引き継ぎ拝読いたしました。
ヨエル師匠! わかりますっ。男って(人にもよりますが)負目から逃げるところあるんですよねぇ。でもええカッコしたい。で、こんなに素敵なエイダさんにも宙ぶらりんな接し方になっちゃうのかなぁ? (間違いだったらごめんなさい💦)
洗濯女の話から娼館の描写まで。
娼館といえば、“JIN”に出てきた吉原くらいしかイメージがないので、切ないところだったんだろうなぁと思っておりました。
口減らしや奴隷として生きる人たちもいる世界で、娼館の特殊な立ち位置や生活感が興味深かったです。
騙されて不幸に打ちのめされてもおかしくないのに、とてもしなやかに生きるエイダさん。
彼女ってほんと女神。きっと彼女に救われた人はたくさんいるのじゃないでしょうか?
ヨエル師匠と幸せになってほしい(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)
とてもじんわりと暖かな気持ちになれました。面白かったです♪
作者からの返信
カダフィ様 続けてのコメント本当に有難うございます!
分かっていただけで良かったです(≧◡≦)
ええ、そうなんです。
色々な気掛かりがあって、助けてやりたいけどストレートに出せなかったのです。
『おれこんなだけど、ついて来てくれるか』なんてそう言えないのでした。
私は『吉原』というと、『吉原炎上』の方が思い出されますね(^▽^;)
吉原では年季は25~27歳までと、年齢による一定のアンダーラインが引かれていたようですが、こちらはあくまで借金返済までとなっております。
エイダに癒された人は少なからずいるのでしょう。
それが常連客になっております。
水商売で人気があるのは、容姿よりも相手の話をちゃんと聞く人が多いそうです。
不幸な目に遭いましたが、一周まわって吹っ切ったというか、まわりにも良い人生の先輩たちがいたようです。
彼女がもし家族と普通に生きられたら、もしかすると違う性格になっていたかもしれませんね。
おかげでエイダは仰る通り、しなやかに逞しい精神の持ち主に育ちました。
でもちょっぴり淋しがり屋なんです。
ここは作者としても、2人に幸せになって欲しいところなんですが……。
人の世は発展しているかのようで実は殆ど変わっていないんですよねぇ。国が豊かであってもエイダのような身の上の人はまだ存在していますし、貧しい国ではヨエルのような口減らしも存在していますし……。
以前みたドキュメンタリーでは、突然庭で遊んでいた子供が拐われて翌日臓器だけ抜かれて捨てられていたというものがありました。狙われたのは単に運が悪かっただけ……倫理や人情というのは貧しい国では全く意味を為さない事実に衝撃を受けました。寧ろ、現代になり手段が多様化したせいで残酷性が増した気さえします。
中世や日本の江戸時代でも口減らしや奴隷じみた奉公などは良くある話で、生きるには厳しい異世界でもこれが普通なんですよね……。世界観のリアルさはより物語に深みを創り出していると改めて勉強させられました。
エイダにとってヨエルは“待っていたい相手”であり、ヨエルにとっては“待っていて欲しい相手”なんでしょうね。厳しい世界の中で互いの存在はやはり掛け替えのない……そんな気がします。
一人一人のキャラの深みもまた巧み……流石ですね。
作者からの返信
赤村様 いつもコメントありがとうございます!
確かに振り返ってみると、文明が発達しても人の中身はあまり変っていない気がしますね。
人が集まってやっていく為にルールを決めて、それを破ったら罰を与えるとしたのは、ルールを守らない者がいる前提ですし。
人は掟を与えられると、今度はそれを上手く破る方に頭を使ってしまう。
貧すれば鈍するといいますが、現実に清く正しく美しくはほぼ無理でしょう、と個人的に思います。
何しろ『フランダースの犬』みたいな結果もありますし……(´;ω;`)現世で救いがあって欲しかった。
(アニメの最後にウチの母も納得がいかないみたいでした)
ちょっとズレますが、連続殺人者は相手を人とは感じないことが多いそうな。
ただの対象なんですね。
だけど一旦、相手を人と認識してしまって殺せなくなってしまったという事例がありました。
それで彼は捕まったのですが。
ドキュメンタリーのお話も、そういうふうに満たされない自己欲求の前に、他人への感情移入、倫理感なんか薄れちゃってるのでしょうか。
倫理観はある程度満たされた余裕のある者の理想論であって、余裕のない者にとっては世迷言でしかない……。
人は弱い者だから、出口の見えない苦しい状況下にずっと置かれていると、感覚も鈍って来る。
イケナイ事と頭の片隅にあっても、まわりもやってるしみたいな……。
ましてや他人の子供なら――と。
恐ろしくも哀しいことです……。
そう考えると原始時代の頃が一番シンプルで善良だったのかもしれませんね(ーー;)
仰る通り、エイダは彼にとって『待っていてくれる相手』なんです。
唯一気を許していい、そして自分を裏切らない相手です。
拙作は、ついエピソードを増やしてしまって、ダラダラに思われないかとヒヤヒヤしていたので、そのように言って頂けると嬉しいです(≧▽≦)
今後も横道に逸れないように心がけていきたいです。
日本だと『小豆研き、小豆洗い』でしょうか。
基本は何故か川で小豆を洗っているだけですが、全国に広がり、様々な話があるそうで、中には大分怖い話もありました。
ヨエルの帰りを待つエイダ。
祭りが終わってから出発するか、せめて一日遅らせていれば……
サメに責任とってもらいましょう。
作者からの返信
とぶくろ様 いつもコメント有難うございます!
『小豆洗おか、人とって食いましょか シャキシャキシャキ……』ってヤツですね。
やっぱりもっと怖いバージョンがあるのでしょうか。
『夜の洗濯女』は、気味が悪いだけではなく、ジロジロ見たり、声をかけたりしてしまうと、大の男でもたちまちボロ雑巾のようにされてしまうという、恐ろしい妖怪です。
何でもかんでも洗濯物と思うのでしょうか(;´Д`)
『せめて一日遅らせていれば』
ええ、ど真ん中狙って計画しましたね。
蒼也がそういったトラブルをどう対処していくか、全ては試練という名の鍛錬のためです。
異世界に普通に暮らしていても、あまり遭わないような出来事に遭う確率の高い方に導いてます。
そうあらためて書くと、性格悪い守護神ですな( ̄▽ ̄;)
そもそもヴァリアスは指導神でもあるので、
一応蒼也が壊れないギリギリのところに仕向けているつもりなのですが、かなり無理が出てますね。自分基準なもので。
しかも蒼也以外は最後まで助ける気はないので、いつも天使たちが後始末に大変です。
今回もサメは無責任を決め込むのかどうか。
宜しければ今後ともご笑覧お願いいたします。