二人で夕飯を食べた後、俺は自室で宿題に勤しんだ。今通う令和高校は前まで通っていた高校より遥かに課題が多い。と言うのも日間課題、週末課題、月間課題と言うシステムに分けられているのだ。

日間課題は翌日までにやる課題であり、復習がメインのあまり時間がかからない課題だ。

週末課題は金曜に配布され月曜までにやる課題であり、翌週の予習がメインの課題だ。

そして月間課題は月の初めに提出する課題であり結構な量がある。一夜漬けで終わる量ではないため、コツコツ進めておく必要があるのだ。

ちなみに課題を提出しないと学年の担任団が集合し、終わるまで帰れない地獄を味わうことになるらしい。

結局土曜日の夜という貴重な時間は課題に消えたのだった。

そして日は変わり日曜日になった。まだ目を擦りながらパンをもぞもぞ食べている夏帆と予定の確認を行う。

「夏帆、今日は予定あるか？」

「んー、部活は休みだし無いよ～……。晋也は？」

「俺は病院にリハビリに行ってくるよ」

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