第242話 泡沫の恋


 通る人の邪魔にならないように、1階の階段横の隅っこでソワソワしながら待った。

 そうしながらも奥の買取所では始終人がやって来て、カウンター内の3人は忙しそうに立ち振るまっている。

 上司のおっさんは昼間から酒飲んでるのに、部下は大変だな。俺はちょっと同情した。


 その時、階段の上から小走りに降りて来る音がした。

「ごめんなさい。待ったかしら?」

 制服から私服に着替えた彼女は桃色のショールをふんわり纏い、肩に可愛らしい小さなポーチを下げていた。

 柔らかくアップした頭の右側には、白い小花と大輪の花を飾っている。


「いや、それほどでもないよ。さっきまで俺も上にいたし」

「そう、じゃあ行きましょう。私行ってみたい店があるの。最近出来た流行りの店なんだけどいいかしら?」

 そう言いながら、俺の腕に手を回してきた。

 彼女の髪が俺の鼻先に揺れる。フッと微かに心地良い花のような匂いがした。


「俺はどこでもいいよ」

 つい『君と一緒なら』などという、浮ついた言葉が出そうになってしまった。

 まあ、若い娘にエスコートされるのも悪くない。


 なんて、そんな浮かれた気分は一瞬でかき消された。

 

 俺に向かって、いや、俺たち2人を凝視している気を感じたからだ。

 俺の肩越しに彼女は奥のカウンターの方を見ていた。そしてその先にはあの緑髪の男が書類から顔を上げて、こちらをジッと見ていた。


 彼女はワザとここで待ち合わせしたんだ。俺はとんだ当て馬にされているらしい。

 そりゃそうか。以前俺は彼女との年の差で落ち込んだのに、また同じ轍を踏むところだった。

 そのまま背中に視線を感じながら、俺たちは外に出た。


 リリエラが連れてきてくれた店は、大通り沿いにある小洒落た食堂だった。

 客層もむくつけき男どもがたむろする居酒屋と違って、リッチな商人風の男や、装いのいい奥様方が上品に談笑していた。


「ここは王都にある有名店の支店なの。だから前から来たかったんだけど、なかなか1人じゃ入りづらくて」

 彼氏とは来なかったのと訊きたいところを我慢して、代わりに友達とは? と訊いてみた。

 まさかリリエラは、女友達がいない派なのだろうか。


「エヘ、それがね、皆とお給料が出たら来ようって言ってたんだけど、結局みんなで秋服買っちゃって足りなくなっちゃったの。ここ結構高いから」

 そうイタズラっぽい顔をした彼女の顔が可愛くて、俺の気持ちがまた揺さぶられた。


「でも今日は大丈夫よ。ちゃんと用意してあるし」

 と真顔で言った。

「そんな、ここは俺が出すから、そっちこそ気にしないでくれよ」 

 いくら高級レストランでも何十万もしないだろう。


 が、パッと真っ先に飛び込んできたメニューには 『ルクスス海老のブラックキャビア添え 217,500e』 と表示されていてギョッとした。

 これ、単品でかな…………なんだか六本木か銀座のフランス料理店に間違って入ってしまった気分だ。


「やだ、そっちのは貴族向けのメニューよ」

 慌ててリリエラが別のメニューを渡してきた。


 俺が手に取ったのは確かに『スペシャル』と金の刺繍入りで、艶々した赤色のワニのような革の金枠のメニュー表だった。

 そして彼女が渡してきたのは、青いマット調のただの革張り表紙だ。


「そんな風にメニューが分かれてるんだ……」

「普通、こういうのは個室にしか置いてないんだけど、誰かお忍びで来たのかしら?」

 不思議そうに小首を傾げながらメニューを見る。


「いや、今日は本当に俺が出すから、好きな物注文してよ。せっかくだし、その、お貴族様のでもいいから」

 一瞬でも動揺したと思われたのが恥ずかしい……。


「そんな高級過ぎるのなんて、味がわからないわよ」

