい時代が来る事を願っています。


イランの強大さや、イランが世にも高価な邦である事、そしてイランに対しての情熱や愛が歌詞から伝わります。

1946年にフセイン氏により書かれ、ハーレギ―氏により作曲された「あぁ、イラン」

フセイン氏は愛国心からこの曲を作る事を決意し、「通りから聞こえる侵略者の軍の足音は、どのような愛国者でも驚かす事だろう、それから私はこの曲を作る事を決めた。どのような政治的弾圧にも関わらず、この歌は人々の身も心を捉える事が出来た」と話していました。


政権が変わり、国歌が変わってもこの歌は世代を超えて今でもイラン国民には人気の歌です。これからもそして次の世代でも歌い継がれて欲しい歌だと私は感じました。



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