第3話1-2

3ヶ月が経ち、家族の会話は、ほとんど聞き取れるようになってきた。

それによると、僕の名前はエル。


5人家族で、どうやら貴族らしい。


母さんの名前はアルティーシャ。

栗毛の美人だ。


父さんがシリウス。黒髪。顔は整っている。中性的で線が細いかな。


そして、前話で僕を眺めていたのが、

姉のフローラ。3歳らしい。

父さん似だな。

将来有望そうな顔をしている。


もう一人兄がいるそうで、

カインというらしい。

まだ見たことない。イケメンかな?

学院で寮生活だそうだ。


あとはメイドのクリスさん。

僕の世話をしてくれている。

蒼髮。美人で、天然である。


……それにしても何故異世界は美人が多いのだろうか?

そして、そして〜


この世界にも魔法がありました!!!


クリスさんが掃除の時使ってた!!  


異世界万歳!!!

     万歳!!!

        万歳!!!


さて、こりゃあ…魔法使うしか無いよねー。




では、お決まりの本探しイベントに

参りましょうか。


残念なことに、この部屋には本が……………


ありました。1冊や2冊ではない。

そこらじゅう、ところ狭しと並んでいる。

どうやら僕の暮らしている所は、

書庫の一角らしい。


となれば………

僕がどうやってベッドから抜け出すかだな。

………ん、ちょっと待て。

   



   …ボク、ジ、ヨメナイ…  (ガーン)




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