応援コメント

エピローグ」への応援コメント

  • こんにちは。
    重たくなりそうなテーマを読みやすい文章で、自殺を遂げたい人とそれを支援あるいは救えるなら救おうとする人という特殊な心情に読者も寄り添えるように描かれる力量に感嘆しました。
    伊東姉妹それぞれの想いも興味深いですが、主人公がこれからどうこのプロジェクトを発展させていくのかいろいろ想像してしまいます。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございました。
    テーマを重いものにしたので、ポップな文体になるように書きました。その部分の調整に力を入れていたので、褒めていただきとても嬉しいです。
    古谷の行き着く先がどうなるのか、いつか書きたいなあと思っています。


  • 編集済

     先ずは、美しい文章の流れと描写力は素晴らしいの一言に尽きます。
     ストーリーの構成と伏線の回収も鮮やかで、そこに浮かぶ努力と才能には脱帽でした。

     ここからは一個人としての感想ですので、読み流してください。
     正直、内容がキツかった。
    志願者を淡々と見送る主人公の心理は理解しがたいものでした。
     私の持論ですが、この世に正しい事、間違った事というのは存在しないと思っています。
     それはあくまで、『自分』にとって都合の良い事と悪い事だからです。
     故に善悪の概念は曖昧なものと考えます。
    自殺についても同義と言いたいところですが、これは少し違う。
     仮にも『その人』は自分が生きる為に他の命を犠牲にしてきたのです。
     それは食事であり、興味であったり、欲望であったり……

     私達は生きる為に多くの生命を奪ってきた。その生命達の生きたいという願望を踏み躙りながら。

     私自身いや、人は皆、死にたいという想いは少なからず抱く事があります。
     中には私の想像を超える苦痛を抱える者もいるでしょう。
     ですが、これまでの犠牲達へ、そして生きたいと願う者への責任放棄にも似た行為に思えるのです。
     だかこそ、その犠牲に敬意を払い、生きる責任を全うしなければいけない。

     本当にすいません、つい熱くなっちゃいましたね。
     これは私の勝手な考えですので、気にしないでください。

     何故、こんな事を書いたのか。
    それはあなたに『力』があると思ったからです。
     正直に、あなたには才能があると思います。 しかし、力を持つ物は相応の責任も抱える事となります。

     どうか、これからの作品で読者に◯を与えて下さいね。
     心揺さぶられる作品に出会えた事感謝します。有難う御座いました。

    どうかこの感想は削除して下さいね。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    自殺というセンシティブな題材もあって、読む人にとっては本当につらいものがある作品だったと自分でも思います。そんななかこの作品と向き合って考えを残してくださって、本当にありがたい気持ちです。

    善悪というものはないが、自殺については少し違う。
    なるほどと思いました。たしかにそれまでその人を積み上げてきた命や犠牲、みたいなものを無下にしてしまうことは確かにあると思います。いま、なかと様のお話と「自分の意思で生まれてきたわけではない」というふたつの考えのなかで揺れています。こういう作品を書いていることもあって、考えるべき問いである気がしています。

    刺激をありがとうございました。
    もしよければこのコメントを残しておきたいのですが、なかと様が気になるようでしたら削除していただいて大丈夫です。


  • 編集済

    自主企画「恋愛感情のない男女二人」から読ませていただきました。
    古谷くんと伊東さんの恋人ではなく、どちらも思春期らしい「生きること」の悩みを抱えた同類。そんな2人の距離感が見ていて心地よかったです。

    テーマは「自殺」だったので暗い話かなと思いきや、軽快でスッキリとした文体で、そのおかげでサクサクと読むことができました。
    文体も重たいとなかなか精神力がいるお話だと思ったので、とてもいいバランスだなあと全体を通して感じました。タイトルも暗さとポップが同居してて、作品にピッタリでいいですね(^^)

    プロローグとエピローグの作りや、継承し繰り返される自殺支援プロジェクト。そういったものが混ざり合わさって、どこか奇妙なループ体験をしたような、とても不思議で面白い読後感でした。
    1章ごとの区切りが会話文でバッサリと終わる、その書き方にも惹きつけられて「ああこれは素晴らしいセンスだなあ」と毎回堪能していました笑

    最後に、生きることの意味を求めていた古谷くんが、二代目にすっぽりと収まるのがいいなと思いました。そこに執着している古谷くんだからこそ、自殺を望む人からも、生きる意味を見いだせるかもしれない。また妹さんの死に関わろうとするのも、伊東さんの死を止められなかった彼なりの償いなのかな、と想像していました。
    そしてその古谷くんの姿を見たら、伊東さんはどんな風に感じるのかな、とも考えてしまいました。やり方こそ違えど彼女の意思を継いでいるので、笑顔だったらいいですね…

    私自身、生きることの意味や自殺を題材にした小説を手掛けていたので、好意的に読ませて頂きました。
    これからも創作活動頑張ってください(^^)

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございました!
    二人を恋愛関係とは別の絆で結びたくて書いたので、ちょうどいい企画だと思い参加させていただきました。

    仰るとおり、あまり重くなりすぎないように気をつけて書きました。私は結構重くて暗い文章を書いてしまうことが多くて軽快な文章を書くのは難しかったのですが、そこを褒めていただいて本当に嬉しいです。

    古谷くんは伊東ちゃんと考え方が違うけど、彼だからこそ自殺志願者に生きる希望を見いださせることが出来るんじゃないかなと思います。伊東ちゃん、古谷くんの姿を見て喜んでるといいなと、私も思います^^

    構成とか文章のこととかお褒めの言葉をたくさんいただいて、ニヤニヤしながら読ませて頂いてます。似た題材を扱っているということで気になったので、赤狐さんの作品も読ませて頂きますね。

    ありがとうございました!

  • 「読み合い企画なんでもござれ」から、来させていただきました。

    上手い表現が出来ませんが、とても良い作品でした。

    読ませて頂けた事に、感謝を

    ありがとうございます。

    作者からの返信

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。
    楽しんでいただけたなら幸いです◟̊◞̊
    今読んでいる作品が終わったら、田中幸樹様の作品も読ませていただきますね!

  • ずっと自殺賛成派だと思っていたら反対派でしたか……!

    「死にたいからとりあえず死ぬ」も、自分のエゴなのかもしれない。

    本当にその通りですね……
    面白かったです!

    作者からの返信

    最後までお読みいただき、ありがとうございましたっ!

    自殺には反対するけど、でもどうしようもないときは仕方がないんじゃないかなと思います。主人公の古谷君は自殺を容認する一方で助けられる命は助けようとしました。その場の勢いで死ぬよりはよく考えてから死を選んで欲しいと思います。

    もったいないお言葉、ありがとうございます。


  • 編集済

    理沙と理那に隠された真実。
    そして、理沙をはじめとした登場人物たちが望んだものと、望まなかったもの。
    現代社会に潜む様々な「人間」の問題を切り取ったようなお話だと感じました。

    いずれ理那が望むもの。
    もしかして理沙はこの未来を予想していたからこそ、後継として古谷を選んだのでしょうか。

    秘めた感情と、真実がストーリーの謎とマッチしていて最後まで楽しく読むことが出来ました。
    人によって好みがわかれる作品かもしれませんが、私は好きなお話でした。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございます!
    さまざまな考察をしていただいて、作者としては本当に嬉しい限りでございます◟̊◞̊
    元々は自殺という社会問題をメインで描いているつもりでした。そのはずだったプロットもどんどん膨らんでしまって。
    楽しんでいただけてなによりです。ありがとうございました!


  • 編集済

     自殺というテーマに対して、どういう答えを導くのだろう、と思い読み進めさせて頂きました。『死にたいのもエゴ、希望を見つけて欲しいのもエゴ』、この答えはとても腑に落ちます。
     というのも、自殺ではないものの、私も『エゴ』というテーマで作品を書いたことがありまして……。結局は、それぞれに思いがあって、それをぶつけるしかないんですよね。
     このお話は最後、希望を見つけられなかった人のためにあるかもしれない希望を主人公が探そうとします。だけど、その思いを決して強制はしていません。
     自分の思いを押し付けてしまう人もいる、考えを決めつけてしまう人もいる、この世の中に対して、考えの受け入れ方、受け止め方の話をしているのかなと感じました。

     それと、五話の「んー、あの人は、自殺したよ」から最後までの見せ方すごく好きです(*´ω`*)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    やはり世間には「自殺は悪」という考えが蔓延していますからね。反応にビクビクしながら公開した作品でしたので、そう言っていただけるととても嬉しいです^^
    自殺を決行する人って、生きていることの方がつらいからそういう選択を取るんですよね。伊勢さんが仰るように考えを決めつけてしまう人間が少なからず存在していると思います。

    嬉しいお言葉、レビューまでありがとうございました(^^)

  • 自殺という重めのテーマでありながら、
    人という本質をこれでもかとこれでもかとコンパクトに、ドラマチックにまとめた
    作品でした。

    短編という短い字数のなかでここまで美しく、儚く物語に落とし込むのは大変だったでしょう

    この物語を通して、

    結局、人は繋がりを断ち切れない生き物なのだと
    僕は思いました。

    命を投げ捨てれば、きっとその人の【物語)はそれまで。
    でも物語というのは、誰かに繋がるからこそ物語と言える訳で――

    陳腐かもしれませんが、そういった意味で彼らの物語はずっと主人公のなかで生き続けると思いました


    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    私自身が自分の生に意味を見出せていないからこそ生まれた作品なんじゃないかなと思います。
    そういうこともあって、おっしゃる通り、執筆するにあたり物語の構成に悩まされました。
    お褒めの言葉をいただけて大変嬉しいです◟̊◞̊

    やはりどう頑張っても繋がりができてしまうもので、それが生に繋ぎ止める場合もあれば死を誘う場合だってあるんだと思います。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。川乃さんの作品も順番に読ませていただきますので、しばしお待ちください……◟̊◞̊

  • 読もう読もうと思ってた作品を読めました。一気読みです。良い作品でした。

    『自殺支援プロジェクト』というタイトル名からだと、どうも死が軽くなるんじゃないかと思っていましたが、読んでみると違ってて、といっても死を重く見過ぎる訳でもなく、「適切な距離」って印象を受けました。

    読み終わると何とも言えない感覚になりますが、この何とも言えない感覚が小説本来の良い所なのかもしれません。ずっとどこか記憶に残る小説でした。

    私は特段の死生観なんて持ってないので何とも言えませんが、伊東さんの気持ちはわかる気がします。被害を受けてない妹への嫉妬、復讐(?)を糧に生きること、こういう心情が非常にリアルだなぁと。歪な感情ですが、事実、そういうものかもしれないと思います。

    あと、そつのない文体の所々に入る表現がオシャレだなぁと。『心臓が跳ねた』とか。短い文と言葉のチョイスで上手く表現できるのは流石だと思いました(見習いたい……)。

    ともかく良かったです!今後も応援してます!