 そう彼女は子供ぽっく笑った。


 そうして「ほらっ」と、彼女がポーチから何やらチケットのような紙を取り出してきた。


「何それ、もしかして食事券?」

「ふふっ、所長にね、ソーヤさんと外で食事するって言ったら、これをくれたの。粗相のないようにって」


 おお、結構ちゃっかりしてる。彼女の意外な一面を見た気がした。

 ギルドの銘と判が押してあったソレは、金額欄は空欄になっている。白紙小切手みたいなものか。所長も奮発したなあ。


 それもこれもやっぱり俺たちをここに留めときたいのだろうか。

 もしここで彼女と一緒なれたら、間違いなくここに住民登録することになるな。

 チラッとそんな夢想した。


 そこにきておもむろにストールを外した彼女の姿にまたドッキリした。

 制服もやや胸元の谷間が見える仕様だが、今目の前のリリエラの服は明らかに胸元が大きく開いたドレスだった。

 

 ローブデコルテとかいうのだったか、丸みのある肩を出し、背中も大きく露出しているに違いない。


 さっきお貴族様ウンネンと言う話があったが、おそらく夜会服なのだろう。

 そんな服、通常出勤時には着て来ないだろうに、もしかしてわざわざ着替えに戻ったのだろうか?

 いや、それだったら上から降りてきたりしないだろうし。


 ドレスは白地に大きな花柄に白いレースが重なったとても上品で、高級そうなパーティドレス。失礼だが下町娘の彼女が持っている一品とは思えない。

 もしかするとギルドが用意したのかもしれないと思った。

 接待用に彼女を着飾らせたのかもしれない。

 でも彼女は上手く着こなしているというか、自然にとても美しかった。


 それにそんな疑問より、その白く瑞々しくするするした肌や綺麗なデコルテに目がいってしまう。

 なんとか彼女の耳辺りに視線を持って行くことにしよう。


 彼女はドリンクではなく、フルーツビールを注文した。なので俺も同じモノにする。

 確かにこれは苦味も少なくて、フルーツのような香りと程よい酸味があって飲みやすい。女の子向けかもしれない。


 料理は赤身の魚に濃厚なホワイトソースがかかったものや、3本足カニと卵のクロケットなど、魚類系のものが多かった。

 内陸のこの国では、こうした海寄りの魚はあまり出回ってないのだとか。

 なるほどそういう物珍しさもあって人気なんだな。確かに味も上品で旨かった。


 フルーツビールは飲みやすいとはいえ、結構なペースで彼女はお代わりした。

 さすがに甘いので俺は2本目からペールエールにしたが、彼女の分も毒消しを買っとけば良かったかと内心冷や冷やし始めた。


「ソーヤさんは彼女いる?」

 唐突に彼女が訊いてきたのは、多分6杯目をお代わりした頃だと思う。

 いないよ と、口に出そうになったのだが、すぐに言えなかった。

 彼女の潤んだような瞳が、ジッと俺の返事を待っている。


「……それらしいのは います……」

 ギリギリで俺の理性が勝った。


 ここでいないと云ったら、もしかするととも考えたが、また罪悪感に囚われるのがオチだし、何より絵里子さんの事が頭によぎったからだ。

 まだ恋人未満なのに。


「……ふ~ん、そう。そうよねぇー。当たり前かぁ……」

 何故か少し残念そうに彼女が肩をすくめた。


「残念だなー。もしソーヤさんがフリーだったら、ぜひお願いしたかったのにぃ」

 赤金色の液体の入ったグラスを揺らしながら、彼女が聞き捨てならない事を言った。 


「って、なにを……!?」

「やだぁ、振られちゃったのに、そんなこともう訊かないで」

 彼女が子供っぽく口を尖らせながら手首をふった。


 おおいっ! 俺の選択は間違ってたのかっ!? 

 やっぱりそのまま話に乗っかったほうが良かったのか?


