第4話 期待されない子供




「うああぁぁーーー」


宿屋に帰った私は先の恥ずかしい言い合いを思い出しては呻いていた。


洗脳された宗教女のヒステリックに付き合わされてイラつき、馬鹿がする様な低次元の言い合いですらない言葉の応酬は私の羞恥心を激しく刺激した。


そもそも仲裁に入ろうなどと気を起こしたのが間違いだったのだ。多数の宗教が犇めき合うこの国で似た様な教義をあげていたので近付いてみたが、その本質は現実を見ない夢想家集団だった。


現実を見ずして何が救済か。


自分達が気持ちよくなる為だけに行動するナルシスト共め。


と悪態を吐きつつも、不用意に近付き刺激した結果がコレなので、自分が最も悪い。利己的な行動は自分を辱める行為だと知っている年齢である筈なのに。しかし、初めて人体に向けてスプレーを掛けたが、ああなるのかと人体実験をした時の高揚感もそれなりにあるしいい体験ではあった。


他人が苦しんでいる様を指差して嗤うのは性格が悪い人間の特権だ。





借りた部屋でワイン片手に寛いでいるとドアが叩かれた。


「お客様。騎士様がお見えです」


私はワインの赤色に酔っていた。


「あぁ通して構わんよ。鍵は開いている」


「失礼する」


入って来たのはフルプレートの甲冑騎士。


市内を周る治安維持の騎士たちは皮の軽装なので、お偉いさんか正装で話さなければいけない用事か。何方にしても手間な事だ。


「初めまして、ご機嫌よう騎士様。茶かワインでも如何かね?」


「いえ、此方から尋ねて来たのだからお気遣いは無用」


あー脳筋発見。


初めて会う人間が武装していたら警戒するに決まってるだろ。何されるか分かったもんじゃない。


「ではそヘルムの下を見せてくれないかな?初めて会うのだ。顔くらい見せてくれても良いではないか」


此方の目的を言ってやると、やっと飲み物を進めた理由がわかったのか騎士は暫く固まった後ヘルムを脱いだ。


「これは、重ね重ね失礼を」


蜂蜜色の短髪に彫りの深い顔。


恐らく40歳かそこら。体格もガッチリとしているし剣の装飾が過剰な事から上位騎士あたりかな。と当たりを付ける。


「まぁ座りたまえよ。腰を落ち着かせて話そうじゃないか」


「いえ、お構いなく」


もうダメなんじゃねぇかコイツ。


ヘルムの下を見せろと言った時点で此方が警戒している事は分かるだろうが。それに加えて座らないだと?


攻勢有利の立ち位置を守る時点で敵対する気しか無いじゃないか。


もう少し頭使えよ。


「それでは私1人座るのも居心地が悪いので私も立たせて頂きますかね」


そう言って窓を開け、何時でも飛び出せるように陣取る。


下を見下ろすと他の騎士は居なかった。隠れているだけかも知れないが。


「随分と警戒していらっしゃるが、何故か?」


騎士の目がギラリと光る。


「いえ、いきなり騎士様が訪ねてくるなど私にとっては大事ですからな。見ての通り根無し草ですので、この国について疎いのです。つまり、貴方が本物の騎士様かどうか検討がつきませんので警戒は当然かと」


「うむ、それもそうか。では、」


やたら、アッサリとした対応だ。浮浪者と変わらない旅人風の男に如何見られても構わないのだろう。


騎士は腰袋に手を入れゴソゴソとやると、巻物を取り出した。


「王命である。先日第三王子に渡した不思議な菓子を届けるように」


バカじゃねぇの


「私は商人ではありませんのでお断りいたします」


「そうよなぁ」


騎士は随分と困った顔になった。何故か苦労人の匂いがする。


こんな事で王命使うなよ。


「しかし、先立つものが欲しいのも事実ですので1つあたり金貨1枚でお売りいたしましょう」


腹だたしいので、吹っかける。本当に腹立たしい。


「おおっ!そうかそうか。礼はすぐ取らせる」


えっ?


