第231話☆ 暴走の若頭


 探った手が毛布に触れた感触に、目を開けた。

 部屋の中は相変わらず薄暗いが、ベッドの上にはポーがいないのは分かった。


 ついベッド下にでもいるのかと思って覗いてみたが、床にもいない。

 そこで探知の触手が回復しているので、部屋の中を探ってみた。


「ソーヤ、お目覚めですか」

 衝立の向こうからキリコの声がした。

「良かった。オラも良くなってますよ」

 カタンと戸を開く音ともに、明るい光が差し込んで来た。

 窓を開けたらしい。


「猫なら気づかれる前に返しておきましたよ」

 衝立をドア前に動かすと、ベッドの下にスリッパを置いた。

 そうか。起きがけに触りたかったが、しょうがない。


「お早よう、キリコ。今何時だい? 俺どのくらい寝てたんだろう」

 腕時計はサイドテーブルに置いてある。 

「さっき3時の鐘が鳴ったところです。だからちょうど半日くらいですね」


 ヴァリアスは雑なくせに時間は事細かに言う。何かと細やかなキリコはざっくりだ。全く妙な感じだ。


 途中から時計は見てなかったけど、馬車に乗った時すで0時を過ぎていたと思うから、確かに12時間近くは眠っていたみたいだ。

 でも頭はスッキリしている。


 やはりポーのメモリーが一番新しい記憶として、いま頭に鮮明に残っているせいか。

 昨日までのあの寂寥感や失意が、ずい分と薄く感じられる。

 まるで10年以上前の出来事を思い返すような感覚だ。

 

 ああ、俺の精神は今ここにあるんだな。ふと自分の手を見て思う。

 ダンジョンから心も、やっと無事に帰ってきた。

 どうにか一歩引いて、あの惨事を考えられそうだ。 

 そうなると―― 


「ええと、ヨエルは起きたかい?」

 キリコが首を横に振った。

 そうかあ……。でも今は時間が解決するのを待つしかないか。


「そういや、ヴァリアスは? まだ戻って来てないのかい?」

「ええ……、今回はちょっとまあ、いつもより長くお叱りを受けているみたいで。

 ナジャさんが様子を見に行ってます」

 キリコが綺麗な眉を寄せた。


「そうなのか……。やっぱり俺も謝った方がいいんじゃないのか?」

「いえ、それは無用ですよ。

 それよりソーヤ、お腹空いてませんか? 昨日から丸一日食べてないでしょう」


 そういえば腹が減ってるな。

 でも俺はちゃんとさっき腹いっぱいミルクを ―― あれ? 虫……っじゃない! 

 鹿……いやいや、あれは夢だっ! 夢っ!


 まだ俺の記憶はところどころ混濁していた。

 これもただの夢どころか、テレパシーによる伝達のせいか。

 普通目覚めれば途端に薄れていく夢と違って、昨日のことのようにしっかりと脳裏に刻まれていた。


 うおぉぉ~っ、新鮮過ぎる生肉どころか、生き肉の生々しい味と感触が……。


「キリコ、何かしっかり火を通した、スパイスが効いた料理にしてくれ。

 生が一切入ってないヤツ!

 もう絶対に獣が食べなさそうなのがいい」

 結局、俺の遅い朝めしはキムチ鍋になった。 


「え、なんだ、この辛旨そうな匂い?」

「んんん、こりゃあ、初めて嗅ぐなぁ――」

 窓の外からそんな声が聞こえてくる。

 ここは3階だが、この唐辛子の利いた熱い湯気の香りが外まで流れているようだ。

 

 おや、ということは、戒厳令だか外出禁止令は解けたのだろうか。

 そういえば、荷馬車の音とか、人々の喧騒も聞こえてくる。


「ええ、お昼に解除されましたよ。

 アジーレもマターファも両方とも、夜のうちに落ち着きましたからね」

「落ち着いた……、ということは変動が収まったのか」


 あの天変地異というか、大地妖変とも言える変異が終わった。

 蠕動しまくって、最後はとうとう4層と5層がひっくり返ったが、それでやっと収まったのか。


 さすがにあれだけ動けば、もう動く力も尽きるだろう。

 もっと早く燃料切れになってくれれば、助かる人もいたかもしれないのに……。


 いや、そう考えるのは止めよう。

 もう起こってしまったことをグズグズ思っててもしょうがないのだ。

 今は生きている者たちのことを考えないと。

 そう母さん母猫が――――


 いやいやいやっ! どうも色濃く影響が残ってるな、猫の母さん。

 さすがしっかりと、生きる術を教えてくれただけはある。

 美猫びじんだったが、さすがに親が猫なのはなあ……。


 ふとターザンは、自分を人として認識しても親がゴリラで良かったのかなあ、などと考えた。


「そういやバタバタしててすっかり忘れてたけど、マターファがあそこまで変動する力を得たのって、同じ株で繋がったアジーレが元々の原因だったんだよな?」

 俺は熱々の豆腐をふーふー冷ましながら訊いた。

 その繋がりを、俺はヴァリアスから大方情報は教えてもらっていた。

 

 もう1つのダンジョン・アジーレは、人の祭りのためにギリギリまでエネルギーを干上がらせられた後、一気に大量の獲物(観光客)が投入された。

 その為に飢餓状態だったダンジョンが、喰いついてしまったのだ。

 そこで発生したエナジーは、距離を置いて繋がるマターファを震わす程に。

(つまりそちらでも、かなりの人が亡くなったという訳だ……)


 その巨大な波動にサーシャ達の意志が乗り、また傲慢な親衛隊たちのせいで被害者を増やしてしまった。

 結局本当の原因は、どちらも人災と言えるのかもしれない。


 そういや確かあちらアジーレでリブリース様がやらかした件って、女の子を助けたんだったよな。

 ヴァリアスとは状況が違うとはいえ、2人とも人を救ったせいで神様に怒られるのか。

 なんともなあ……。


「それはそれ、これはこれですからねえ」

 キリコがお代わりをよそってくれながら話す。

「善行も私達が勝手にやると、あちこちに歪みをつくってしまう事があるんですよ」

「それはあいつに聞いたよ。運命の糸のしがらみがどうのって」

 

