第38話自分は何人いるの?
別人洋子と話ができるようになったので、別人洋子の両親に聞いてもらうことにしようと思い夜になってから
納戸を開けて別人洋子の部屋に行こうとした時
ふと、左のドアが気になった
そういえば、この納戸の右側のドアを開けたら
別人洋子と出会った。
左のドアを開けるとまた別人の別人洋子がいたりして・・
そんな恐怖もあったが、妙にそのドアが気になる
恐る恐るドアの前まで行くと、かすかながら声が聞こえる
やっぱり別の別人洋子がいるんだ。
洋子はそう思ったが、よくよく聞き耳を立てると
男性の声も聞こえる
あれ??お父さん???いや違う別の人だ
洋子は、恐怖心もあったが、今よりはひどくならないだろうと思いドアノブに手をかけた
静かに、静かにドアを開けた
ドアの隙間から除くと、そこにはあの「ひげ面のおじいさん」が他のひげ面のおじいさんと楽しく話をしているのが見えた。
「え!!」と思わず声を上げてしまった。
それに気づいたのかひげ面のおじいさんは、
「お~~洋子。こっちにおいで」
と洋子を呼び寄せた。
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