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パスタを食べながら思った。そういえばこまくんはお面をつけているし、どうやってご飯を食べるんだろう…?
こまくんの方を見ると
お面を横に置き、素顔が見えている。
さらさらの黒髪で暗めの青い目で可愛い顔をしている。ただやけどの跡が残っていた。
「こまくん、可愛い顔してるでしょ?」
あいりにいきなり話しかけられる。
「う、うん!!」
「やけどの跡っぽいの、見られたくないのか、目の色見られたくないのかわかんないけど、見せたらいいのにね。」
そう言ってあいりはパスタを口に運ぶ。
「こーくんはこーくんなりにあるんだよ、」
るきは真面目な顔をして言った。何かを知っているかのように。
「るき兄ちゃん!!」
るきの隣に座る小さい男の子と女の子。
「おっ、陽向〜!食べれた?」
「うん!」
「ひなも食べれた〜!」
「おっ!陽奈乃も偉いなぁ〜!」
その光景を見て微笑んでいると
「ふゆと兄ちゃん!陽向だよ!」
歯を見せてピースして自己紹介してくれた。
「ひ、陽奈乃ですっ、」
照れ屋なのかな、でも、頑張って自己紹介してくれた。
「よろしくね?」
「陽向と陽奈乃は双子なんだよ。な?」
「うん!僕がお兄ちゃん!!」
陽向くんも陽奈乃ちゃんも一部分に白い髪が混ざっている。
「男女の双子ってどっち?ってならなくていいから助かるよね!」
「確かに…陽向くん、陽奈乃ちゃんよろしくね!」
「はーい!」
と2人は駆けていく。
食べ終わった後
「あ、そういや…」
と、るきがニヤニヤしている。やばい。
「こーくん?」
こまくんは、なに?という顔でるきを見る。
「ふゆっちがさぁ、こーくんのこと小さい子……」
「……ワタシは小さい子じゃないでス。」
ほっぺたをぷくっとするこまくん。だめだ可愛い。
あいりは写真撮りまくってるし…るきは笑いこらえてるし…
「こ、こまくん…?」
ぷいっ、っとあっちを向いてしまう。
「あ、あの…おはぎ…」
おはぎと言う言葉を聞いた瞬間キラキラした目でこっちを見てくる。さっきのあの顔とは大違いだ。
「た、食べたいデス……。」
「こまくん、あっち行かない?」
すっかり日も暮れて、月が綺麗に出ていた。
「俺はちび達、風呂入れて寝かせてこよっかな〜。上で遊んでるだろうし。」
「私は掃除して、寝れない子と一緒に寝よっかな〜!」
「るきとあいりは寝るの??おやすみなさい、また明日!」
「おう!ってか、ふゆっち部屋どうすんの?」
「あ、聞いてない。」
「好きなとこ選べるよ?俺んとこくる?」
「え?!いいの?」
「大歓迎!陽向もいるし!」
「あ、ちなみに陽奈乃ちゃんは私の部屋ね!」
「るき!よろしくお願いします!」
「じゃあ!おやすみ〜!」
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