第16話 魔法の呪文 塔の灯り

柱の影に隠れて わたわたと呪文を唱える

「焔の竜の王  伝説の王国の主

赤と金に彩られた炎の竜にたとえられし 

アーシュランよ 焔よ その偉大なる力を ここに示せ!」


焔が空中に浮かび  竜の形を取る そして竜は炎を勢いよく 吐き出し

巨大骸骨を撃退した


役目が済むと 竜は 再び焔となり 円を描いて 小さな炎となり 消えた去った。


一番上の階に辿りつき 大きな灯篭に 魔法で明かりを燈す


リアは ここで大きなため息を一つ

「やれやれ・・まったく しかし

なんとか無事に済んだ」


「ええと・・帰りは 特訓というか 仕掛けはなかったよな・・」 


ため息をついて 下へ降りる

らせん階段へと向かい 勢いよく階段を駆け下りてゆく・・


「お帰り!リア!」「リアたん!」


リアは無事にナジュナジュ達と合流した・・・。

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