「いや、美食家の王子が天上の味と城内で言いふらすので幾ら積んでも構わないと言われていたのだ」


お前らの王子1袋100円のキャンディで王命出すのかよ。


「では、今あるだけお渡しいたします」


そう言って騎士に2つのキャンディを握らせる。


「いえ、此処ででは無く、王宮でお願い致します」


ふぁっ!?




私はスーツに着替え、宿屋の息子に今夜の食事は要らないと伝えて騎士と王宮へと向かった。


道中で雑談をして分かった事だが、騎士の名前はエルニレッジ・フォウルと言うらしい。


親衛隊隊員らしく、第三王子には何時も手を焼かされているらしい。まぁあれじゃあ仕方ない。


「ご兄弟の第一、第二王子もお忙しい身ですからね。兄弟間の交流が少なく、寂しいのでしょうな」


「多感な時期ですからなぁ。身内の大人が支えて差し上げなければいけませんなぁ」


適当に騎士フォウルの愚痴を聞いていると王宮の裏口に到着した。女中達がありの如く働き回っている。


「おい、そこの女中」


フォウルが1人の女中を捕まえると、取引をする事を簡潔に伝え、部屋に通させた。


部屋で暫く待つように言われ、ソファーに腰を下ろすと若い女中が茶を持ってきた。


折角なので写真を2枚。


パシャリとレンズの切る音が2回聞こえ、排出口から写真が出てくる。


写真で団扇の様に扇ぐと、黒かった写真がじんわりと色を出していく。


女中は興味の強い性格だった様でチラチラと視線を投げかけて来た。


1枚を自分の懐に入れる。


私は手招きすると女中が近付いて来るのを待ち、隣に座らせると写真を手渡した。


青髪の美しい少女が映っている。


女中はビックリした様に


この絵はどの様に描いたのですか?と聞いてきたので、妖精さんが描いてくれたんだよと言っておいた。


女中を見ると頬が赤い。


先ほどの言葉を冗談と分かっていながらも、もしかしたら・・・と言うメルヘンへの淡い期待が彼女が女性になり切れていない事を表していた。可愛い。


|宮廷絵師に一度だけ見せる(イタズラする)事を約束して、出会いの印にと先程撮った写真を少女に渡す。


貴重な物だから折らずに大切にする様にと注意して仕事に戻した。


出された茶を飲んでいるとフォウルともう1人、赤毛の樽の様に肥った男が入ってきた。


鼻下のヒゲが美しい。


「君が天上の味と言われた菓子を売る商人かね?」


赤毛の男が話しかけて来た。


「商人ではありませんが菓子を売りに来ましたナイハラです」


「結構、さて君にお願いが有るのだが」


鼻下のヒゲを撫でながら赤毛の男が言う。


相手が名乗らない辺り今後の付き合いは無いと思う。


「お話だけ聞きましょう」


「王子の相手をして欲しい」


「それはどの様に?」


「話し相手でも、遊び相手でも構わない。王子の寂しさを紛らわせて頂きたい」


それは、余りにも私に利益が無い。私が商人だったならまだしも、唯の旅行者に頼む事では無い事は相手も良く分かっている筈だ。


ならば、


「30分につき金貨3枚でお受けいたしましょう」


相手をしてやるから金を寄越せ。いたってシンプルな取引である。


そして、この明らかに法外な要求を吹っかけて相手から交渉の席を立たせる。


これにより相手が上位者であろうと利益を含まない取引に応じないと言うスタンスと、やる気は無いと言う事を同時に示した。


子供の世話など女中にでもやらせておけば良いのだ。私がやる必要は無い。


「ふむ、では王子の教育込みでその値段で如何でしょうか?」


格差社会の闇を見た。市井では金貨1枚で十分な食料と寝床が当分の間手に入る。