 そんな事を俺に散々説教してた奴が、結局その禁を犯したわけだ。

 う~ん、本当に掴めない奴だなあ、あいつ。

 でもなんだかんだいっても、俺を助けるためだったのかもしれない。

 とにかく戻って来たら、地方限定の日本酒でも見繕ってやるか。


「実はリースさん、もう1つやってましてねえ。

 本当はまだこちらでだった、町長の息子を早々と地獄に堕としちゃったんですよ。

 ほら、あのアメリさんに不届きな事をしたジェレミーを」

「あ、リブリース様が言ってた、お仕置きした下衆野郎って、あのバカ息子のことだったのか!」


 ジェレミー・ジゲー、バレンティア町長の息子。

 アメリとレッカが、マターファに逃げ込まなくてはならなくなった原因を作ったロクデナシ。

 こいつの理不尽で身勝手な欲望のせいで、どれだけの人が迷惑を被ったか。いや、人生を狂わされたか。


「あれ? だけどリブリース様は、下半身を変えてやったとか言ってたけど、地獄に送っちゃったのか」

「まあ、あの年齢ですでに所業は真っ黒に染まってましたからね。

 地獄行きは当然ですよ。

 ただ、あの世の地獄じゃないですよ。彼はまだ生きてますから」


「え、どういう意味だい? じゃあ異次元のとかじゃなくて、この世のって事?」

「まあそうですね。 

 連れて行くのは簡単だけど、リースさんはこちらで生き地獄を味わわせた方が、ジゲー家(町長家)にとってもより苦難を与えると考えたようで」


「それってジェレミーがもう女に乱暴出来ないように、不能になっちゃったとか? 下半身不随になったとか……」

 確かに一人息子がもう子供を作れなくなったとしたら、跡取りが出来ない訳で、大家たいけジゲー家にとってはかなりの痛手だろう。


「……そんな生易しい事で済ましませんよ、あのヒトは。

 それにあの男はまだジゲー家には戻れません。姿ですし」

 ふうっと陰りが射して、黙っていればパリコレモデルの天然者キリコの顔に、妙な妖しさがよぎった。

「なにそれ……。本当はどうしたんだ?」

 俺の箸を持つ手が止まる。


 すると彼はすぐににこやかな顔に戻すと

「まあまあ、食事中にそんな陰気な話はよしにしましょう。

 あまりこの事はソーヤが気にするから話すなと言われてますし、いつか時が来れば副長が教えてくれますよ」


 おおい、その中途半端なところが一番気になるんだぞ。

 ホントにお前は脳筋じゃないけど、脳天然野郎だな。


 この事はもうしばらく経ってから知る由となったが、それは確かに生易しい罰じゃなかった。

 それに当たり前だが、ジゲー家自体にも罰が下っていた。  



「ソウヤー、元気になったかあー?」

 食後のコーヒーを飲んでいると、ドアも窓もない壁側から声がした。


 振り返ると、いつもの少女の姿に戻ったナジャ様と、何故かまだ白装束の若頭が立っていた。

向こう神界で会ったんだよ。見舞いに来たいって言うからさー」

 若頭が所作は綺麗だが、威圧感のあるお辞儀をしてきた。

 そういや、今回の件で運命のヒト達に迷惑かけてんだった。


「すいません。私の我がままのせいで、なんだか色んな方にご迷惑かけてしまって……」

 俺もソファから立ち上がって深く頭を下げた。


「止してください、ソーヤさん。私はそんなことを言うために来たんじゃありません」

 若頭が慌てて手で制した。

 その眉間の皺は相変わらず深く苦悶している。いや、今日は更にキレッキレだ。


「ナジャさん、副長はどうしてました? まだ終わらなさそうですか」

 その般若面に慣れっこなのか、それとも気にしてないのか。キリコが普通にナジャ様たちに尋ねる。


「ちょうど小休止したとこでさ、流石のヴァリーも『なげえぇ~』ってウンザリしてたよ、ケケケケっ」

 少女がさも面白そうに話す。


「ちょうど終わりかけの時に、スピィラルゥ運命の女神ーラ様がお見えになっちゃったからまた一から再開というか、今回の件だけじゃなくてついでに過去のまで蒸し返してるってボヤいてたよー」


「あ~、スピィラルゥーラ様がお越しになられたのじゃ、ウチのあるじ様、張り切っちゃいますからねえ。

 だとすると、これは長くなりそうですねえ……」

 キリコも軽く眉を傾げて困り顔をした。


 なんですか、お説教に休息って入るもんなんですか?

 そして父さん神様、れっきとした奥さん水の女神がいるのに、他の女神様に何のPRなんです?!


「それにリースは、お目当てのスピィラルゥーラ様のお叱りを受けられなくて、ブーブー文句言ってたよー、ケケケ!」

「え、確かあの時、女神様に呼ばれてるって言ってたような……?」

「呼びつけたのはスピィラルゥーラ様だけど、結局叱り飛ばしたのは主のオスクリダ闇の神ール様だもん。

 女神様が直接お叱りになったらご褒美じゃないかー。

 それじゃ罰にならないだろー」


「そうです。

 ですからあの方は、出来る限り我が主女神に近づけたくありませんね」

 若頭の眉間のシワに更に凶悪な陰がさす。

 

