『映画 インターステラー』
SFでこんなに感動するとは思わなかった。
相対性理論、ブラックホール、時空の歪みなど、実際に物理学的に実証されている理論を骨子に据え、非常に現実的な宇宙航行、植民を描いている作品。
そのリアリティを土台として、地球を救うために苦悩する科学者の能力の限界、人間の脆さや弱さ、それを克服する、人間が持つ気高さ、親子の絆などが強烈に描かれています。
エンターテイメントを構成するべきこれらの要素が200パーセント詰め込まれた、SFを越えたヒューマンSFと呼んでもいいんじゃないかと思わせる作品です。
慢性的に襲う地球規模の砂嵐、植物の枯死、それに伴う大気中に含まれる酸素の枯渇による地球大気の居住不可能性、近い将来いずれ住めなくなる地球。
居住可能な惑星を探すため、何者かの存在によって現れた土星付近のワームホールへ宇宙飛行士たちは旅立ちます。
ワームホールを抜け、その先にあるそれぞれの惑星に到着した宇宙飛行士たち。そこから送られてくる信号を基に、どの惑星が人類の生存に適しているのかを判断し、より本格的な調査のために地球から宇宙へと旅立ったのが主人公たちでした。
漆黒の宇宙空間で、地球から切り離され孤独を抱えながらも任務を遂行していく主人公たち。失敗の許されない緊張感、閉塞感、予想もつかない展開の連続で、どんどん映画の世界観に引き込まれていきました。
ラストのどんでん返しと、息も詰まる緊張感からの解放は今まで見てきた映画の中でもダントツです。
インターステラー公式サイト
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=4366/
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