ヨウコソ、Meteorヘ。

俺

1

みんなのことを知るうちに、僕は自分がどうして後悔しているのか、を考えていた。

いじめにあって、辛くなって生きていることをやめたくなって…。

これでスッキリしたはず、なのに。後悔している…？

｢あぁっ！！｣

｢な、なに？！ふゆっち？！｣

｢あ、るき、起こしちゃった？｣

｢いいよいいよ！どうしたの？そんな大声出して。｣

｢それが…俺の後悔している事分かったかもしんない！｣

｢え、ほんと？！どんなこと？てかこれ俺が聞いていいやつ？｣

｢聞いてくれる？｣

｢もちろん！｣

｢俺さ、一人っ子で、お父さんとお母さん、置いてきちゃったってこと、後悔してる…。お父さんにもお母さんにもちゃんと、ありがとうとかごめんなさいって言えてなかった気がして…。あとは約束守れてないや。｣

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｢おとーさん！！僕、大きくなったらおとーさんみたいな人になって、みんなを守るんだ〜！！｣

｢おお！そうかそうか！冬斗ならなれるぞ！｣

｢なぁに、冬斗。ルンルンしちゃって〜！｣

｢おかーさん！僕、おとーさんみたいになる！！｣

｢大きくなったら、お母さんも守ってね？｣

｢もちろん！！｣

ああ、そうだ。｢お母さんを守る｣って約束守れてないや。｢お父さんみたいになる｣って約束も。

なに1人で逃げてんだろ。俺って弱っちいなぁ…。

｢るき、俺、ちゃんと親に伝えなきゃ。｣

｢ふゆっち、伝えるんだね？｣

｢うん。｣

｢……分かった。こーくん！｣

こまくんが来た。

｢なんデスカ？｣

｢ふゆっち、伝えに行きたいって！｣

｢フユトくん、ではこちらに。｣

俺はこまくんと歩いていった。