第7話 街や塔の灯り

「ま・・ま 人数が多いほうが楽しいから・・・」リア


「ナジュナジュ 後ろのリュック 大荷物だけど

重くない? 大丈夫?」リア


「・・ん 見た目ほどは 重くないよ

今日の晩御飯だよ ご馳走作ってきたから

楽しみにしてて♪」 ナジュナジュ 


「うん!」


それから ぴったり ぺったりナジュナジュにくっいている

アシャシャを見ながら リアは


(ちょっと デートモードで楽しみにしてたんだが 仕方ないか)と心の中で

こっそり 呟くリア 


夕暮れの中 黄昏色に染まった美しい町


「綺麗だね」ナジュナジュは笑う

「うん!」

黄金の光を浴びるナジュナジュに見惚れながら

リアは力強くうなずく!


その町の街灯に リアは 魔法の呪文を唱えて

ひとつ ひとつ明かりを燈してしてゆく 


「琥珀の金と空の青の瞳 オッド・アイ そして白い翼 金の髪

愛らしき姿の優しき女神エルトニア 

ほのかな光を 夜の灯りを与えたまえ」リアは呪文を唱える


呪文の言葉に 

街灯にポンッと灯りが燈る


途中でいろんな人達にご挨拶をしながら 作業を進める


沢山の人達の往来で 磨かれて すべすべした石畳を歩きながら 

蜂蜜色のレンガで出来た町のお店など建物の通りの街灯

ひとつひとつに明かりを燈す


ポン

ポン

ポン!


ふんわりと柔らかな光が燈る


それから今度は違う道りにある

御伽話で出てくるような 

それぞれ淡いパステルカラーのイエローやピンク 

薄い緑や青の壁の家並みが立ち並ぶ 家並みの通りにも明かりを燈す

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