甘い果実
タピオカミルクティーの後はバナナジュースが流行るらしい。
と、年下の先輩が話していた。
中途採用の僕には上司も年下が多い。
それはもう…、
気を使えば使う程にストレスがたまる。
10歳くらい年下のやつに、
敬語を使い、
おベッか使い、
嫌味を言われながら、
苦笑いするしかないのだ。
このストレスを和らげるのは、
酒と純鶏
エヴァ
そしてアイスコーヒーだけだ。
純鶏って何?って?
まぁ検索してみて。
いつもはアイスコーヒーを頼むのに、
そんな事もあって今日はバナナジュースを頼んだ。
残念ながら今日はあの娘はいないようだ。
どれだけ美味しくてもアイスコーヒー目当てにほぼ毎日のようには通えない。
目的は複数あった方がよい。
味覚的な癒やし
アイスコーヒーの絶妙な風合い
聴覚的な癒やし…。
好きな音楽を堪能しながら
視覚的な癒やし…。
自分好みの異性を見る。
足りないのはいつも精神的な癒やし…。
でも自分の想いが満たされて何もかもが癒やしの頂点にたっしてしまったらきっと
甘い果実みたいに腐ってしまう。
満たされたいけど
満たせば腐ってしまう。
甘い香りは罠めいている。
心を満たしながら腐らせる。
熟れれば賣れるほどに、
柔らかく
ねっとりと
人を腐らせる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます