4話 夕食後の一時


神崎親子と家族になって初日の夜。姫華さん手作りの夕食を食べ終え、風呂から上がった俺は、リビングのソファーでお笑い番組を見ていた。ちなみに親父と姫華さんは仲睦まじく自室で寛いでるようだ。



ちなみに神崎は風呂に入っている。風呂は話し合いの結果、俺、神崎、姫華さん、親父の順で入ることになった。風呂の順番について夕食を食べている時に話し合って姫華さんがジャンケンで決めようってことでジャンケンで決めたのだ。


「フゥ〜気持ち良かったぁ〜」


リビングの扉が開く音がして神崎が入ってきた。

ピンクのパジャマで揃っている。まぁ、なんというか可愛いねははっ。しかもめっちゃいい匂いするし。なんなの女の子。


「神崎もテレビ見るか?」


一応兄妹なのだ。兄妹らしく振舞おうとテレビを見見ようと誘ってみた。神崎は一瞬驚いたような顔をした後にへらと小悪魔気味に笑って俺の隣に腰掛けてきた。


「なになにー、お兄ちゃんらしくしようっての?うりうり〜」


何が面白いのかしらないがニヤニヤしながら頬に指を押し付けてくる。あぁ、ウザイ!可愛い!いい匂い!可愛い!


「えーい!やめい!こういう番組神崎好きそうだから進めてみたんだよ!」


いくら小学校から付き合いがあると言っても俺も男子なのだ。あれだけ過度なスキンシップをされては理性が崩壊しかねない。なので腕をぶんぶんして神崎から1人分あけて座り直した。


「ねぇー家族になったんだしその神崎って呼び方やめない?ってかもう神崎じゃないし〜、七海って呼んでよ!私も司!って呼ぶからさ!」


確かに、神崎の言うことは一理ある。もう家族になったんだし神埼ではなくなる。

ただ、いきなり下の名前ってのはちょっと。うん。

どうも、ヘタレです。


「ほらぁ〜はやくぅ〜」


あぁ、ウザイ!いい匂いさせながらニヤニヤすんな!それだけで絵になるんだから美人って罪だな!


「な、な、七海·····」


くそぉ〜恥ずかしすぎる!七海にもこの恥ずかしさを味わってもらうしかないなこれは。うんうん。


「お前も呼べよ」


そう言うと七海はにこぉと小悪魔気味に笑い、俺の耳元に唇を近づけて····· ちょちょ近い近い


「つかさ」


「〜〜〜〜ーーーー?!!」


なになにやばいやばい顔めっちゃ赤いよ俺!ヤバすぎるでしょ.....俺耳弱いの知っちゃったよ!初知りだよ先生!


「うわー顔赤くなってるーただの妹に名前呼ばれただけで顔赤くなっちゃうの?お兄ちゃんシスコンなのー?」


そう言ってニヤニヤしてる七海に、むかーときて俺は七海をソファーに推し倒した。



「えっ·····」


困ってる困ってる。目をウロウロさせて狼狽えてるよ。にしし。さっきやられたみたいに、そしてちょっとアレンジを加えて


「ななみ、可愛いよ」


「ーーーー?!?!〜〜」



ふははは!!顔赤くなってるよ!耳まで真っ赤だよ!俺は体を起こしまだ隣で悶えてる七海を見た。




あれ?俺何してんだ?七海になにをしちゃってるんだ?やばい、思い出したら恥ずかしくなってきた.....




「悪ふざけはもう、無しね!」


いつの間にか起きた七海は俺の事を見ずに2階へ上がっていってしまった。まだ耳が赤かったのは言うまでもない。




かく言う俺も恥ずかしすぎたのでもう、こんなのはやめよう。と思うのであった。






━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


挨拶が遅れました!たちばなです!


本作を見ていただきありがとうございます!


100PVも越してまさか自分で好きな妄想して書いためちゃくちゃな小説を読んでいただけるとは思ってもなかったです!


ちなみに·····


主人公の誕生日は·····


山口 司 8月16日



神崎 七海 10月22日


で司が兄です!作品中にはこの描写は無いのですがまぁ、わざわざ入れなくても作者コメント欄を作って公開する予定だったのでここで紹介します!



次回·····七海視点かも?

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