第2話 ターン2 朝
昨夜の犠牲者はみやびさんです。
りんご:……あのさ、何もない人たちでグレランって言わなかったっけ?
なまら:うん、言った。
りんご:なのに、なんでつづるが処刑されてるわけ。
むすび:知らん。
かれん:誰かがそのとおりにしなかったってことでしょ。
なまら:おんもしろくなってきたなぁ。
かれん:なまら、狂人?
なまら:違うよ。
はなび:てゆうか、ごめん。僕、つづるに票いれた。
りんご:なんで?
はなび:僕が本物の占い師だっていうのは僕が一番わかってるから、つづるが
明らかに嘘ついてるって思って。それでも、つづるが吊られるとは
思わなかったんだけど。
なまら:人狼側も票散らしたんじゃない? 自分が吊られないためか、仲間守る
ためかわからんけど。
むすび:たまたまつづるに票が集まっちゃったってことか。
りんご:いや、だからさー、人狼とかは別にしてグレランって言ったじゃん。
ここでそんな主張されても逆に怪しいだけだし。
はなび:……ごめん。
かれん:そんで占い結果は? 占ったんでしょ。
はなび:ああ、なまら占ったよ。白だった。
なまら:だしょ? あたい、村人だからね。
りんご:えー、でも、あたし、はなびちょっと信じらんないかも。
かれん:んー、わたしも。みんなでグレランしよってなってたのに違うこと
されちゃうと、怪しく見えちゃう。
はなび:えっ、ごめん。今度はちゃんとするから!
なまら:思ったんだけど、はなびがもし人狼とかだったら誰に票いれたとか
言わないんじゃない?
むすび:ああ、確かにそうかも。
りんご:でも、本物の占い師だったとしてもおかしくない? つづるにいれたところ
でつづるが吊られる確証はないし、票だって誰が誰にいれたかもわかんない
じゃん。つづるにいれるだけ無駄じゃない? 人狼とかだったらさっき
言ってた仲間守るために票を散らしたっていうのでわかるけど。
かれん:言えてる。
はなび:信じてよ! 僕が本物だって。なまら!
なまら:んー……、わかんねぇ。
はなび:嘘でしょ⁉
なまら:てか、あれだね。ここで人狼落とせなかったら、人狼の勝ちになるかも
しれんよ。
かれん:そうか、つづるが人狼じゃなかったとしたらそうだよね。みやびは噛まれて
るから狂人だとしても人狼ではないし。
りんご:えー? はなび、本当にあんた占い師なの⁉
はなび:ホントだよ!
りんご:本当に本当?
はなび:うん!
りんご:……じゃあ、信じるけど。嘘だったら許さないから。……てことは、
占いで白って出てるあたしとなまらは村人陣営ってことになるよね?
はなび:むすびとかれんのどちらかが確実に人狼だね。
かれん:わたしは村人だよ?
むすび:オレもそう。
はなび:狂人もいるって考えたら、確実に人狼を吊れるようにここで誰を吊るか
決めておいた方がいいかも。
なまら:ねぇ、もう時間じゃない?
かれん:ほんとだ。
投票の時間です。
???:(りんご? いや、はなびか?)
???:(どちらにいれれば)
???:(あいつ、どうするつもりだろ)
???:(人狼だといいけど)
???:(…………)
投票の結果、同票でした。
むすびさんとりんごさんの決選投票になります。
???:(うそっ⁉)
???:(もしかして狂人いる?)
???:(…………)
???:(はなびがりんごにいれてたらおもろいな)
???:(あれ、間違えたかな)
投票の結果、処刑されたのはりんごさんです。
これにより、人狼陣営の勝利です。
役職
村人:なまら 村人:みやび 占い師:はなび 狩人:りんご
狂人:つづる 人狼:かれん 人狼:むすび
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