第98話 赤ひげ先生 ハルベリー その1
「そうかい、もう行っちまうのかい」
村長が少し名残り惜しそうに言いながら、首を軽く鳴らした。
日本では2週間過ごしていたから、こちらを出る時昼下がりだった村は、戻るとすっかり夜になっていた。
あの地豚狩りの慰安会の広場は、テーブルや樽はキレイに片付けられ、外を出歩く人影もなく、何事もなかったかのように村の様子は戻っている。
ただ、パープルパンサー亭から洩れる灯りや、時々聞こえる笑い声が、人々がまだ起きている事を示していた。
覗いてみると、やはり一番奥のテーブルに村長とポルクル、ピジョン、ビンデルの4人が座っていた。
「おお、お疲れさん。旦那から話は聞いてるよ。あのハイオークを殺ったの兄ちゃんなんだってな。そりゃ疲れも出るわな」と村長が労ってくれた。
「兄さん、見かけによらず、スゲェ魔法使いなんだな。やっぱりこの旦那についてるだけはあるな」
ビンデルがあらためて見直したと、ジョッキを掲げながら言ってきた。
いや、連れまわされてるだけなんだが。
本当は精霊の泉から一度、日本に戻ろうと思っていたのだが、面倒臭いとヴァリアスに一蹴されて、そのままこの村に転移してきたのだ。
念のために着替え持ってきておいて良かった。
酒の準備はいいのかと思っていたら、いつの間にか、近所のディスカウントの酒屋で用意していたらしい。
なんだか急速に俺を差し置いて、特定の近所(酒屋)に馴染みつつある。
しかもあの
初めに会ったときに飲んでた日本酒は、あの酒屋のか。
もう今度、その酒屋の若い店長に何言われるか、今から怖いんだが。
「今度はどこに行く予定なんだい?」
明日出て行く事を告げると、少し残念そうな顔をしたが、
「ハンターが一か所に
「まだ決めてない。ただコイツに回復魔法を習得させたい。だから
そう、今回はつくづく、治療系魔法もマスターしておけば良かったと痛感した。
だから今度の
「ああ、兄ちゃんは
ハンターギルドでの俺の登録内容を知っているらしい村長が頷いた。
治療系の魔法は、火、水、風などといった大分類で言うと、神聖魔法というものになるそうで、いわゆる神の御手を使う事を許可された―――細胞を操作するので―――者しか出来ないそうだ。
ただ、傷を治すだけなら神聖魔法以外にも、闇魔法で
「でも治療院じゃなくて、施療院でもいいのかい?」
休み休みとはいえ昼から飲んでいた村長は、少し揺れながら聞いてきた。アルコール分解能力が早い、ドワーフのビンデルは通常の酒精なら平気らしく、ペースを緩めず隣で飲みまくっている。
ピジョンとポルクルは明日もあるのでと、先に帰っていった。
「その治療院と施療院って違うの?」
日本でもクリニックと病院の違いが良く分からない。
「施療院は貧しい者用の治療施設だ。基本無料で診てもらうことが出来る。通常、国や領主からの援助や寄付で賄ってるからな。つまり金にならないってところだ」
ふーん、映画『赤ひげ』に出てくるような小石川養生所みたいなとこなのかな。救貧院と同じく無料の病院もあるんだ。
それからヴァリアスは村長の方を向いて
「大体、修練目的なのだから稼ごうなんて思っちゃいないぞ。逆に寄付金を出してもいいくらいだ」
「……確かに旦那達なら、治療でちまちま稼ぐようなマネはしなさそうじゃものなあ……うむぅ……」
酒のおかげで少し柔らかくなった首を傾げながら、何か考えていたが
「もし施療院でいいなら、知ってるところを紹介出来るんじゃが……」
「紹介してもらえるんですか?」
さすが村長、顔広いなぁ。
「ん、ああ、1人な、知ってる奴がおるんじゃ。昔の仲間でな、今は小さいが施療院付き教会で
村長の紹介なら信用出来そうだ。
俺はお願いする事にした。
*******************************
「え~と、この代金なんだが、そのぉもう少し、なんとかならねぇかなぁ?」
「ええ~、またですかい? こりゃあこの近辺じゃあ手に入らない薬草ですぜぇ。運賃だってそれなりにかかっちまってまさぁ」
出入りの商人は大袈裟な身振りで手を振ると困った顔をした。
「あ、うん、そりゃわかってんだけどよ。
あー、めっちゃわかるんだけど、また今月苦しいんだよなぁ……」
「ウチもそうでさぁ。それに人手もかかってるし……。もちろんあっしも先生に助けてもらってるから、なんとかしたいのはヤマヤマなんですが、ウチにも食わせなくちゃなんねぇ家族がいやすし……。これで原価ギリギリの儲け無しなんですよぉ」
隣で薬師兼副助祭のイーファが、心配そうにハルベリーを見る。
ぬぎぎぎ……。ハルベリーは床に置かれている籠一杯の薬草を見て、歯噛みした。
目の前にある薬草は、治療のうち特に難しい
肉体の怪我や病気を治すことのできるハルベリーも、精神となるとお手上げだ。
体を治しても神経までは治らない者も少なからずいる。そうするとその傷んだ精神のおかげで、また体を壊したり、治療が上手くいかなかったりするのだ。
でも高いんだよなぁ~。
ゴワゴワの硬いアゴ髭をワシャワシャと触りながら、ハルベリーは唸りつつ薬草を睨んだ。
「先生、重患です!」
