第6話 アリスの扱き

 パストゥール王国の国王夫妻を側近から見ると、砂糖を20杯入れた茶を飲むようなものだという。今日もアリス付の侍女たちは、主人の見えないところで「陛下のはどうにかならないのですか」と目で会話をしていた。


 陛下のとは、アリスを膝の上に乗せての朝食である。ヴィクトルがそうする日は決まって、彼にとって妬くような出来事がある日である。今日からアリスは、レイモンと一緒に仕事をすることになっているのだ。


 レイモンをアリスに任せることを決めたのはヴィクトルであるとはいえ、自分以外の男と長い時間を過ごすのが許せないらしい。とはいえいつも、アリスの周りにはヴィクトル以外の男である騎士が侍っているのだが、それはカウントされない。


「今日からだったろ。アリスがレイモン殿下をびしばしと鍛えるのは。」

「びしばしだなんて、そんな。でもせっかくなので、農業のことをたくさんお教えしようと思います。……そんなことより陛下、膝の上から降ろしてくださいまし。」


 アリスの腰回りは、ヴィクトルの腕によってがっちり捕まっている。お腹辺りに腕を回されること自体が恥ずかしいというのに、側近も見ている前で寵愛されるのは、アリスにとって到底慣れることではなかった。


「なんでだ。いいだろ。私たちは夫婦なのだから。」

「そんなこと言って、昨晩だって……。」


 結婚してから1年経った妻とは思えないほど、アリスは頬を染めた。昨晩の寝台での出来事を思い出している様子のアリスを見て、ヴィクトルは満足そうに口端をあげる。


「昨晩とは?」


 ヴィクトルは、アリスの真っ赤に染まった唇を人差し指で撫でた。こうなるともう、朝食どころではない。少し濡れた唇に触れられれば、アリスはそれ以上ものを言えなくなる。桃色だったアリスの頬は、りんごのように赤くなる。


 熱を帯びるのは頬だけじゃない。それが分かっているヴィクトルはわざと、唇からうなじへと人差し指を移動させた。うなじを伝うヴィクトルの指先に、アリスは肩を震わせる。


「ヴィクトル様……。」


 アリスは、「もう勘弁してください」と言いたかった。しかし声にならなかったそれは、ヴィクトルの欲情を煽るだけだった。朝食室はいつの間にやら食事は片付けられており、周りに居たはずの側近らが居なくなっている。今日の二人の午前中の予定は、比較的時間に余裕があったために気を利かせたのだ。


「アリス。」


 甘くて蕩けそうな声でそう呼んだヴィクトルは、深い口づけでアリスをその手の内に沈めた。






 昼食を済ませたアリスは、農業用のドレスへと着替えて、アリスの畑へとやってきていた。諸事情により、今日のアリスの農業用のドレスは、首上までびっちりと釦が止められている。


「レイモン殿下、ごきげんよう。」


 待ち合わせをしていたレイモンは、すでにアリスの畑に居た。アリスを見るなり頭を下げたため、アリスも挨拶をする。


「ご機嫌麗しゅう、王妃殿下。本日よりご教示賜ります。」

「ええ。知りたいことがあったらなんでもお尋ねになってくださいましね。では早速。今日は採れ頃の根菜の収穫を行ってまいります。」

「根菜ですか。」

「ええ。収穫をされたことはございますか?」

「恥ずかしながら、根菜の収穫はこれが初めてです。書物で読んだり、農夫の作業を見たりしたことはあるのですが……。」


 レイモンはぽりぽりと鼻の頭を掻いた。アリスはそんな彼を見ながら、目尻を緩めて目を細めた。素直な人は得ね、と思った。これが、「書物や農夫で見聞きしたからできます」と言われたなら、教える気にはなれなかっただろう。


「レイモン殿下の初めての収穫に立ち会うことができて光栄ですわ。通常、王族が根菜を収穫するなんてありませんもの。」

「御教示お願いいたします。」

「もちろんですわ。今日はニンジンを収穫したいと思いますから、ニンジンの畝へとまいりましょう。」


 アリスの案内で人参が植えられている畑へと蟻の行列のように移動する。アリスは侍女のシュゼットといつも護衛についている騎士2名しか連れていなかったが、レイモンのお付きが5人も居る。アリスはそれがなんだか可笑しくて、笑いが漏れるのを堪えた。


 ニンジンの畝では、ニンジンの頭が土から少しだけ出ている。それが収穫の合図だ。アリスは「見ていてください。」とレイモンに言うと、手頃なニンジンの根本近くをしっかり持ち、それを一気に引き抜いた。