「……私はねぇ、今フリーになっちゃったの」

 訊かないでと言ったくせに、彼女の方からべらべら話し出した。


 彼とは付き合って2年くらいなこと。

 いずれ彼女が宿屋を継ぐことになるので、彼には宿屋の主人になってもらいたかったが、その件を彼が渋っていたこと。

 

 宿屋の主人か。

 俺だったら、リリエラが奥さんになってくれるなら、継いでも構わないな。

 でも料理は自信ないから、料理人を雇うかもしれない。


 年取った俺が『赤猫亭』で主人になっている姿を想像した。

 日本ではなく、ここギーレンに根をおろした自分。


「それでね、あいつ、よりによって私の目の前で浮気してたのよ」

 クイッとグラスを飲み干すと、またビールのお代わりした。

 大丈夫か、明らかにヤケ酒になってるよな。


 彼女の話によると、1階買取所のところで奴が女のハンターと抱き合っていたというのだ。

 あのルックスのせいか、以前から言い寄る女も少なくなくて、しかも彼がそれをきっぱりと断らない態度にイライラするところがあったらしい。

 そして先程の宿の主人になるかどうかの件にずっと煮え切らないことも、不満も重なって爆発したという訳だ。


「ねえソーヤさん……」

「ん?」

 何故か立ち上がると、彼女は俺の横に来て座った。

「私も浮気してもいいわよねぇ」

 そう言いながら彼女の顔を近づいてきた。


 淡いピンク色の濡れた唇、サファイアのように煌めきながら潤んだ瞳に絡めとられていく。

 ハッキリしない関係よりも、いま目の前にいる存在の方が――――。


 ピロン♪ 電子音が鳴った。

「ゴメン! ちょっと待って」

「なあに、なんの音?」

 訝しがる彼女から顔を背けて、俺は腕からスマホを外した。


 今のはラインが来た音だ。

 そして俺のラインはたった1人の人としか繋がっていない。

 それは絵里子さんからのラインだった。


 内容は他愛もないことで、近所の公園で穴を掘っていた子供が、冬眠していたカエルを見つけたということだった。

 送ってきた画像には、目を瞑って丸まるアマガエルらしい緑色の小さな生き物を、これまた小さな手の平に乗せた男の子。

 そしてその子に顔を寄せるように、こちらに笑顔を向けている彼女。

 

 何気ない日常の光景。そして何よりも代えがたき幸せな情景。


 俺が振り返ると、彼女は椅子にもたれかかって項垂れていた。

「やっぱり……私には魅力なんかないのよねぇ、どうせ……」

「そんな事ないよっ! 俺はもうちょっとで……だけど、ごめん。

 俺もやっぱり浮気出来ないや……」


 彼女を慰めながら、俺の頭の中にある情景が浮かんできた。

 それは買取所で仕事をする彼だ。


 あの受付嬢に綺麗どころを配しているのと同様、彼もまた女性向けに置かれたアイドル的存在なのじゃないのか? それに相手は彼からすると客だ。


 ある程度迫られても、素っ気なく出来ないのではないだろうか。

 抱き合っていたという女はハンターだというし、腕っぷしだって彼より強い女だったのかもしれない。


 まあ、宿の主人になるならないも、彼にとって別の将来の展望があれば、すぐにウンとは言い難いしなあ。

 これが合っているかどうかは分からないが、そう考えてくるとなんだか頭が冷えてきた。


 店に入ったのが早かったのでまだ終刻までにはだいぶ時間があったが、リリエラが酔いつぶれてしまった。

 俺も飲んだとはいえ、やはりどこか緊張してセーブしていたおかげで、そこまで酔いはまわってない。


 ここは彼女に酔い覚まし(毒消し)を飲ますべきだよなと思ったが、潰れて寝ている彼女にどう飲ましていいか分からない。


 まさか口移しという訳にはいくまい。

 そんな事を考えたら、アルコールもあってまた胸がドキドキしてしまった。

 冷静に考えたら、水魔法か転移で胃に直接流し込んでやれば良かったのに、こんな時はそれすら思いつかなかった。


 ちょっと申し訳ないが、彼女のポーチから先程のチケットを出して会計を済ませた。

 後日ギルドに、請求が行く旨を告げられる。


 ううっ、なんかやっぱり自腹で払っとくべきだったか?