 うっかりこの絵面で忘れていたけど、このヒト、『運命』の使徒だった。

 そりゃあ自分の主に色目を使う奴は、寄せつけたくないよなあ。


 すると若頭が、今度は自分の着物の前を綺麗な所作で払い、そのままモスグリーンのカーペットの上に正座した。


「ちょ、ちょっとワカ、いえ、 オプレビトゥ様、そこ汚いですよ。みんな土足で踏んでますから」

 日本人の俺は、どうも土足用カーペットに直接座る気になれない。

 ただの石畳や床のほうが気にならないのに。


「大丈夫ですよ、ソーヤ。ハウスダストは全て綺麗にしておきましたから」

 ウチのサブガーディアンが、家政婦スキルを発揮していた。

 確かに明るい所で見ても、一点の汚れもなく新品にしか見えない。

 相手にだけ床に座らせているわけにいかないので、俺もカーペットの上に座った。


「ソウヤ、ビトゥにそんな合わせなくてもいいんだよ。ソファに座ってればいいのにー」

 そう言いながら、ナジャ様はポンとソファの真ん中に座った。


「とにかく元気になって良かったなあー」

「ええ、ナジャ様、アニマルセラピー大成功でしたよ。

 おかげさまでずい分、気分が良くなりました」

 ちょっと副作用が残っているが、俺はとりあえずお礼を言った。


 そうしてまた若頭をあらためて見た。

 若頭のその背筋を伸ばして正座する姿は、まるでこれから切腹する武士そのものだ。

 彼の膝前に小刀が置かれてないか、つい探してしまう。

 

「ソーヤさん、私は今回のことに大変感銘を受けたのです。

 身を挺して仲間や見知らぬ者まで助けたそうじゃありませんか。

 しかも最後まで諦めずに、命を削ったと。

 なかなか出来ることじゃありませんよ」


 睨むような圧迫感で俺を見て言って来る。

 これ、怒ってるの、それとも感心してるの、どっちなんだ……?


「いえ、とんでもないです。

 夢中でやってたんで、大したことじゃないですよ。

 それに……本当にちょっとしか助けられなかったし……」

 俺はまた思ったことを、そのまま口に出していた。

 

 昨日とは打って変わって、あの罪悪感は薄くなっていたが、ちょっといつもとは違う使徒にも話を聞いてもらいたかったのだ。


 そう、これは単なる愚痴に近かった。そうやって他人に聞いてもらってストレス解消できるように。

 しかし今回は話した相手が悪かった。


「ソウヤ、あんまりそういう話はビトゥにしない方がいいよー」

 何故か少し心配気味に、ナジャ様が口を挟んできた。

「ええ、ソーヤ、話題を変えましょう。あまり暗い話ばかりしてると気分がまた悪くなりますよ」

 キリコも何か落ち着かない感じだ。


「いや、ソーヤさん……貴方には罪はない。あなたは言うなれば被害者。その中であなたは出来る限りのことをやったまでです」

 さらに深く寄った眉間の皺でずれた眼鏡を指をそろえて直すと、若頭は静かに言った。


「貴方はゼロではなく、いくつかの命を救った。

 それに大変辛い事ですが選別をしなければ、最悪の結果になっていた可能性が高かったのです。

 少しも悔やむことではありません」

 流石に常識人のヒト。

 このヒトの言葉ならなんだかすんなり聞ける気がする。


「ヴァリさんも罰を承知で、人の生を優先しました。

 それに比べて私なんぞは……人様の運命を紡ぐという名目で、まさしく命をチェスの駒にしているのです……」

 ん…………?


「自分が生きるために頂くの命と、ただもて遊び奪う命とでは……雲泥の差でございましょう…………」

 なんだか若頭の顔の陰どころか、まわりが暗くなってきた気がする。


「ビトゥッ! お前さんっ ストップ! もうその辺で止めときなっ」

 急にナジャ様が体を引き気味に怒鳴った。

 どうした?


