第15話 まず貧困地域の住人約1000人をビクンビ〇ンさせる(後編)
ここから先は、ある程度かいつまんで話すことにしよう。
そこから3時間ほどかけて、俺はラムス街の【女性】に触れ、ビクンビ〇ンさせて支配下に置いた。
ある程度落ち着いた後は、群衆たちを連れて、主要施設の制圧にかかる。
道具屋、宿屋、教会、酒場、金貸し、兵士詰め所、薬屋。
一軒ずつ訪問し、少しづつ支配下に置いていった。
手荒なことはしていない。
主要施設の関係者ですでに【ビクスキ】の虜になった【女性】にお願いし、メンバーを誘い出したのだ。
結局、この日ビク〇ビクンした人間の数は、956人。
ラムス地区住人の、ほぼ全員である。
出稼ぎに出ていた者、既婚者なのに隣の地区へ浮気しに行った放蕩娘、1日中寝ている飲んだくれなど、ある程度取りこぼした【女性】もいたが、数日かけて接触していった。
何はともあれ、俺とライナは1日でラムス街の大半を制圧した。
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「みんな、2つだけお願いがある」
夕方、もはや世紀末の様相を呈しているラムス街の広場に、俺は群衆を集めた。
「なんですかドミーさん!」
「あなたのためなら地の果てまでいきます!」
「ドミー万歳!」
全員の【傾向】を満たして完全な配下にするのは、はっきりいって不可能である。
なので、ちょっとした指令だけ与えることにした。
「1つ!俺を見かけても必要以上に喜ばないこと!ラムス街に数日滞在するが、普通に接してくれ!」
まだ必要以上に目立つわけにはいかないからな。
「「「「「1つ!ドミー様を見かけても、普通に接する!!!」」」」」
「2つ!それとなくで構わないから、他の地区に俺の噂を流してくれ!奇跡の腕を持つ男がいると!!!」
「「「「「2つ!ドミー様の噂を、それとなく流す!!!」」」」」
「よし、じゃあ、みんな解散!」
「「「「「解散!!!」」」」」
その後は、急激に元のラムス街へと戻っていった。
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ラムス街騒動 後始末記
ドミーがラムス街で大暴れした日ー、
当然だが、この騒動はラムス街以外の地区でも気づかれていた。
だが、住人は「また貧民が暴れてるよ…」と思い、たいして気にしなかった。
もともと、何があってもおかしくない貧民街である。
また、このような時に鎮圧を任されたとある人物がいるのだがー、
「ドミーと添い遂げるううううう!!!」
「ダメだ、アメリア隊長は完全におかしくなっている!」
「縄で縛って放り込むんだ!急げ!」
なんらかの理由で錯乱しており、役に立たなかった。
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あんのにっき 6がつ7にち
きょうは、どみーさまがまちにやってきた
みんなをさわった
わたしもみんなも、どみーさまがすきになった
レムーハ記 資料集より抜粋
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ドミー王がラムス街にやってきた日は、「狂乱の日」と呼ばれている。
臣民は、ドミー王を見た瞬間に悟った。
この方が、我らの救世主であると。
みんな歓呼の声を上げ、我らが王にひざまづいた。
レムーハ記 用語集 草案
メモ:まあ大体あってるけど、なんか経緯を省きすぎじゃない?私の活躍も書いてないし…もう一度書き直すように。 ライナ
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