 なんだか俺って、いっつも迷ったあげくに選択肢を間違えてないか?

 などとまたネガティブ思考が頭をもたげてきたが、なんとか振り払った。


 いや、これで良いんだ。

 だってこれを使わないと、俺に払わせたと、きっと彼女が接待を失敗したという事になってしまうのだろうから。


 そう、多分これが正解なんだ。

 もう、昔のようにただウジウジと、悩むのはやめるんだ。

 ちょっと落ち着かないけど。


 彼女を送って行こうとして立たせようとしたが、もちろん泥酔していて駄目だった。

 仕方ないので抱っこして店を出た。


 雲の多い晩で、2つの月も時折雲に隠れ、その度に辺りに影が落ちる。

 だが大通りは比較的街灯が多いので暗がりは少ない。

 遠くで夜警のたてるジャラジャラという音が聞こえてきて、慌てて小さな光玉を頭の上に灯した。


 危ない、危ない。

 こんな若い娘を抱っこした男が、カンテラも持たずに夜道を歩いていたら、何を思われることか。

 そうでなくても灯りを持たずに、夜道を歩いているのは、殺し屋か盗人と疑われるのだから。


 変な疑いを持たれないように、ワザと大通りを歩くようにした。

 中央広場をそのままギルド前を横切り、南区の方へ行く。


 そういやあいつはまだ飲んでるのだろうか。どうせ俺のこと監視してるだろうから、いつか連絡してくるだろう。


 すーっと風が彼女の髪を俺の鼻先に触れさせる。

 酒の匂いに混じって、微かに甘い匂いがする。若い女の匂い。


 彼女は俺に頭を持たせかけて、スースー寝息をたてている。そして手に伝わる柔らかい感触。

 ピンク色に染まった頬に閉じた長いまつ毛がとても綺麗で、つい見惚れてしまった。


 ついその柔らかそうな頬に口を近づけようとしてしまい、慌てて顔を逸らした。


 でもギリギリ俺の理性が、彼女は親子ほど離れた若い娘という視点に連れ戻した。

 こちらじゃ寿命の差もあるから、大したことじゃないかもしれないけど、やはり俺には若すぎる相手だ。


 だけどこれくらいなら許してもらえるかな。

 俺は彼女のその可愛らしい額に、そっとキスをした。


 さて、彼女の家は下町の中にある。

 どうしても大通りから横に逸れて、路地を通ったりしなくてはならない。まだ宵の口とあって梯子酒か、それとも帰路につくのか、酔った男達と時々すれ違う。


 彼らは当たり前だが、ジロジロと好奇の目で俺たちを見て来る。

 なんだか鬱陶しいし、恥ずかしくもある。

 もうだいぶ近くに来たが、いっそのこと転移してしまおうかと思った。


 その時、俺は後ろから1人、つけてくる気を感じた。男だ。

 はっきり探知しなくてもすぐ分かった。

 あの深緑の髪の若い男、スコットだ。


 いつからいたのだろうか。もしかすると店を出た頃からずっとつけてたのか?

