ピクスタ(PIXTA)での写真素材投稿で得た報酬を換金
最近、ポイントサイトで貯めたポイントをドットマネーに交換したり、それ以前からpixivでのイラスト投稿の話をしたりと、この連載の内容が小説投稿サイトの話からズレていっている。
元々カクヨムに登録した動機が「ネットで簡単にお小遣い稼ぎしたい」の延長線上だったため(最初なろうに登録したときは単純に創作したかった)、個人的にはどの活動も繋がっているように感じており、番外編的な感じで小説投稿サイト以外でのお小遣い稼ぎについても書き記している。
しかし、小説投稿サイトの情報を求めている方に対しては、この連載が寄り道ばかりになって申し訳ないと思う。
そのうち、小説投稿サイトに関係ない話はどこか別の場所(うだつの上がらないエッセイ集2とか)に持って行くか、それともこの連載を「お小遣い稼ぎの話」でひっくるめてまとめるべきか……などと迷っている。
*
前回・前々回とドットマネー経由での報酬交換に成功した私は、調子に乗って、「そういや最近いくつか、ピクスタの写真を買っていただいたんだ。あれも換金できるかな?」と考えた。
ピクスタは、自分のイラストや写真を売ることができるサイトだ。pixivと若干響きが似ているけど違うサイトである。ピクスタに登録した作品をお客様にダウンロードしていただくと、報酬がもらえる。
私は絵を描くのにペンタブなどの本格的な道具を使っておらず、3DSで描いたサイズの小さいイラストと、スキャナーがないためデジカメで撮った暗いアナログイラストしか持っていないから、まだピクスタにイラスト素材を出してはいない。ピクスタに登録しているのは主にコンパクトデジカメで撮った写真素材で、あとのいくつかはタブレットで撮った写真だ。
今までに写真素材をいくつかご購入いただいており、そろそろ換金可能額に達していそうなので、換金を試すことにした。
ピクスタでは作品が売れると、報酬を「クレジット」というポイント(?)で受け取ることになる。ピクスタの「よくある質問」の「現金との交換の流れ」のところには、「素材の販売やアフィリエイトで得た獲得クレジットは、10クレジット以上貯まった時点から、お好きなタイミングで現金と交換することができます(1クレジット=110円換算。一度の交換につき一律2クレジットの手数料を頂戴します)。換金のためのお振込先登録口座や交換の申請はすべて『マイページ』(要ログイン)にてお手続きが必要となり、交換申請日の翌々月10日に指定の口座への振込が行われます。なお、素材の販売によって得た獲得クレジットの交換の際には所得税の源泉徴収を行わせていただきます(アフィリエイトによって得た獲得クレジットは対象となりません)。」と書いてある。
私が今持っているクレジットは……。「11.31」だ。
よし、交換可能。
早速「獲得クレジットを交換」を押してみると、「獲得クレジットの交換に必要な手続きがまだ終わっていません。下記のリンク先より手続きを行なってください。」という表示と共に『源泉徴収区分の登録』『振込先口座登録』へのリンクが出た。まずは手続きだ。
とりあえず「源泉徴収区分の登録」から押してみる。
「[販売ガイド]源泉徴収について」というページへのリンクが出てきたので、そのページから源泉徴収についての情報を少し読み、「所得税の源泉徴収とは、報酬を支払う際にあらかじめ税金を引いてお支払いさせていただき、会社がまとめて税金を納める制度です。」「著作物利用に対する報酬の源泉徴収の税率は原則として10.21%となっております。」というありがたいお話に感動した。
「源泉徴収の計算方法」には、「獲得クレジット交換時には、交換申請する獲得クレジット(作品の販売によって獲得された分のみ対象)から10.21%分を源泉徴収として差し引き、更に手数料2クレジットを引いた額が実際のお支払金額となります(1クレジット=110円換算)。例)■作品の販売で獲得した50クレジットを交換申請する場合 実際のお支払金額は、50クレジット(源泉徴収の対象となる金額)-5.11クレジット(源泉徴収10.21%)-2クレジット(手数料) = 42.89クレジットとなります。※アフィリエイトで得た獲得クレジットが含まれる場合、アフィリエイト分については源泉は行われません。」と書いてある。なんやかんやで何百円分かは消えるらしい。
