34)タイトルは作品と作者の顔では?
自主企画では多くの方の参加をいただきます。すなさとの企画は条件をいろいろ厳しめに出しているので、企画の目的(すなさと好みの作品の発掘・紹介)に沿わない作品はそんなに出てこないんですが、それでもやはり参加作品を見て固まってしまうことが時々あります。今日はそんなボヤキです。
今回、固まってしまったのは、タイトル(タグ・キャッチコピー)に「メス」という言葉が入っている作品です。正直、女性を「メス」呼ばわりすることには同じ女性として非常に不快感を覚えます。だって、「メス」ですよ。これ、女性はただの性の処理対象であり、そもそも人じゃないって言われているような言葉です。なんて女性を卑下した侮蔑的な言葉だろうかと。
ちなみに、ジャンルはラブコメです。
ノリで使った? 最近、こういう表現ありなんですよ? いやいや、ないですわ。少なくともタイトルとして使う必然性が、
例えば、物語の中で女性が差別を受ける場面の演出として使うというのならまだ分からないでもない。こんな言葉を吐く人物です。悪印象を読者に与えるには効果的かもしれません。また、衝撃的な内容を凝縮してタイトルとして表現した時にこうなったというのならまだ頷ける。(まあ、ここまでして付けるのですから、ただのラノベ程度の娯楽作品じゃあないですよね)
でもね、捻りもなくただ「メス」って言葉を使っているだけじゃあ、不快感以外何も伝わらない。
タイトルって作品の顔であると同時に、作者の顔でもあると思うわけです。カクヨムはただ小説を投稿するだけのサイトではありません。交流機能というものが付いているわけで、少なくとも、ノリや流行りで前述のような侮蔑的な言葉をタイトル等に平気で使う人と私は交流するつもりはありません。まあ、どうせ、こんなうるさい女と交流するつもりはあちらにもないでしょうが。
ちなみに、同じラブコメ作品でも、私の企画の条件を熟読し、さらに私の企画が目指しているものを理解した上で「NGワードがタグ(タイトル)に入っていますが、主さんの趣旨に反する作品ではない」と作品を投げてくる方がいます。当然、だいたいの場合が全く問題がないわけですが、一方で、条件として記載されている言葉だけを表面的に理解して、NGワードに入っていないからと作品を投げてくる方もいます。前述の「メス」もそうです。確かにNGワードとして記載はしていませんでした。
そんなに一から十まで言わないとダメですか。まがいなりにも小説を書いているんだから、行間を読んでくれ。そもそも、
「メス」という言葉には「ラブ(愛情)」も「コメ(笑い)」もありゃしねえよ。
と思ってしまった今日この頃でございます。
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