 俺もアルコールが入ってたし、気が散っていたから探知していなかった。こんなこと、奴に知られたら、またなじられそうだが。


 またどうして俺たちの場所がわかったのだろう。

 リリエラが所長に言った事を聞いたのか? それとも仕事が終わった後に必至で探し回ってたのか。


 どっちにしろ、奴がまだ彼女に未練があるのは確かなようだ。

 俺が道の真ん中で止まると、男も止まった。

 俺はゆっくり振り返った。


「おい、お前、スコットだな」

 若者がゆっくり頷いた。彼の肩近くに蛍の様な柔らかい灯りが浮かんでいる。奴も光を使うんだ。


「聞いたぞ、お前が大衆の前で堂々と浮気してたって」

「あれはっ、誤解だっ! おれからは手を出したわけじゃないっ」

 そう言いながら若者が近づいてきた。

「男は浮気するとみんなそう言うんだよな」


 何が真実なのかは俺にはわからない。でも――。

「彼女を泣かすような真似、もうするなよ。誓えるか?」

「神に誓って」


 それを聞いて俺はそっと眠り姫を、男に渡した。

 若い男は頭を下げると、薄暗い路地に彼女の家の方へ消えていった。


 当事者にしか分からないことがある。俺なんかが入るべきじゃないんだ。

 そうして さらば泡沫の恋。

 一夜だけ素晴らしき夢を魅せてもらった。波間に消える泡のように綺麗にあとを濁さずに。

 これでいいんだよな。


「これですっきりしたか?」

 急に後ろから声がした。

 もうそろそろ出て来る頃だと思っていたから、別に驚きはしなかった。


「すっきりはしないが……まあ、区切りはつけられたかな」

「そうか、それでいいんだ。いつまでも引きずってると次に行けないからな。次もその意気でいってこい」

「なんだよ、それじゃ次も玉砕するみたいじゃないか。縁起悪いこと言うなよ」

 奴は笑っていたが、俺はちっとも面白くなかった。


 そのまま来た道を戻って、中央広場に戻った。

 案の定、ギルドが宿を提供してくれていたのだ。前回と同じくギルド前の高級宿『ファンタジアファウンテン亭』だ。


 あのディゴンのブツは鑑定は終わったようだが、換金のお金を用意するのに明日まで待ってくれと言われたらしい。

 以前、ドラゴンの鱗や牙を換金した時も、突然のお金の工面で経理から文句が出たようだし、言い換えるとそれだけの額という事なんだな。


 4色の光を交互に放つ噴水の前を通り、1階食堂からまだ明るい灯りが漏れているドアをくぐる。

 カウンターの前で、奴がチラッとキーを見せると、フロント係が静かに頭を下げる。部屋は前回同様3階だ。

 階段を上がりながら、ふと今頃2人は家に着いた頃かと考えた。


「なんだ、その顔は。まだ未練あるんじゃないのか」

「そんな事はないが、こういう気持ちはあんたには分からないだろうなあ。

 どうせ産み落とされた卵に精子かけるくらいにしか思わないんだろ」


「誰が卵生だっ! 大体アレは命がけなんだぞっ。ライバルたちと争いになるからな。

 というか、いい加減魚類から離れたらどうなんだっ!?」

「イダダダッ! 頭掴むなっ 落ちたらどうするんだっ」

 こいつは階段だろうが、所かまわず攻撃しやがる。

 

「掴んでるから落ちねぇよ。

 ったく、お前はオレたちの事も理解してない。言っとくが使徒にだってちゃんとパートナーっていうのが存在するんだぞ」

 階段から廊下に上がった奴が言った。


「パートナーって配偶者ってことか? でもあんたにはどうせいないんだろ」

 こんな性欲も全て、戦闘力に振り替えてるような奴にいないだろう。

「ア? それ――」


 と、ドアを開けた途端に、奴が部屋の中を凝視した。

「あ゛ぁ゛っ?! なんでお前ここにいるんだ?」

 奴の後ろから覗くと、薄暗い部屋の中に人影が見えた。


「ハーイ、ヴァリー♥ 」

 知らない女が立っていた。 

 


      ◆◇◆◇◆◇



 作者勉強不足なのですが、いつも海外ドラマとかを見ると、西洋の人の夜会服が謎です。

真冬でもあの肌を露出するドレスってなんなんでしょう?


 確かにとてもエレガントなんですが、肌や胸元を見せびらかすのってヘタすれば逆効果な気もするし、それが礼装って、ここの感覚の違いは生活様式や宗教の考え方の違いなのですかね( ̄▽ ̄;)


 前に見たホームズのドラマ『美しき自転車乗り』でも、日中は首元までキッチリしている服を着ているのに、夕食の時はもろ肌の肩も露わなドレスを着ているんですよ。

 しかも断ってるのに迫って来る嫌な男がいるのに、胸の谷間を見せる服って……。

 日本だったらまず『誘ってるでしょ』って突っ込まれそう……( ̄▽ ̄;)


う~ん、私はやっぱり日本人だと思いました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る