 するとつやつやの橙色のニンジンがアリスの手中に収まる。泥を綺麗に払い、それをレイモンへと手渡した。


「ニンジンの収穫方法はとにかく引っこ抜く!でございますわ。」

「引っこ抜く、ですか。」

「ええ。でもそれは、貯蔵をしない場合です。貯蔵に回す場合には、周りの土ごと掘り起こして、土ごと貯蔵します。ただわたくしの畑で貯蔵は行いませんから、今日はニンジンを全部引っこ抜いてまいりましょう。」


 アリスが笑顔でそう言う後ろでは、シュゼットが腕まくりをして、今か今かとニンジンの収穫を待っている。アリスの侍女たちは畑の面白さをすでにアリスから叩き込まれており、このシュゼットも早く収穫をしたくてうずうずしているのだ。


 からっと晴れた日の気持ちの良い空のような態度のアリスとシュゼットの姿に、レイモンは圧倒された。自国でこのように農作業に精を出す王妃と王妃付の侍女はいない。「さあ!やりましょう!」とアリスが弾んだ声をもらすと、わっと城中に響きそうな声で騎士と侍女が畑へと飛びついた。


「そろそろ終わりましょうか。」


 作業を始めてから3時間ほど経ったところで、アリスの畑に植わっているニンジンをすべて収穫することができた。しかも、レイモンの付き人も収穫を手伝ったため、ただニンジンを収穫するだけではなく、乾いた布で綺麗にニンジンが磨かれている。


「では皆様、こちらへとどうぞ。」


 レイモンはアリスが手招きした方へと目をやる。するとそこには、いつの間に準備されたのであろうか、木陰にテーブルセットとティーセットが準備されていた。少し離れた木陰には、大きな布が敷かれており、そこにもティーセットが準備されている。


「畑を手伝ってくださった皆様も、あちらで一休みください。」


 アリスがあまりにも自然な様子でそう言ったため、レイモンの付き人たちは「いえ、わたくしたちは……。」と慌てて首を横に振る。主人と一緒の場で休むなど、家臣としてはありえない。


「それはなりません。わたくしの畑では、畑仕事をしたものは、皆平等に休むと決めております。ほら、ご覧くださいまし。うちの騎士も侍女も一目散にあちらへと駆けております。」


 そうアリスに言われて、レイモンと付き人たちが視線をやると、すでにアリスの騎士二人とシュゼットは大きな布に腰をおろしていた。


「さあ、あなたたちも。では、殿下はこちらへ。」


 アリスとレイモンが椅子へと腰をおろすと、セリアが給仕を始めた。もう秋になったとはいえ、昼間に農作業をすると体が熱くなる。それを見越して、冷たいレモンミントウォーターが準備されていた。


「作業後に飲むこれが格別ですのよ。」


 レイモンはそっと口をつけて、酸味のあるそれを喉に流し込んだ。額にきらりと光るものがあるほど火照った彼の身体は、それによって少しずつ落ち着きを取り戻す。レイモンはそれが爽快に感じた。


 彼のエメラルドの瞳が、より大きく輝く。「こんなに美味しいレモンウォーターを飲んだのは、これが初めてだ」とレイモンは思った。


「美味しいでしょう。」


 それを見越していたかのように、アリスは子供のような笑顔を見せながら言った。畑仕事で汗を共に流すことや、美味しいものを共有することで、レイモンとの距離を縮めたいと思っていたのだ。


 レイモンを歓迎する夜会が終わってからというものの、レイモンとマリーの婚約発表を今か今かと待っている者たちが口を噤まなくなった。そのことで、ヴィクトルとマリーも頭を抱えている。


 それゆえ、レイモンがマリーに目を向けることがないように、かつ、農業の知識をしっかりと持って帰ってもらえるようにという、アリスには2つのミッションがあった。レイモンが農業へと夢中になるように仕向けるためにも、先生と生徒のように距離を縮める必要があると考えていたのだ。


「それにしても、王妃殿下の畑でとれたニンジンは、非常に実が大ぶりですね。」


 ニンジンのことについて質問をしてきたレイモンに、アリスは心を躍らせる。


「そうでしょう。うちの畑では良い肥料を使っておりますの。」

「良い肥料ですか。」

「ええ。」

「……しかし、わがラクールで育てるニンジンは、どんなに良い肥料を使っても痩せてしまうのです。」


 それを聞いたアリスは、はて、と考えた。


「それは、大寒波のときだけじゃなくて、ですか?」

「はい。あのように大きなニンジンが育ったところを見たことはありません。何度も農村へと視察に行きましたが、どれもやせ細ったものばかりで……。ですから、王妃殿下があれをニンジンと仰せになられたときに、少々驚いてしまいました。」


 ふむ、とアリスは腕組をして考える。一口にニンジンといっても、種によって色々な種類があり、大きさも異なる。しかし、やせ細ったニンジンしか見たことがないとなると、品種の違いで片づけられるものではなさそうだとアリスは考える。