    作者からの返信

    五味さん! 最後まで読んでいただきありがとうございます。

    小説の世界では綺麗な感情が描写されることが多いですが、実際は抱く感情のほとんどが歪で、一般的に醜いと言われる類のものなのではないかと思います。

    おっしゃる通り、自殺というものとの距離感を大切にした小説だったので、そう言っていただけたことがとても嬉しいです。

    描写や言葉選びに関しては私が五味さんから学べることの方が多いと思うので、五味さんの作品をもっと読みたいなーと思ってます◟̊◞̊

  • 重めなテーマだと思いましたが、驚かされるドラマチックな展開ばかりだったので、最後まで楽しく読ませていただきました。
    「生きてればいいことがある」というのが他人のエゴという考えも分かりますが、それでもやっぱり私はいろんな人に生きててほしいと思うので、古谷さんが少しでも他人を生かせるかもしれない道を選んでくれて良かったです。

    作者からの返信

    最後までお読みいただき、ありがとうございます◟̊◞̊

    誰かに生きていて欲しいと願うのは、言ってみればその人の勝手な意見なわけで……。それでも生きていればいいことがたくさんあるという意見もあるわけで。
    人に生きていて欲しいと願うことが正義なのか、未だに私は回答を見つけられませんが、物語の中で古谷くんは自分を納得させる回答を見つけたそうです。(私の勝手な回答の一つではあるので、それが正しいのかは分かりませんが…)

    こういう作品はやはり希望のあるエンドにしたかったので、そう言っていただけると救われます。
    ありがとうございました。

  • はじめまして。自主企画より参りました。
    「…・うーむ」と読了してからもざわざわと心がしています。
    私も10代の頃、いや今でも自殺したいことはたまにあり
    そのたびに「つらい気持ちを話してね」的な相談機関には反感を覚えていて。
    というか「い●ちので●わ」にお世話になったこともあるのですが
    そこで酷い応対を受けたことも。
    でも今思うのは反対にあそこで優しくされてたら死んでいたかもとも。
    伊東さんや古谷くんは優しすぎるのかも知れない。
    「最後の始末くらい自分でしろ」とつっぱねられる2人だったら
    なんだかんだと生き続けた人も居たのかな…そんなことを徒然と考えました。
    そう突っぱねることができたなら、の2人のストーリーも見てみたい
    そんな気持ちでいます。

    作者からの返信

    コメント、レビューまでありがとうございます◟̊◞̊

    仰る通り、某いのちの電話やカウンセラーなど、たしかに志願者のことを想ってくれてはいるのでしょうが……。死にたいと思ったことのない人間の言葉は届きづらい部分もありますしね。

    レビューに書いていただいた、メーターの話、とても腑に落ちた感じがします。いい表現ですね。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。楽しんでいただけたなら幸いです。

  • 自主企画から参りました!
    一瞬で引き込まれ、一気読みしてしまいました……。名作ですね。
    『死』について深く考えさせられます。
    エピローグでプロローグの場面に戻る展開、私好きなんですよ。

    素敵な作品をありがとうございました!

    作者からの返信

    コメント、お褒めの言葉までありがとうございます◟̊◞̊

    Syuonさんの好みに刺さって良かったです……!
    こちらこそお読みいただきありがとうございました。Syuonさんの作品も是非読ませていただきます!

  • くうぅ!面白いっ!素晴らしい作品です。
    あっ5話まで【真剣】読み合い企画参加ありがとうございます🙇‍♂️
    先を予測させない見事な構成力、群を抜いていると感じました。アイスコーヒーのくだりや妹に会わせないシーン、会話の随所にもヒントが隠されていましたね!少しは当たっていたのですが(見栄) あらかた驚かされました笑 やっぱり読み合いする人の作品は面白い!良い出会いをありがとうございます🍅

    作者からの返信

    こちらこそ素敵な企画をありがとうございます!
    テーマ(タイトル)の出オチで終わらせたくなくて、構成の方にもかなり力を入れました。そう言っていただけて本当にうれしいです。

    予想されてしまいましたか笑
    なかなかの猛者ですね……!笑

    読み合いすると自分にない良さを持つ作品に出会えるので、そこから自分の構成力や表現をアップデートできますからね。自分で言うのもアレですが、間違いないかもしれません!!笑

    改めて素晴らしい企画をありがとうございました!

