家に帰り、家族四人で揃って夕食を食べる。

ちなみに作ったのは俺だ。

今日作ったのは無難にシチューだ。

何か特別な味付けなどはしていない。

しかし夏帆も誠二さんも美味しいといってくれた。

やはり料理は好きだ。

しかし誠二さんには少しお叱りを受けてしまった。

俺は片足を怪我しているのでピョンピョンしながら料理したのだ。

まぁさすがにこれは俺が悪い。

そして夕食後、誠二さんと母から話があった。

「夏帆、晋也君、実は春乃さんと新婚旅行に行きたいんだ。突然だけど明日から少し家を空けることになる。二人で大丈夫かい？」

「急でごめんなさいね。けど誠二さん、明日からしかまとまった休みがとれないの」

本当にいきなりだな。

まぁ夏帆とは仲良くなれたし大丈夫だろう。

「あぁ、分かった。二人で楽しんできてよ」

「う、うん……分かった。(明日から晋也と二人っきり？)」

こうして明日から数日間、夏帆と二人っきりで過ごすことが決まった。

少しドキドキはしているが、俺たちは兄妹だ。

アニメにあるような展開があるはずは無いもんな。

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