「一度の交換につき一律2クレジットの手数料を頂戴します」ということは、一度換金を試して流れを確認した後は、たくさんクレジットが貯まってから換金するようにした方が良いかもしれない。
さて、「源泉徴収区分の登録」の話に戻る。
「源泉徴収は、『個人』のクリエイターの方のみを対象とします。」とのことで、その後はお金に関する難しい話が続いている。
「1か所から給与の支払いを受けており、給与所得および退職所得以外の所得の金額の合計が20万円を超えない方は確定申告 が必要ありませんが、住民税をお勤め先と分けて納付したい場合には確定申告が必要になります。」とのことなので、とりあえず越えてから考えようかと思った。
源泉徴収区分の登録の画面で、「著作権を『個人』で所有している」を選択し、「登録する」ボタンを押す。これで源泉徴収区分の登録は完了だ。
次は「振込先口座登録」。
登録可能な銀行口座は「三菱UFJ銀行 三井住友銀行 楽天銀行 ゆうちょ銀行」で、それ以外の銀行や信用金庫などの口座は登録できないらしい(2021年8月現在)。
振込先口座の情報を入力し、「確認」「送信」を押すと、「振込先口座の登録が正常に完了しました。」という表示が出た。
これで報酬換金ができるはずだ。
「獲得クレジット交換」のリンクを押してみる。
「換金を申請」の画面になり、「現在お持ちの獲得クレジット」の表示と、「換金希望 獲得クレジット数」の入力欄が現れた。
今持っている「11.31クレジット」全額を入力し、隣の更新ボタンを押すと、「お振込み金額」の計算表(?)が現れ、1244円分の収益から源泉徴収税127円分と、換金手数料220円分が引かれ、振り込み金額は897円となることが表示された。「支払い日は換金申し込み日の翌々月10日」なので、2021/10/10になるらしい。
220円分手数料が引かれるので、やはり報酬を貯めた方が良さそうだが、まずどのサイトでも一回換金を試した方が良いと過去の失敗から学んだので、このまま897円分換金してみる。ということで「換金を申請」ボタンを押した。
「換金申請を承りました。換金が完了し次第、メールにてお知らせいたします。」と表示が出た。これであとは換金を待つのみだ。
ピクスタで私の作品は数えるくらいしか売れていないが、一回一回の報酬はけっこう多いようだ。どんどん売れるほど継続して活動できたら、すごい収益になるかもしれない。
現在、ピクスタで作品を180枚登録中。どこかから作品へのアクセスをいただいているようで、最近急に売れたりもしたし、全作品が埋もれてはいないと思う。アフィリエイトでは換金額まで貯められていないが、ピクスタでは約900円の収益をいただけて良かった。
*
今、私のお小遣い稼ぎに使っているタブレットはもう容量がいっぱいである。
マイクロSDカードで容量を増やしたり、不要なアプリを消したりしてみたものの、どこかで容量を取られているらしく限界のようだ。
以前から音量ボタンや電源ボタンも不調だし、そろそろ新しいタブレットも買って、徐々にそっちに移行していくべきかなと思う。
その場合、やりたいことが二つあって迷う。
写真投稿とイラスト投稿だ。
写真投稿の場合、今写真を保存しているマイクロSDカードをこの先も使いたい。その場合、マイクロSDカードを入れることができるAndroidの機種を選ぶのが良いのだろう。
が、イラスト投稿をする場合は、iPadというタブレットがペンタブ並みに良いと、絵を描く人の間で好評らしいので気になっている。ブログのコメントで、iPadでもSDカードリーダーでマイクロSDカードのデータを使えるとの情報もいただいた。
一眼レフやパソコンも気になるが、未知の領域だし、まだ早いか……。
絵を描いてピクスタで売るということもしてみたいのだけど……。
あと、LINEスタンプ制作で稼ぐとか……。
コンデジ × ピクスタでの収益化も、タブレットでのお小遣い稼ぎも、機器の値段の元が取れるところには全然至っていないが、まだ夢見ている。
これも一種のギャンブルか。ちょっとしばらく電器屋さんに入り浸って、家電(?)の様子を探ろうかな? などと思っている。
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