第4話 拝啓 とうとう奴らも来ました。くそったれ。

 宇宙人との死闘があった後、当面の危機が去ったと思った人類がよかったよかったと幸せをかみしめていた時、突如謎のアナウンスが流れることとなる。


【世界名『宇宙世界うちゅうせかい』干渉率39.8…9…40%を超えました。理外種族りがいしゅぞくの発生条件を満たしたため、��スゑス�を展開。通常理外種つうじょうりがいしゅ8000種、特殊理外種とくしゅりがいしゅ1000種を無作為に配置………配置不可理外種あり。次元干渉型特殊領域じげんかんしょうがたとくしゅりょういきを形成………次元干渉型特殊領域の形成計40種成功。次元干渉型特殊領域展開後、配置不可理外種を順次配置…………配置完了。理外種の配置完了しました。】


【『宇宙世界』全種族へ階層制度を展開………30…50…70………100%……完了。】


【法則追加・変更……30……60……80……失敗……追加不可要素を含んでいます。追加完了数40483213/48943617。完了不可要素を管理者くぁ譁?ュa??へ報告……完了】


次元干渉型特殊領域じげんかんしょうがたとくしゅりょういき絶対結界ぜったいけっかい』展開……期限を30年に設定………完了】


 こんなアナウンスが流れ、本当の意味で世界は激変するしていく事になる。

 上のアナウンスをなぜこんなにはっきり覚えているかというと、もうすでに歴史の授業で習うぐらいには当たり前の内容なのである。はっきり言うと小学生でもわかるぐらい常識になりつつある。

 文部科学省も本気出し過ぎて半年に1回ぐらいのペースでテストに出るぐらいの徹底ぶりであり、忘れさせないため、この世界で生きていくための1つの知識として何度もテストに出すんだろうとのこと(先生談)。


 で、そのアナウンスの内容をざっくり簡単に説明すると

・モンスター全種類を世界に召喚しました。頑張ってください。

・今の世界じゃ生きていけないモンスターもいるから勝手に地形作ったり変えたりダンジョン作ったりしたよ!がんばってね!

・生きとし生けるもの全てにレベル制を導入したよ!強く生きてください。くそったれ。

・いきなりこんな世界に入れられても困るよね?だからモンスターが入れない結界作ったからその中で生きて強くなってね!ハゲェェェェエエエエエ!!!!


 なんじゃそりゃ…なんじゃそりゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!

 って怒り狂いましたよ私鍛冶鉄心かじてっしんは。10歳のころの俺はな?もっとささやかで平和で幸せな未来をな?描いていたんだよ。なぁ、わかるか?な?な?それっぽくなんとなく中高生になって部活で汗流すなり友達とたくさん遊んだりして甘酸っぱい青春を謳歌しまくる予定だったんだヨォ!!!

 そんで大学行くなり社会人になるなりして、仕事は決して楽ではないけど無難な職に就いて、同僚や先輩方、上司とかとそれなりに良好な関係で仕事をしてそんで疲れた心を彼女とかと休日デートしたり甘いキャッキャウフフしたりしてそんな毎日のあるタイミングで結婚申し込んだりして友人達に祝われながら…………結婚……式…………(絶望)


 いや、もう叶わない夢を語るのはよそう。

 とにかく、世界は隕石が落ちて宇宙人が攻めてきて宇宙船は落とせたが結局それも未解決で、今度はモンスターもやってきて、今までの常識が全部変わっちまってレベルやギフトやスキルや超能力や別世界の住人なんかが全部いきなりやってきてしかもバグってる三流小説も裸足で逃げ出すくそったれな世界になっちまったってことだ!!!!

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三流小説も裸足で逃げ出すくそったれなこの世界で なんにもできない @dekinai36

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