さり気なく要求を増やした事以外は、まずまずな条件か。


それに、この国の格差は広い。貧乏人に人権は無いものと考えても良いだろう。


私も早く貧乏から脱却したいものである。


「私がお相手するのは本日1日だけですよ?」


ただし、子供とは極力関わりたく無い。


今日1日だけ頑張れば懐に多少の余裕ができるだろう。何事にも先立つものは必要である。


「ええ、構いませんとも。では、此方へ」


私は勉強部屋に通された。


部屋に入った瞬間にボフッと腹部に衝撃が走った。痛い。


「待っていたぞ!」


公園で会ったあいつだ。


腰に手を回し抱きついてくる。


この第三王子は多分ホモだ。流石王族、業が深い。


ドアマンの代わりをしてくれていた赤毛の男が目を開いて驚いている。


「おう、菓子持ってきたぞ」


私の不遜な態度に部屋にいた熟練の女中も驚いていた。


王子は気にして無い様なので此の儘で良いだろう。


先ずは固まっている女中に挨拶。


「ご機嫌よう。私本日限りで第三王子の教育を担当致しますナイハラと申します。短い間ですが、どうぞよろしくお願いします」


女中は私の挨拶を聞いて、動き出した。


「ご丁寧にどうも。私ママレアと申します。此方こそよろしくお願いしますね」


「それでは、時間も有りませんので早速講義でも始めましょうか?」


「折角ですので先ずはお茶でもいかがですか?」


私は未だに抱きついている王子を見た。


こいつ、菓子は次いでで話し相手が欲しかっただけじゃ無いのか。


「それでは有難く頂戴いたしましょう」


後々、契約に不備があったとか難癖付けられたら困るので早めに切り上げたい所だ。


暫くして女中が紅茶を持ってきた。茶会では無いので、作法も必要無いだろうが女中レディがいるのでゆっくりとした上品な動作を心がける。


目の間に青と白の色合いが美しい砂糖壺が置かれたが、手を付けなかった。


菓子は砂糖と蜂蜜を小麦粉で練り合わせて焼いた中指と親指を合わせた程度の円形のもので、歯が痛くなるほど甘かったので1枚だけ


で遠慮しておいた。


茶を飲んでいる最中の会話で第三王子は勉強が嫌いで、頻繁に城を抜け出して城下町へ行ってしまうと言う小言を女中から聞いた。本人は何処吹く風である。


全員が茶を飲み終わったのを確認し、さて仕事に取り掛かる。


「さて、お勉強の時間です本日は城下町へ行きましょうか」


「お勉強なのに本を使わないで良いのですか」


女中が問うが、社会科見学である。


「ええ、王子は勉強がお嫌いなようですので本日は市井に溢れる一般常識の勉強です」


勉強が嫌いなら歩き回って質問された事を答える方が楽だ。


護衛をお願いできますか。と女中に質問すると、騎士の一人が派遣された。若い男だ。


王子は騎士に対し余所余所しい態度であった。


所代わり城下町の大通りである。


流石に市民に変装した騎士一人だけでは不十分と判断されたのか後からチラホラと軽装騎士が辺りを伺っている。


「なんで、外に出たの?」


「お前の勉強に対しての情熱の無さはあの女中から聞いたからな。興味がある事が増えれば自然と知りたくなるもんだ」


王子は首を傾げていたが騎士は納得している様子だった


「わからない事があるなら聞いて欲しいと言うことだ」


「ねぇ、あれは何」


王子が指差す方向には串焼きの屋台。様々な野菜と肉が焼かれ、匂いで通行人の足を止めていた。


「串焼きの屋台だな。野菜の種類が多いから八百屋と強い繋がりがある事は見ての通りだ。只肉の種類は1種類。保存性か値段を抑えているかは知らぬが肉屋との繋がりは弱いのかもしれない」


