43)紙面の中で愛を叫ぶ
突然ですが、愛を叫んだことあります?
皆さん、こんにちは。ムシムシとした暑さの中、PVが増えるような話をちっともしないすなさとです。(でも、帰らないでっ)
実はですね、すなさとの作品(と言っても、さしたる作品数もありませんが)は、ジャンルが「恋愛」にもかかわらず、作中で登場人物(特に男キャラ)が「愛している」と告白したことがありません。
最も直接的な表現でも「好き(大好き)」止まりです。(小学生かいっ)
私は恋愛の絡んだ物語が好きなので、そういう作品を読むことが多いのですが、作中で「愛している」という言葉を見つけるたびに、「うちの男子は、絶対に言わねえな」と悩んでしまいます。
なんで言わないのだろうかと考えていたんですが、ようやく思い当たることが一つ。
私自身が、「愛している」と言われたことがない!!
おいおい、確か結婚してなかったか? と思ったあなた、
「愛している」とささやかれなくても結婚はできるんですよ。
( ゚д゚)ナニカ,モンダイデモ?
つまり、「愛している」と明言されなくても、愛を獲得した(のか?)という経験がですね、男子に愛を語らせなくさせている!!
そう思って自分の作品を思い返してみると、本当に面白いくらい自分の気持ちを言わない。けっこう酷い。
で、どうなるかというと、あの手この手で慮れるであろう空気を作る。これできっと相手にも伝わっているはず、みたいな。(いやいや、本当に大丈夫?)
さあ、そんな愛の表現なのですが、頑張って「愛している」と言わせてみようと考えたことがあります。しかし、普段から使ったことがない言葉なので、どこでどう使えばいいか分からない。無理やり入れると、思わず作者が照れてしまう。
慣れないことはするもんじゃないと、早々に諦めました。
あからさまに求愛しない男性の美学──と言ってしまうと綺麗に聞こえますが、うーん、どうですかね。あらためて考えると、それなりに危険をはらんでいる美学だなと。そんな男ばかりを書いている私が言うこっちゃないのですが。少しばかり反省です。
と言うわけで、今後はもう少し気持ちを言葉にしてみようと思った次第です。男性諸君、拒否ってないからOKだろうなんて、間違っても思っちゃ駄目ですよ!!
皆さんは、どんな風に愛を叫びますか?
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