第108話 来客

小声でたずねた


「ねえ・・ワン子さん

もしかして・・情熱的なキスをしちゃうと

ケンタウロス族って妊娠しちゃうんじゃ!」エイル


「え!え!そんな・・まさか」わん子


「もしかして・・アーシュさん 

実はあの後 レグルスさんとキス以上の事を!!」

青くなるエイルさん


「そ・そ・そ・そんな・・!アーシュがそんな事!」

今度はまっ赤である


恐る恐る・・小さなレグルスを見つめる二人


二階の階段を上がる音 そして扉が開く

 

扉を開けたのは その場にいなかったアーシュ


「・・クッキー焼いてきた それから全員の分のマシュマロ入りのココアだ

後、ワインを見つけたから持ってきた。」 


リアンにグラスとワインをポンと投げるように渡す・・


「?なんだ?どうした?二人とも変な目で俺を見て? 

顔にクッキーを焼いた時の小麦粉でも付いているのか?」


目を覚まして 「きや!」と嬉しそうにアーシュに抱きつく小さなレグルス


「なんだ なんだ どうしたレグルス」

「ほら クッキーもココアもあるから・・ココア ちゃんとふーふーして

舌を火傷しないように飲むんだぞ」

頭をなぜて・・それはそれは(信じられない程)優しく対応するアーシュ。


なんとはなしに・・不安な表情でアーシュを見つめてしまう二人。


「トランプしないかい?みんな」 

とリアンが明るく声をかける


コンコン!下の玄関を叩く音


「!」「やっほ~話を聞いてきたわよ!差し入れの食べ物 うふ」

ナイスバデイな黒髪のお姫様アルテシア姫


「どうぞですワンワン」


「ちょうど みんなでトランプをする所だった」


「ま!参加しますわ」







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る