「ひょっとして、間引きをされていないのでは……?」


 ニンジンを大きく育てるために大切なことを考えれば考えるほど、アリスにはそれしか思い当たらなかった。育てる過程で間引きをしながら周りの雑草も抜く。それをすることで、ニンジンに栄養を行き渡らせることができ、大きく育てられるのだ。


「間引き、ですか?」

「ええ。ニンジンは種を筋蒔きといって1粒ずつというより数粒さらさらと蒔くのです。なので、間引きをしないでいると、発芽した分だけ栄養が必要となりますし、隣の株との感覚があまりなくて、よく育たなくなります。痩せたニンジンしかできないというのであれば、間引きをしていないのが原因かもしれません。」

「なるほど……。」


 レイモンは何かを考える仕草をすると、すぐにアリスへと真っ直ぐ身体を向けた。そして、エメラルドの双眸はアリスを捕らえて離さない。


「不躾ではございますが、王妃殿下。」

「はい。なんでしょうか。」

「わたくしめに、農業のイロハを教えていただけないでしょうか。」

「……すでに陛下からはそのように賜っておりますが。」

「もちろん、そうではございますが改めてのお願いです。恥ずかしながら、わたくしは、このニンジンがどのように作られているのか、書物の中では存じ上げておりましたが、実際にこうして収穫していることを初めて触れました。もちろん、農村の視察へは伺っておりましたが、それは民の話や意見を集めるだけで、実際に触れることはありませんでした。」


 彼の話を聞きながら、アリスはそれが普通の王族であると思っていた。アリスのように畑仕事をする王族は居ない。民が住みよい王国にするために、彼らの生活を知り、よく検討を重ね、策を実行するのが仕事だ。


「これからも、ラクールは大寒波を受ける可能性があります。元々、寒い国なのですから。それなのに、そのたびに他国から食糧の支援を受けていたのでは、いつか国は倒れると感じております。王妃殿下。どうか、わたくしめに、ラクールを立て直すための農業の智慧を授けていただけないでしょうか。」

「……わたくしも、今はまだ農業の研究の道半ばにございます。それに、ラクールより温かい気候のパストゥールの農業が、ラクールに合うとは限りません。しかし、レイモン殿下がここで学んだそれが、全くの無駄になるとも思えません。隣国にも大切な命があります。ですから、殿下が責任をもって学んでくださるのであれば、わたくしは惜しみません。」


 アリスにとって、アリスが学んだことは、自分のためだけに使うものではないと自負している。レイモンが学びたいのいうのであれば、いくらでも教える気持ちを初めから持っていたのだ。


 彼女の返答に、レイモンはほんのりと両頬を紅潮させた。木漏れ日から差す日差しが揺れると、アリスの銀髪に輝きをもたらす。レイモンは、それをいつまでも眺めていたい気持ちになった。


「王妃殿下、ありがとうございます。」

「いいえ。しかし、わたくしの教育はスパルタですの。しっかりついてきてくださいましね。」

「はい。粘り強さだけは誰にも負けません。」


 こうしてアリスは、レイモンへと農業をみっちりと教えることとなった。王妃教育の教育ができるように身体へと組み込まれているアリスのことである。レイモンへの農業の教育課程は、留学を終える半年間にわたってみっちりと組んだ。それを彼に通達した際には、目が大きく見開かれたことを、彼の付き人たちしか知らない。






 アリスによるレイモンへの農業授業が始まってから10日ほど経った頃、ヴィクトルはレイモンをサロンへと呼びだした。普段は公務で忙しいヴィクトルであるが、この日は珍しく時間が空いた。そのため、留学へと来ているレイモンを少しばかり労いたいというヴィクトルなりの心遣いだった。


 ヴィクトルがサロンへと入ると、レイモンはすでに席へと通されていた。ヴィクトルの姿を見るなり腰をあげようとしたレイモンを見て、ヴィクトルは「ああ、そのままで良い。」とそれを制した。


 レイモンの対面の席へとヴィクトルが腰をおろすと、侍従たちは一礼をしてサロンから出て行った。傍にはマクシミリアンが控えているが、姿は見えない。レイモンとゆっくり話がしたいというヴィクトルの意向により、人払いがされているのだ。


「どうだ、パストゥールは。」


 侍従に準備されたティーカップに口をつけながら、ヴィクトルはレイモンへと投げかけた。しかし、ただのその一言だけで、レイモンを圧倒するには十分だった。


「……とても、良い国ですね。」


 頭の中が真っ白になったレイモンが絞り出した答えは、それだった。目の前に居るヴィクトルにどうしてこうもおののくのか、レイモン自身もよく分からなかった。アリスはあんなにも話しやすい人柄だというのに、その夫であるヴィクトルからはそれが感じられないのだ。


