第4話1-3

母さんが入ってきた。


よし。僕は本に手を伸ばす。

「ミュミュミュミュ〜 ファー。」


「あら、エルちゃん、本読みたいの?」

 よし、成功だ!! 

 

 仕上げに……と。

  「アミュー!!」

  満面の笑みでそういった。


「あらあら…この本はエルちゃんには難しいから、絵本探してくるわね。」



数分後… 僕は母さんの膝の上で絵本を読んでんもらいましたとさ。めでたしめでたし。


勇者が、はっちゃかめっちゃかして、

結局アンポンタンになる話でした。


教育上どうよ?これ……


さっきから方が重いのですが………ん? 

フローラさん? 

なぜ僕に抱きついてくるのかな?


思わずそちらに顔を向ける。「むミュ?」

首をコテンと傾ける。


「かわゆいー。」

ほっぺたつんつんされました。 むう。


その後。母さんやクリスさんにせがんで本を読んでもらいました。


へんな絵本が多かったです。

例えば……お婆さんが、桃の中に入って流されて来て、カニ退治に行く話とか……




ともかく、ある程度、字は読めるようになりました!!


次回!! 

ついに魔道書、食べ……読みまーす。

あー、お腹空いたー。

「ミャミャー」ママー


ちなみに僕が手を伸ばしたピンクの本。

題名は……「手ほどき」


      …………

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