前のエピソード――10）すなさと、文字数に悩んでみる

　ええ、今度は「姉さんかい！」って思ったそこのあなた。そうです、おっさんの次はおばさん……だと、何か違うので姉さんを語ろうかと思います。

　今、私の作品に姉さんキャラが出てきております。で、裏設定で、この姉さんにはさらに姉さんと呼べる上級の姉さんがおります。もう、ここまで来たら本筋にほぼ関係ないのですが、すなさとには大いに関係がある（？）ので、こういう裏設定をなぜか真面目に考えちゃいます。

　で、すなさとは姉さんキャラに何を求めているかと言うと、

　やっぱり、全部。

　おっさんと同じですね。また、いきなり話が終わってしまいそうなので、頑張って引き伸ばします。

　なぜ、姉さんキャラが好きかというと、その熟れに熟れまくった体と心意気です。女として高品質なのは当然のこと、何ものにも負けないしなやかさを持ち合わせています。そんな姉さんキャラとおっさんキャラがぶつかるとどうなるか。まさしく頂上決戦の様相を呈してきます。ベッドの上は食うか食われるかの覇権争い、まさに戦場です。（これ、なんの話ですか）

　そんな姉さんキャラですが、私の中では「手弱女（たおやめ）系」「遊（あそ）び女（め）系」「クールビューティー系」に大別されます。姉さん、三大勢力です。

　というわけで、以下、すなさとの妄想がさらに続きます！

◎手弱女（たおやめ）系

　優美、清廉、高潔が基本型。控えめで典型的な撫子（なでしこ）です。恋は一途で、多少面倒臭い所もありますが、男性より前に出ることを良しとせず、恋人・夫に尽くします。教養も高く、政（まつりごと）に関わることも多いことから、計略・策略に長けています。その高嶺の花的素養とそれに反するような色香が、征服欲を掻き立てます。

　一方で、愛情が深く、情け深い一面もあり、強い信念のもと動くので味方に付けるととても頼りになる女性です。

◎遊（あそ）び女（め）系

　自由を謳歌し、何ものにも縛られないがモットーです。全身から溢れ出る色香が最大の武器で、数多（あまた）の男性と浮名を流しています。男は利用するもの、使うものとしか考えておらず、自分にどれだけ尽くしてくれるかで男の価値を測るところがあります。

　派手な男関係に惑わされがちですが、教養もあり手弱女系とは互角にやりあえるだけの実力は持っています。あと、意外に義理堅い一面もあり、面倒見もいいです。

　周囲からは誰にも本気になることはないと思われていますが、しかしその実、本気になると急に純情派に早変わり、上手く思いを伝えられずに秘めた恋を押し通す場合が多いです。

◎クールビューティー系

　男と対等に渡り合い、女として舐められることが大嫌いです。また、お節介な姉御肌で、周囲からの信頼が厚いのも特徴です。男勝りなイメージが強いですが、意外に女としての弱さも持っています。そのギャップが可愛いく男心をくすぐりますが、本人は気づいていません。また、男の耐性が低いのも特徴で、本命にぐいぐい押されると一気に落ちます。

　ナイスバディの健康美を誇りエロかっこいいので、年下男子には憧れの的となりますが、本人は年下男子にまったく興味がありません。対象外の相手は男と思っていないので、相手が着替え中だろうが、入浴中だろうが、ずけずけと入っくる図々しさもあり、男の自尊心を激しく踏みにじります。

　はあ。ざっと、まあこんな感じでしょうか。もう、すなさとの妄想全開です。

　どの姉さんにも共通する絶対的条件として色気がありますが、これがなくなるとただのおばさんに変化します。こうなると、もう誰も手がつけられません。怖いわあ。

　ちなみに、すなさとはどうかというと、はい、ごめんなさい。気を付けます。