第8話 ビクスキ!第1章まとめ(これだけ読んでもOK!)
1.あらすじ
人口の99.9999999%が【女性】で構成される異世界、レムーハ。【女性】は特殊能力である【スキル】を使って生計を立て、【女性】同士で子孫を成し、死んでいった。
しかし、突然変異の結果、【男性】として誕生する者もいる。本作の主人公ドミーもその一人だった。【男性】は子作りができず、生まれつき【スキル】を持たないため蔑まれ、大半が奴隷として生を終える。ドミーもその例に漏れず、奴隷として各地を転々とした後、【アレスの導き】という冒険者集団で荷物持ち兼雑用としてこき使われた。最終的に、ささいないざこざから、リーダーであるロザリーに【アレスの導き】を追放される。
失意のドミーの前に現れたのが、翼の映えた謎の【男性】コンチであった。コンチはドミーに、触れた【女性】をビクンビ〇ンさせ幸福感を感じさせるスキル、通称【ビクスキ】を授ける。このスキルで【女性】を支配し、レムーハの王となるよう告げ、コンチは去っていった。
戸惑うドミーだったが、【ビクスキ】を使い、通りがかった落ちこぼれのC級冒険者ライナをビク〇クンさせる。今まで体験しなかった感覚を知り、戸惑うライナ。だが、【ビクスキ】で自分のステータスが強化されると知り、そして自らの過去と決別できたことを知り、行動を共にすると決意する。
こうして、決して王道とは言えないコンビの旅が始まるのであった。
2.主要人物
ドミー〜主人公。20歳。レムーハでは1000年に1度しか生まれない【男性】と呼ばれる種族。【スキル】を使えないため【奴隷】として扱われており、鬱屈とした感情を抱えていた。【ビクスキ】を獲得し戸惑うも、【女性】を支配するため立ち上がる。
ライナ〜偶然ドミーと出会ったC級冒険者。15歳の【女性】。ステータスとスキルがなかなかレベルアップできないことに焦りを感じ、単独で行動している。脇を触られると弱い。ドミーに対しては、支配は受けつつも積極的に加担せず、行く末を見守りたいという中立の立場を取る。
コンチ〜天使の出で立ちでドミーの前に現れた謎の【男性】。年齢不詳。ドミーに【ビクスキ】を授け、レムーハの王となるよう唆す。興奮すると早口になる癖がある。
脳内の声~ドミーに【ビクスキ】のナビゲートを行う脳内の声。おそらく【女性】。コンチに、ドミー達の状況を報告しているようだ。
ロザリー〜冒険者集団【アレスの導き】を率いるA級冒険者。16歳。ドミーを荷物係としてこきつかってきたが、ささいなきっかけにより追放する。ドミーにはなんの思い入れもないように見えるが…?
3.用語集
触れた女性をビク〇ビクンさせるスキル~言葉通りのスキル。通称【ビクスキ】。一度触れられた【女性】は強烈な感覚と幸福感に包まれ、ドミーの支配下に置かれる。
レムーハ〜本作の舞台。広大な面積を誇り、モンスターが数多く生息している。唯一の知的種族である【女性】は、各地に町を作り暮らしている。
スキル〜この世界の【女性】が使える特殊能力。ライナの魔法攻撃【ファイア】やロザリーの斬撃による衝撃波【インパクト】が存在する。
異世界記憶~コンチによってドミーが見せられた、別世界で【男性】が大活躍する世界の記憶。ムフフな記憶もあったが、ドミーは内容をいまいち理解できていない。
冒険者〜レムーハにおいて治安維持やモンスター退治を請け負う傭兵的存在。ランクによってA〜Cに分類される。
モンスター〜レムーハの各地に出没する非知的種族。小型〜超大型まで種類は数知れない。肉体が頑健なオスが、群れを率いているケースが多い。
アレスの導き〜ロザリーが率いているA級冒険者集団。【戦士】のロザリー、【魔法士】のレイーゼ、【拳闘士】のルギャの3人がメンバー。
ゴブリン〜レムーハでは一般的なモンスター。身体能力に勝るオスが主導権を握っている。
癒しの薬草〜その名の通り、体力を回復させてくれる薬草。苦い。
復元の香炉〜【ビクスキ】で乱れたあれやこれやを復元してくれる便利アイテム。陶器で出来ている。
シックスパック〜筋肉量が豊富な【男性】だけに見られる肉体的特徴。レムーハでは、【男性】の象徴とされている。【女性】でも不可能ではないが、そこまで肉体を鍛え上げることに執着する人物は少ない。
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