  • とまと様の企画から来ました。

    読み終えた第一声

    「わぁ…」


    ラストはまさかの妹さん…。びっくりです。
    最初のプロローグと最後のエピローグが同じで日で、間の話は回想シーンだったんですねー。

    すごい作り込まれていますねー。
    描写が非常に分かりやすく、読みやすかったです。

    是非ともコンテストに出していただきたいです。実写化して見たい…(`・ω・´)ミルミル


    自殺という見方が変わりました。
    広告でよく「1人で抱え込まずに相談しよう」とか「悩んでいたらここに電話して」とか投げかけるフレーズがありますが、この作品では自殺志願に対して面接を行うという新しい形式が出てきて面白い形式だなと思いました。

    エピローグでは主人公が『救える人は救いた
    い』と理沙さんと一緒に活動して心境の変化、成長が感じられました。

    うまく感想が伝わったでしょうか?もし間違ってたらすいません…。

    これからも頑張ってください!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    展開の作り込みにはかなり力を入れたので(展開がコロコロ変わり過ぎてもテーマが疎かになってしまう……)、そこに触れていただいたのは嬉しかったです◟̊◞̊

    実は他の賞の選考中なので、これをプロトタイプに長編でも書こうかなと、漠然と考えております笑

    やはり世間の「自殺は悪」という風潮はなくならないのかなと思っておりまして、それに一石投じるじゃないですけど、救うことばかりが正義じゃないんだよということを書いた作品でした。正解のない問いですのでこの方法が正しいとも限りませんが、新しい形式と褒めていただいたのは嬉しい限りです。

    たくさんのお褒めの言葉、ありがとうございました。悠さんの作品ももちろん読ませていただきます!

  • ああ、妹さんだったんですね……ラスト震えました。面白かったです。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございました!
    井ノ下さんのお言葉、励みになります。

  • 全話読みました。凄く面白かったです。
    話が凄くまとまっていて、最後まで全く予想がつきませんでした。 
    その最後の結末もしっかりとそれまでの伏線が回収されていてとても面白かったです。
    このような面白い話をありがとうございました。

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございました!

    嬉しい感想をいただいて舞い上がっております◟̊◞̊


  • 編集済

    どこか軽い雰囲気だなあと思いながら読み進めていたんですが、終盤のどんでん返しにはやられました。
    僕の「死神博士」と被るところもあって、ああ、こういう展開にもできるんだなと感心しました。普段ファンタジー要素ありで話を作っているので勉強になりました。
    第七話の最後で、ヒロインはどんな表情をしていたのでしょう。思わずそういうことを考えてしまいました。 

    誤字修正されるとのことなので消しておきます。

    序盤については、あの軽さが後半では別の意味を持ってくるので、あれはあれでいいと思います。ヒロインの秘密が明かされる部分はそのおかげでむしろ衝撃的でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。

    テーマが重いので、文体があまり重くなりすぎないようにと考えながら書いた作品でした。バランスが難しいなと思っていましたが、今でもこれでよかったのかなと思うことがあります。

    どんでん返しという点においては、そこそこ上手に伏線をはれたかなと自分で勝手に思っております。

    「死神博士」、楽しく読ませていただきました。こちらこそ「こんな展開の書き方もあるんだ」と勉強になりました。

    誤字の報告ありがとうございます。早速修正いたします。

  • 全話読ませて頂きました!
    面白かったです!私は、ミステリーの心持で読みました。
    伏線の数々や、読みやすい文体、それもただ読みやすいのではなく、新代さんの個性の含まれた文体が、良かったです!

    実のところ、読んでいてリアリティは感じなかったので、それが何故なのかと、考えながら読み進めました。
    そして、それは私の中に「自殺」が存在しないからだと思います。「自殺」は私の世界にはなくて、画面や文字の中だけにある物です。
    だから、この作品の彼、彼女等に共感はしません。ただ、共感はなくとも、理解はできます。
    この人たちの中には、私と全く異なる経験から培われた哲学がきちんと存在しているのだな、と納得できました!