「そうか。それならよかった。」


 ヴィクトルの顔は笑っているというに、その琥珀色の双眸には緩みがなかった。むしろ、レイモンには冷たささえ感じた。


「なにか、楽しいことは見つかったか?」

「……王妃殿下に教えていただいている農業は、とても面白いです。」


 レイモンがそう答えた瞬間、ヴィクトルの肩眉がぴくりと動く。そして、さらにその瞳には冷たさがこもる。


「そうか。王妃は分かりやすく教えているか?」

「滅相もございません。王妃殿下には、とてもよくしていただいております。」

「……それならよかった。そうだ、街には出かけてみたか?」

「いえ。王妃殿下からの課題が多く、毎日寝る間も惜しんで本を読んでおりましたら、城下町へ出かける時間もございません。」

「そうか。時には時間をつくって城下町へと遊びに行くと良い。勉強をするためにも息抜きは必要だ。」

「しかし、ラクールが大変な状況の中で、わたくしだけ遊ぶというのは……。」

「なにも、ただ遊べと言っているのではない。我が国の活気を学ぶことも、ラクールに還元できることとは思わないか?」


 ヴィクトルにそう言われ、レイモンははっとする。


「目の前のことだけではなく、もっと広い視野をここでは学んでいくと良い。貴殿はまだ若い。国というものは、たった1つのことだけ持ち直せるほど、そう簡単なものでもないぞ。」

「……胸に、よく留めておきます。」


 その後、レイモンからラクールの現状について詳しく話を聞くと、ヴィクトルとレイモンのお茶会は幕を閉じた。レイモンが退室すると、隣の部屋で事の顛末を聞いて居たマクシミリアンが、大きな溜め息をつきながらヴィクトルの傍へとやってきた。


「主の前でなんだ、その盛大な溜め息は。」

「つきたくもなりますよ、みっともない。」

「なにがみっともなかったのだ?」

「王妃殿下とお過ごしになる時間が短いからといって、レイモン殿下にヤキモチを妬かないでください。しかも、大っぴらに牽制するのもやめてください。第一、レイモン殿下が王妃殿下を、なんて。万が一にもあるわけないじゃないですか。」


 やれやれ、とマクシミリアンが肩を落としながらそう捲し立てると、ヴィクトルはぐっと言葉を吐き出せずに黙ってティーカップへと口をつけた。茶はもう冷えている。


「……お前は実の兄だから分からんのだ。アリスの魅力に。」

「なにを。アリスがどれだけ可愛いかは、兄であるわたくしの方がよく存じ上げております。」

「むっ。お前の知らないアリスを、私はもっと知っている。私と二人きりのときのアリスが、どれほど可愛いかなんて、お前には教えてやらん。」

「聞きたくないので結構ですよ。それよりも、わたくしと話すときのアリスがどれほど妹然として可愛いか、陛下には教えてさしあげません。」

「なに?!」


 ヴィクトルとマクシミリアンがそんなくだらない会話をしている時、レイモンは暗い顔をしてサロンから後宮への廊下を歩いていた。なぜヴィクトルに呼び出されたのか、ヴィクトルが何を考えてあのような冷たい瞳を自分に向けてきたのか、彼には皆目見当もつかなかったのだ。むしろ、アリスの夫がヴィクトルであることが信じられなくなってきていた。


「それにしても、まだなのかしらね。」


 そんなレイモンの耳に、まるで針の孔へと糸がすっと通るように、女性の声が飛び込んできた。声のする方へと目を向けると、中庭にある洗い場で洗濯物をしている下働きの侍女2人の姿が見える。


「陛下と王妃殿下の御子?」

「そうそう。もう、ご結婚されて1年でしょう。まだ御子が授からないってことは、夜を共にされていないのではないのかしら。」

「貴方ってば下衆の勘繰りねえ。」

「でもそうでしょう?あれだけ熱愛されているのだとしたら、御子ができないなんておかしい話よ。」

「それはそうだけれど。じゃあ、あの熱愛ぶりが、演技だって言うの?」

「多少はそうなんじゃないかしら。じゃないと、あんな熱愛が1年も続くなんてこと、そうそうないものよ。私の幼馴染も熱愛されて結婚したけれど、1年も経てば落ち着いていたわ。」

「まあ、そうなの。」


 レイモンはその話を聞きながら、なぜだかパズルのピースがはまったような感覚に陥った。目で見たものだけがすべてじゃないことを、レイモンも嫌というほど知っている。仲良さそうにしていたヴィクトルとアリスの姿とて例外ではないことを、彼はこのとき胸に宿した。

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