第11話 1度の音程と8度の音程

1度と8度の音程について説明します。1度と8度には、完全という言葉が付きます。長、短は付きません。完全1度の音程の音は、同じ音のことです。完全1度つまり同じ音同士よりも、半音広くなると増1度になります。増1度の響きは短2度と同じです。半音のことです。前回、転回音程の説明をしました。増音程を転回すると減音程になりますが、減1度は、存在しません。ところでまた、8度にも完全8度があります。1オクターブの幅のことです。長調の音階、短調もですが、音が7つなので、上8個目の音は同じ音で、ひとまわり高い同じ音になります。ひとまわり高い同じ音を1オクターブ上の音といいます。ふたまわり高い同じ音を2オクターブ上の音といいます。8度を超える、つまり9度以上になると、複音程、読み方はふくおんてい、といいます。完全8度つまり1オクターブまでを単音程、読み方はたんおんていといいます。単数複数の単、複です。完全8度はの転回音程は完全1度です。8と1を足すと9になります。前回触れた転回音程の法則に当てはまります。

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