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。
    テーマやタイトルのせいで重く見られがちなので、軽くて読みやすい文体を意識していました。それが伝わってよかったです。

    普段死について考えることのない方から共感をいただくのは、やはり難しいですね。勉強になる感想、ありがとうございます◟̊◞̊
    そういう方に少しでも自殺の悪い面以外を考えていただければと思って書いた作品でもあるので、そのような感想を頂けて嬉しいです。

  • 忖度なしで感想を書きます!
    にご参加ありがとうございます。

    面白かったです。
    明るい乙一みたいだな、と思いました。
    少なくともぼくがカクヨムで触れた作品の中では一二を争うくらいのプロットでした。

    あ、まず佐倉の台詞で
    〉「ああ、君を責めるつもりではないんだ、それだけは勘違いしてくれ」

    ここは勘違いしないでくれ、の間違いだと思うので忘れないうちに書いておきます。

    なんか怖いなあ。
    いい話のような読み味なんですけど、目の前で何人も死んでて平然としている高校生たち、めちゃくちゃ異常ですよね。
    平然としてはないのかもしれないけど。
    伊東が美辞麗句並べたところで結局犯人たちを殺すことが最たる目的だし、こう、めちゃくちゃもやもやします。笑 純然たる意味での確信犯というか。
    それにあてられてる古谷も怖い。まあ方針は違うけど、どうしても死ぬって言うなら見送っちゃうわけですよね……
    ただ、ぼくは、どっちかっていうとすべてを綺麗にまとめるより「あれどう捉えたもんかな」って余地が残されてるほうが好きです。

    睡眠薬とかどう調達してんの? とか、自殺支援プロジェクトを調べてる警官って見るからに警官って感じの制服着てるもんなの? とか、細かいところで思うところはあったんですが、まあそんなのは些末な話です。
    面白かったです(reprise)。
    レビューも書きたいけど難しいなあ、何書こうかな。

    作者からの返信

    拙著をお読みいただき丁寧に感想までありがとうございました◟̊◞̊
    誤字のご指摘ありがとうございます。直しておきます。

    たしかに読者に委ねる終わり方だと読み手の心に残りやすいですからね。私は割とすっきり終わらせてしまうことが多いので、今度はそういう作品も書いてみようと思います。

    うちに秘めた異常性と言うのでしょうか。乙一作品にもよく出てきますね。人間性という言葉からはかけ離れた人間の心情が好きで、実は他の作品でこれをテーマにしたりしています。

    書いてくださった細かい違和感については完全に私の勉強不足です。教養をつけます。

    「おもしろかった」「一二を争うくらいのプロット」というお褒めの言葉、素直に嬉しいです。丁寧な感想、本当にありがとうございます◟̊◞̊


  • 編集済

    自主企画から来ました。

    一話目だけ読もうとおもっていたのにひきこまれてぜんぶ読み終わっていました……! 伏線のはり方や回収が見事で、勉強になりました。最後の一文まで気を抜けませんね……! 長いとおもったのにあっというまに読み終わっていました。文体も癖がなく読みやすく感じました。主人公の気怠げな感じとか、ヒロインの場違いな雰囲気などにも惹かれます。素敵な作品をありがとうございました。

    自殺願望について深く考察する小説を書いたり、自分が実際自殺願望を持っていたりするので、題名からひきこまれました。あの、無理を承知なのですが、もし可能であれば私の拙い作品(珈琲店アナログアンブレラ。)を見ていただけると嬉しいです。貴方に感想をいただけたらと(この作品を読んで)強くおもいました。

    自主企画に参加させていただいたのですが、でもNG扱いのファンタジーなので、もちろんこのコメントや作品はスルーされるであろうというこころづもりでいます。ご迷惑おかけして申し訳ございません。

