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どうやら、ここでの仕事は食事作り、掃除…
「忘れもの探し…?」
「そ〜!ここにいる人の忘れものを思い出せるように手伝うの!でもみんな知らないうちに思い出す方が多いような…?だからこれは一応?みたいな。」
「そうなんだ、るきは見つかったの?」
「見つかった、」
「けどここにいるんだ?」
一瞬、るきが暗い顔になった気がした。
「まぁ!俺の事はいーじゃん?他にもちょこちょこあったりするけど、ちゃんとしてたらすぐ終わって、こーくんとかみんなと遊んだり出来るよ!」
「出来るかな、俺…」
「ふゆっちの方がもっと出来そう。」
「ええ〜!」
「とりあえず、夜ご飯の準備すっか!」
「いきなりだな、今何時なの?」
「6時前」
「え…?」
「え、あ、来た時の時間と違うって?まあ気にしなくていんじゃない?俺も気にしてないから!あ、そろそろあいつ来ると思う。」
ドアの方を見ると、女の人が立っていた。俺と同じくらいの歳かな??
「来た来た!あいり!よろしくお願いします!」
「も〜、毎日それやらなくていいって!!……あれ君は新入りさん?」
「あ、えっと、冬斗です。」
「冬斗くんか!よろしくね!私はあいり!」
「よろしくお願いします。」
るきがニヤニヤしながら見てくる。無視しとこっと。
あいりはルンルンしながら
「夜ご飯はパスタにしよっかな〜!」
って言っていた。
「さすがあいり、おしゃれじゃん?」
「俺も手伝いますね。」
「わ〜!!ありがとう〜!るきとは大違いだなぁ〜?」
「あ〜、はいはい、手伝いますよ〜っと!」
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