第3話 怒涛の如く変わりゆく世界

 そんなこんなで神様のご高説が終わり、人類はどう歩むのかを考えなければならなくなった時、またしても事態は急変することになる。

 世界各国に巨大な宇宙船がやってきたのである。そして問答無用で攻撃を開始。その結果、人類の数は当初の3分の1まで減少した。それなんてインデペン〇ンス・デイ?って思わなくもないけど、実際そうなってしまったのである。

 人類だって黙って攻撃されたわけではない。宇宙船に対して反撃を行ったが、なんかよくわからないバリアに阻まれこちらの攻撃が通らなかったのだ。砲撃にミサイル、様々な兵器を投入したらしいが、まったくの無傷でどうしようもなかったらしい。

 そんな中、とある北の国では核兵器まで使ったという。その結果、核兵器による電磁パルスが発生し、今まで傷1つ負わなかった宇宙船にダメージが発生していた。

 その報告を受け、いろいろ偉い人が話し合いの末、とっておきの兵器が登場することになる。迅速な対応が求められる中、迅速かつ綿密な作戦を某東の軍は遂行する。その際登場したのは、確か開発途中と公式では言っていたEMP爆弾なるものの大量投入により、東の大陸ア〇〇〇の軍が見事宇宙船を墜落させることに成功。

 それを皮切りに人類は反撃を開始し地球に来た宇宙船をすべて墜落させることができたが、やはり腐っても宇宙人、宇宙船は落とせてもそう簡単に討伐されることはなかった。宇宙人を見つけても、なんかすごい兵器に身を包んですごい強いらしい。そんで強いうえにどこかにいきなり消えてしまうもんだからなかなか捕まらないしで大変らしい。それは今、変わりきったこの世界でも変わらずそのままなのである。

 「宇宙人と出会ったら逃げろ」と言われている。逃げ切れるかは完全に分の悪い賭けではあるが、普通に戦って勝てる相手ではないのは確かで、並の人間では手も足も出ないのである。


 そうして宇宙船を墜落させた人類は一方的な蹂躙は免れたものの疲弊していた。正直どれか一つだけでも、多分世界史の教科書に載り、授業ですごいいろいろその瞬間のことを教えられるだろうレベルの出来事なのに、ここまでで既に3つも重大イベント発生である。

 まぁそのうえ今度はファンタジーお馴染みの出来事が発生するわけなんだけど…


「ここから無理ゲーが加速していくんだよなぁ…正直祝福ギフトとかあってもどうにかなるんかこれ…まだ成人してないからいいけど、あと半年で決めないといけないとかヤバすぎ!くそったれ!」

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