    作者からの返信

    コメント、及び『くもりのちはれ、ときどき死体』に続き私の拙著をお読みいただきありがとうございます。
    読者を驚かせるような小説、「自殺」というテーマなのに暗すぎない小説、ということを意識した作品だったので、ピンポイントで褒めていただいて嬉しさと同時に驚いております……◟̊◞̊
    カクヨムに初めて投稿した作品だったので、当時は文字数の基準がわからず、1話あたり一万字越えという暴挙に出てしまいました……。そんな長い作品を読んでいただきありがとうございます。実は私も自殺願望を持っているので、なんとなく親近感が湧きました。

    あの文言は、異世界ファンタジーの作品が集まりすぎて現代ドラマが埋もれることを危惧して追加したものなので、一応参加作品には全て目を通すつもりです。実は今読んでいる長編を終えたら、珈琲店のお話を読もうかなと考えていました^ ^

  • 約2万5千字という短編の中に、様々な伏線が盛り込まれ、引き込まれました。
    何回も読み返したい名作です。

    レビューの方もしっかり書かせていただきます。

    あと水を差すようなことを言うのですが、新代さんのこだわりだったら申し訳ないです。どの作品も一話一話の文章量が長めですね。私の感覚としては一話二千文字前後、多くても五千文字くらいに分けると、もっと読みやすくなあ、と思います。
    あくまで個人の感覚です。

    お節介でした。

    素晴らしい作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    コメント、レビューありがとうございます。
    もともとWEB投稿するつもりのなかった作品ばかりなので、一文が長かったり、二千字区切りの中に対立がなかったりと、1話1話の起伏がなくなってしまうので……。
    どうしようかと考えた結果こうなりました……

  • 自主企画を立ち上げていただき、ありがとうございました。
    タイトルだけ見た時は暗い話なのかな?と思ったのですが、読んでみたらあまりの面白さにあっという間に物語に引き込まれてしまいました。
    理沙も妹も佐倉も何か隠していそうだな…とは感じていましたが、次々と暴かれる真実はどれも想定外のものばかりでした。
    とにかく構成が素晴らしくて、「こういう小説を書けるようになりたい」と心の底から思える素敵な作品でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    楽しんでいただけてよかったです◟̊◞̊
    読み手があっと驚くような展開に出来たらいいなと思っていたので、そう言っていただけると嬉しい限りです。
    まさか私の小説が誰かの目標になる日が来るなんて、本当に光栄です◟̊◞̊

  •  この度は読み合い企画を立ち上げて下さり、ありがとうございました。
    この機会がなければ、出会うことのなかった数々の物語。感謝いたします。
     この作品の構成の素晴らしさ。また、難しい題材にもかかわらず冷たい暗さだけでなく、そこかしこの文章の隙間から微かな光を感じさせることのできる筆力に、圧倒されました。
    月並みな言葉かもしれませんが、言わせて下さい。すごく良かったです。

    作者からの返信

    企画の参加及びコメントを頂きありがとうございます。
    個人的に自殺や鬱々しい感情をテーマにした作品が好きで、でもありきたりな物を書きたくなくて、そんな思いで書いた作品でした。
    こういうテーマのものは暗くなりがちだと思います。テーマの本質を忘れず、しかし希望も何処からかこちらを見ている、それが伝わったのは作者として嬉しい限りです。
    お褒めの言葉、ありがとうございます◟̊◞̊

  • 考えさせられる小説でした。心に刺さりました(*ov.v)o

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    実は作者自身も自殺が良いものなのか悪いものなのかよくわからない状態なので、柚月さん自身の答えを見つけていただければ幸いです◟̊◞̊

  • 読みあい企画から来ました。
    非常に良く寝られた物語の構成と登場人物の子気味良い会話が秀逸です。

    作者からの返信

    企画にご参加いただきありがとうございます。
    構成やテンポ感を意識して書いた作品だったので、それが伝わったのは嬉しいです。^ ^