14)書式を読む?
先日、「ざまあ」という言葉をカクヨムで活動をして覚えたという話をしましたが、他にも覚えたこととして三点リーダーの使い方があります。
「…」←この三つの点のことですね。なんでも、これは二回繰り返すのが正しいらしく、「…」でも「………」でもダメらしい。
へえ、そうなんだ。昔はそんなこと言ってなかったな。そもそも、三点リーダーなんてものがなかった時代は、「・・・」だったな。と思ったわけですが、この三点リーダーだったり、その他の書き方を、「これが出来ていないと小説じゃない」みたいに言う人がいます。
まあ、書式は万人が読みやすいよう用意されたルールのようなものなので、この言い分も一理あるとは思います。しかし、基本的に「過ぎるは良くない」というのが私の考えでして、この小説の書き方にしても報酬をもらって書いているならいざ知らず、趣味で書いているうちは、そこまでこだわる必要があるのかと思うのです。
書き手としては、三点リーダーの多用は表現力のなさを露呈しているようで、あまり使わないよう頑張っています。(つまり、私の話で「……」が出てきた場合は、ほぼほぼ作者が困ってます。あははは) ルールを知ってしまった以上、使用する場合は出来るだけそのルールを守るようにと努めています。はい、一応。
万人に広く読んでもらいたいとするならば、当然意識して使えばよく、そこに異論はありません。
しかし一方、読み手としてはどうかと言うと、そんなに気にはなりません。そもそも私は三点リーダーを読んでいるのではなく、物語の設定だったり、キャラの心情だったり、心にしみるセリフだったりを読んで楽しんでいるわけです。書式の美しさを楽しんでいるわけではありませんし、段落が一字下がってなくても、「─」の付き方が個性的であっても、物語が面白ければそれでOKです。
小学校の作文を添削しているわけではないのですから、そこまで書式に縛られなくてもと思うわけです。まあ、とは言え、やり過ぎはやはり読みづらくはなりますが。ちなみに私は改行(空白行)のやり過ぎが苦手です。ここまで来ると、ほぼ好みですね。
時々、書式が間違っていると鬼の首を取ったように指摘している人を見かけます。また、書式の基本がなっていない小説は最初から読まないと言い切る人もいるようです。
なんてもったいない、と思います。これだけの投稿数があると、書式の拙さなんて気にならない話に出会えます。これを楽しまずして、カクヨムではないと思うわけです。なぜなら、商業的な視点も意識せず、経費も時間も度外視で書かれた作品が山とあるんですから。
プロを目指すなら当然気を付けないといけないものかもしれませんが、そのさじ加減も本人の問題で、こちらでとやかく言う問題ではないのかなと。
皆さんは書式についてどうお考えですか?
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