「繋がりの強弱は重要ですか?」


騎士が聞いてきた。お前もか。


「仲が良ければ、他の商人に口利きして貰えるかも知れないし、悪ければ繋がりのある店全てを敵に回す。他には、店の情報を仕入れたいときは繋がりの強い他の店に聞くのが良い」


一息に質問を返し、王子に銀貨を1枚握らせる。


王子はキョトンとしている。


「折角だ。3本買ってこい」


王子の背を押した。


早足で屋台の前に並んだ。


「良かったのですか?」


騎士が聞いてきた。


「今日は常識の教育です。会計時の計算と社交性、市民が普段どの様なものを口にしているか。得られる情報は多い筈です。勉強嫌いな子供に対して、勉強に興味を持たせるのが今日の私の課題ですから」


「なるほど、良く考えられていますね。しかし何故3本なのですか?」


分かっていても分からぬ振りをする事は大変重要なポーズだ。


少し声が弾んでいるのは若さ故だろう。


「貴方も一緒に如何です?貴方も城を出る機会は少ないでしょうし」


「ご馳走になります。しかし何故分かったのですか」


「歩いている際に視線が良く動いていたので、最初は周りを警戒していると思ったのですが、それにしては装飾品店や食事処に目を向けている時間が長かったですし、それに周囲に散開している兵隊達の意味が無くなってしまいますから」


この人は王子の近くに気を配れば良いだけなのだ。いざという時の盾になる事が仕事の筈だから。


「・・・お恥ずかしながらその通りです。何分城内で欲しいものは全て揃ってしまうので」


照れた様に頰を掻く。若者の初々しさは微笑ましいものだ。


「そう言えばお聞きしたい事が。城内の図書は一般公開されていますか?」


「いえ、関係者のみに閲覧が許可されています」


「なるほど、それは残念です」


市民に見せられない事が書いてあるのか?


単純に市民が馬鹿であった方が都合が良い事は分かるのだが。


「ナイハラさんも関係者になれば閲覧が許可されると思いますよ」


何となくお誘いされた。


「いえ、根無し草ですので」


「そうですか、残念です」


会話が途切れると丁度王子が帰ってきた。


王子が私と騎士の会話を邪魔しない様に気を利かせた事を察した私は頭を撫でてやった。


「よく出来たな」


王子は少し嬉しそうである。


串焼きと釣り銭を渡される。釣銭は表記された価格と比べ違いはなかった。騎士を連れた子供から料金を多めに取る程度胸が据わっているわけではなかったのだろう。王子は騎士に串焼きを渡すと質問を投げてきた。


「何で串に刺して焼くの?いっぺんに焼いた方が楽なのに」


手間に対しての利率の質問だろうか。


「まず、皿を使う必要がない。皿を洗う手間が省けるのだ。次にナイフとフォークを使う必要がない。子供も気軽に食べる事ができる。客層を増やす事が出来るのでより多く売れる。串に使われている木串も安いので原価を抑えられている。若干の手間で利益が上がる事を考えた商人の鑑のような商品だよ。大変良く出来ている」


「串を食材に刺しただけなのに随分と評価しているのですね」


騎士が茶化してくる。


「例え誰でも考えることの出来る単純な考えでも、そこから得られるものには高い価値がある。利益ある思いつきは金銀では買えないが、利益ある思いつきは金銀に変える事が出来る。これは不可逆なのだ、それを良く分かっている人間は立派だ」


私は王子の方を見る。


「お前も立派な大人になりなさい。只歳月を重ねただけの人間はデカイだけの子供だ。大人と子供には明確な線引きがされている。その線を越えた者だけが大人になれるのだ」


私が子供の頃から親に言われてきた事を教える。私は大人でこいつは子供だから。


大人は子供の標識になるべきだ。標識を守るか守らないかは子供次第だけど、大人のそれは義務なのだから。


「さて、さっさと食べるぞ」


頂きますと言ってからもぐもぐと焼き串を食べる。味付けなど無い。塩さえも振っていない焼いただけの肉と野菜。肉は野味が強いし野菜は品種改良されていない為か甘く無いし筋張っている。食えなくは無いので前食べた塩スープよりは幾分かマシである。


