第10話 転回音程
前回、音程を転回するということについて触れました。今回はそれを詳しく。音程を転回するというのは、音程を成す2つの音を、上下逆にすることです。転回した音程のことを転回音程といいます。音程を転回しても、上下を逆にしただけなので響きの感じはあまり変わりませんが、一つだけ変わることがあります。それは3度についてです。3度には明るい感じのする長3度と暗い感じのする短3度があります。それらは転回すると6度になるのですが明るいか暗いかが余り分からなくなります。長6度と短6度はどちらが明るいかが分かりません。綺麗な響きなのは3度も6度も同じですが、明るいか暗いかは、6度だと長6度短6度で明るさの差が分かりません。また、転回音程には法則性があります。数字についてと、長短等についての両方です。数字については、ある音程とその転回音程を足すと、9になるということです。2度の転回音程は7度、3度の転回音程は6度、4度の転回音程は5度です。5度の転回音程は4度、6度の転回音程は3度、7度の転回音程は2度です。次に長短等について説明すると、長が付く音程、長音程といいますが、長音程を転回すると短音程になります。逆に短音程を転回すると長音程になります。また、増音程を転回すると減音程に、減音程を転回すると増音程になります。また、完全音程を転回すると、完全という言葉は変わらず、完全音程のままです。
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