同じくらいの歳の女の子

1

「そういやさ、あいりはここに来た理由ってあるの??」

ある日、ご飯を作っている時に聞いてみる。

「ん〜…なんなんだろう。わかんないんだよね…。」

あいりは考えている。

「あ、でも、前みたいに幸せになりたいって思ったかも。私の家もるきのとこと似ててさ。と言ってもるきのとこより酷くないけどね。私はるきの後に来たんだけど、るきはあの時、あんなキャラじゃなくて、なにか隠してる感じだったから。私はるきと話してみたくなって。声をかけたの。」

「そうなんだね、だから仲が良いんだ。」

「私ね、るきのこと好きなんだよ。お兄ちゃんに似てて。」

「お兄ちゃんが居るんだね?」

「そう、あとは弟が居るの。」

「3人かぁ…。」

「初めの方はすごくすごく楽しかったんだよね…うちの家族。わんちゃんも居たし。」


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