2人の様子を見たが、私と大体同じ感想を持っている様子だった。


「私の口には合いませんね」


騎士が言う。


やはり、城内の騎士ともなるとエリートなのだろうか。一般より良いものを食べる事が出来るようだ。


「出回っている塩の精度が低過ぎて使い物にならないので仕方ない部分もありますがね」


岩塩は鈍く光り海塩は精製の仕方が不完全だ。海塩については不純物が多く想像する限り、薪で熱しているだけだろう。


「美味しくない」


王子もあまり気に入らなかった様だ。


ただ、食育はここからである。


「残すなよ。料理には命が使われている。食べる為に殺したなら食べなければならない」


今日の食育の主となる部分だ。目的の為に行動したなら、その結果は目的の為に使われるべきである。


「市井の一般的な軽食だ。お前が如何に恵まれているのかを良く考えろ。働きもせずに貪る者は家畜と同じだ。食べる権利は働く義務によって生まれるという事を知れ」


「じゃあ、お手伝いでもすれば良いの?兄様達はそんな事してないよ。女中に怒られちゃうもの」


過去に何かしらが有ったらしい。善意から手伝おうとした結果がそれでは確かに報われない。


「国、延いては人にはそれぞれ役割がある。女中に闘わせる騎士など居ない。王が他人の生活の手伝いをするのは役割を逸脱しているのだ。お前の仕事は女中の手伝いでは無く、多彩な勉強だ。上に立つ者は常に先駆者でなければならない。人々を導く光で無ければ国という集合体を正しい方向へ向かわせる事が出来ないのだ。多岐にわたる道を正しく照らすのは膨大な知識と経験に他ならない。経験は刻によって齎されるので先ずは知識を得よ。刻を有効に使うか無駄に垂れ流すかは知識に依るのだから」


「けど、勉学は嫌い。本を読むより外で遊びたいよ」


「ならば、草木から学べ。自然の営みから学べ。風がお前に語りかけ、生活がお前に示す。座って学ぶのが嫌いならば歩きまわって学べ。本が全てでは無く世界が全てなのだ。当たり前の事を注視せよ。解らぬ事に目を向けよ。それがお前の知識になる。それがお前の力になる」


「ん〜。良くわかんないっ!」


「学ぼうとする姿勢が大切って事だ」


王子はまだ首を傾げている。難しい話であっただろうか。嚙み砕き、与えるという事は大変なものだ。小学校の教師とかストレスフルな毎日を送っているに違いない。


もう適当で良いか。


「女中に外出に関して文句の一でも言われたら、自然の営みを学んでいたと言えば良いって事だ。解ったな?」


「わかったっ!」


騎士は呆れ顔だ。


まぁ、私は教師では無い。先方もそれを判って私を雇い入れたのだからなに、問題は無い。


その後も行く先々で質問をされ続けた。騎士が居る手前、ある程度分かりやすい説明を強いられては居るが、逆に言えば騎士に分かりやすいと思わせれば私の評価が下がる事は無いだろう。10代と20代の理解力の差は大きいのだ。


城下町を歩き回った結果、約束の教育と言う名目は果たされ、仕事を終えた私は金貨を12枚手にする。お互い不満無く仕事を終える事が出来るのは気持ちの良いものだ。


「丸1年は働かずに過ごせるな」


不味いものを不衛生な環境で食べる事を我慢さえすれば私の言葉は現実に成るだろう。


無論、そんな気は無いが。


十分な金を得たのだ。贅沢も許されるだろうから砂糖でも買って酵母の質を上げるかな。


陽は沈み始め、闇の帳が降りてくる。


早朝にでも市場へ行こう。


明日が楽しみだ。




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