「ビトゥさんっ こんなとこで危ないですよっ! お願いだから止めてくださいっ」

 キリコが焦って若頭と俺の間に入った。


「………… わた、ワタシ……は―――”――”――”””」

 急に若頭が両手を前についた。

 目が虚ろになったかと思ったら、ボコンと黒い穴のようになる。半開きの口からも歯が消えて、黒い深淵が見えた。


 そうしてその真っ黒い穴から漏れるように、何かが漂い出てきた。

 それは黒と紫の2色の霧のようだったが、リブリース様のそれとは違い、何かもっと禍々しい気配を帯びていた。

 それが漏れ出す眼窩も深淵というより、光すら飲み込むような深い底なしの穴のように感じられた。

 まるでブラックホールの気だ。


「げはぁっ !」

 キリコが急に咳込んだ。胸を抑えながら、床に手をつく。


「馬鹿っ なんで先に結界を張らないんだよーっ!」

 そう言われてよく見ると、若頭のまわりは何か膜に包まれるように空間が歪んでいる。

 その中で座り込んだ若頭から、純粋な黒よりももっと深く暗いピッチブラック、蠢く霧が徐々に漏れ出してきているのが見えた。


 それは絡み合い、うねり合っているのに、決して混ざり合わなかった。そしてその中に何かが無数にいた。

 もう少しで視えそうだが、決して見てはいけないようなモノが。


「どっ、どうしたんですか、これは ?!」

「瘴気だよ、それも極悪なっ!」

 ナジャ様が珍しく真剣な顔して振り返った。


「これはあたい達にとっても猛毒なんだ。最近大丈夫だったからさ、油断した。  

 ヴァリーのいない時に連れて来るんじゃなかったよぉ~~!」


 そう言われても俺はどれだけマズい事か、瞬時には分からなかった。

 何しろ、目の前で起こっていることが常軌を逸していて、逆にリアリティを感じられなかったからだ。


 キリコは激しく咳込んでいる。

 見ると下を向いた顔が紫色になってきていた。

「えっ キリコっ!? 大丈夫かぁっ?」

 さすがに状況の深刻さを感じ始めた途端、ナジャ様が俺の体を抱くように立ち上がらせた。


「ソウヤ、お前は出来るだけ遠くに跳びなっ! 結界が危なくなってきたっ 巻き込まれちゃうよっ」

「えっ! じゃあ、みんなはどうするんです?! それにここには他の人たちが」


「あたいはコレを抑え込んでるので精一杯なのよー。コレが漏れでもしたら、穢れで何も棲めなくなっちゃうからさー」

 そう言いながら、綺麗な足で足元のキリコを小突いた。


「キリコー、あんたも動きなさいよー。力貸しなさいって」

 しかしキリコはむせながら、右手を少し上げただけだった。

「くぅ~っ それに天使たちっ お前らだけ逃げるなーっ! お前たちの上司だろーっ 手ぇ貸せよーっ」

 ナジャ様が空中を仰ぎながら、どこかに叫ぶ。


 目の前の若頭の姿が煙幕に徐々に見えなくなってきた。

 だが、そのドーム状の膜に、シャボン玉の表面のような揺らぎが見え始めた。


「マズいよーっ ソウヤ、お前だけでも行けっ! 今なら転移出来るだろー」

「でも、それじゃっ みんなが」

 ナジャ様たちより、ギルドやここら一帯の人達にまたあの惨劇が――


「何じゃこりゃあーっ!? テメェら 一体ナニしてやがるっ!!」

 ビリビリするような重低音の怒声が響いた。


ヴァリアスが帰ってきたぁーーーっ!




   ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 混ぜるな 危険! 蒼也と若頭 ( ̄▽ ̄;) ストレスの化学反応……。


 ちなみにディズニーアニメの『ターザン』では、ハッキリと『僕の母さんはあなただけだ』とゴリラのお母さんに言ってますね。

 まあ、物心つく前から拾われて育ててくれたのだから、そうなるのは当然の流れなのでしょうが、これが途中からだとどうなるのでしょうね。

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