第2話
その後、周辺を散策しながら今居る場所や日付の手がかりを自力で探した。
徒歩で麓のまあまあ栄えている場所に行き、場所と日付を知った。
場所はやはりもともと居た場所(自分の畑)で間違い無いが日付だけが今からかなり前の日付になっていた。
パラレルワールドなどが頭をよぎったが、実際のところそんなことを考えられる状況ではなかった為、分からずじまい。
仮にここが本当に何年も前の世界でその何年も前の世界に住んでいる人達に「未来から来た。」と言った所で返ってくる言葉は何となく想像がつく。
それに未来から来たとしても持っている道具が農耕具の為、この世界に居る人達に自分を未来人として証明はまず難しい。
この日は畑の小屋で、麓で見たものや聞いたものなどを小屋内の端に落ちていた紙切れに記して、現代に戻る方法や落ちた時の穴(この世界にはまだ無い)の周辺を徹底的に調べた。
畑仕事中にタイムスリップ @noritaka1103
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