開け放した厨房の戸口から、
「エゴンさんが、工業用アルコール飲んじゃったってっ」
「馬鹿かっ、あのドワーフ! 絶対 酒代わりに飲みやがっただろっ! ちいっ、しょうがねぇ。
とりあえず吐かしたのかっ」
ハルベリーのデカい声もいつもの事らしく、ナタリッシアはテキパキと返す。
「はいっ、吐かせた後、水で胃洗浄して、今 施術室のベッドに寝かせてます」
「よっし、すぐ行く」
そうして商人に向き直ると
「しょうがねぇ。今日はこれで買えるだけくれないか」
四角い年季の入った木製テーブルの上に、数枚の銀貨と大銅貨を出した。
薬草の選択はイーファに任せて、ナタリッシアと一緒に通路を急ぎ施術室に行く。
通路の長椅子には3人の男女がひそひそ話していたが、ハルベリーを見て口をつぐんだ。
「すまねぇな。急患を先に診るから、もう少し待っててくんな」
そのまま施術室に入る。
時々体をブルブルっと痙攣させるエゴンを、ベッドから落ちないように支えていた下男のサウロがこちらを向いた。
「おっし、サウロ、ちょっと顔を引いててくれよ」
ハルベリーがエゴンの胸に右手を当てると、主に腹部辺りから青紫の煙がもうもうと立ち登る。それは風に吹かれて開いた窓から出て行った。
だらんと半ば白目をむいていたエゴンは、目を瞬かせるとバッとベッドから起き上がった。
「おおりゃあ、もう気持ち悪くねぇっ。ありがてぇ、先生っ助かったぜ」
そう言うドワーフの、体に対して大きな頭をバコンと叩く。
「馬鹿野郎! てめえっ! 昼間っから何飲んでやがんだっ。
いくら頑丈だからって、毒飲んだらどうなるか わかんねぇのかっ」
「いや、すまねぇこった。ちょいと酒切らしちまって……。手元にメチルアルコールがあったんでつい……。
でも麦湯で薄めたんだぜ。それに飲んでたのは昨日の夜だあ。いつの間にか朝になっちまってたけどよ」
ボカッとまたハルベリーは、その硬い頭を叩く。
「毒は薄めても毒なんだよぉ! この分だと一瓶は飲んでたろっ。手当が遅かったら失明してたかもしれないんだぞっ。
またこんな事やりやがったら、銀貨5枚はとってやるからなっ!」
「や、すまねぇ、先生。もう変なモノは飲まねぇよ」
ガミガミ叱られたエゴンは、ガタイの良い体を丸めるように縮こませて帰っていった。
「クソッ、こっちの手が痛くなっちまった」
そう手をさするハルベリーに、サウロが大きな体を屈めながら小声で言ってきた。
「先生……実はさっき、ブリガンが来てたんですよ……」
「なにぃ、で、誰が対応してたんだ? お前か? ナタリーか?」
そのナタリー ――― ナタリッシアは通路に待たせていた患者を、中に呼んで問診を始めている。
2人はそっと通路に出た。
「ナタリーです。おいらだとアレだというので……」
「ううむ、そうか。女に相手させたくない相手だが、とりあえずあいつは助祭だしな。
で、奴は今日はなんだって?」
「いつも通り、貸した金を早く返せの一点張りで……。払えなかったらその……」
ハルベリーはサウロの太い腕をポンポン叩いた。
「わかった。全部言わなくていい。お前のせいじゃないし、俺が何とかするから心配するな」
そのまま施術室を出るとハルベリーは舌打ちした。
糞っ、あの奴隷商め、とんでもねぇ野郎だ。
また危なさそうな患者が来たら呼んでくれと、ナタリッシアに告げるとハルベリーは、来た時とは反対のほうに歩いていった。
通路の突き当りのドアを開けると、先程の石造りの床と違って、木板を敷き詰められた廊下に出た。右手にはいくつかの開いた窓が並んでいる。もちろんガラスは入っていない。
左側には3つドアが並んでいた。
そのまま廊下の突き当たりを左に曲がらず、正面のドアを開けるとそこはシックな礼拝堂だった。
その礼拝堂を突っ切り、向かいのドアを開けるとまた同じような廊下に出た。
左側に並んだドアの1つに入る。そこは本棚が2つと窓に向かって机がポツンと置いてある、物置小屋のように狭い執務室だった。
机の本立てから1つのファイルを取り出すと、パラパラめくり始める。
「ぬぬー、今月はまだ油代が未払いか……。最近また値上がっちまったんだよなあ。薬草も薪代もみんな現金払いになっちまったし、これもそのうちツケが利かなくなるな……」
半分開きになっていた、両開きの窓を全開にして、古びたクッションを乗せた椅子に座った。
薬を作って売るにも、まず原材料の薬草を買う金がない。裏庭で採れる僅かな野菜じゃ売るより、自分達で食ったほうがマシだ。
売れそうな品はもう残ってないし……と、チラッと本棚の一角に目を向ける。
そこには分厚い大教聖典が、本棚に括り付けの格子越しに置いてあった。
いやいや、そりゃ不味いだろ。いくらなんでも聖職者がソレを売り飛ばしちゃ。
何度も上に嘆願書を出してるが、支給される援助金は渋くなってきてるし……。
「うー、しょうがねぇ。気が向かねぇが、またキルギルスの奴に頭下げて治療師の手伝い(バイト)するしかねぇかあ」
ハルベリーはファイルを閉じると、机の一番下の引き出しを開けた。そこには中サイズの瓶があった。
中には3分の1くらい液体が入っている。
おもむろにその瓶を取り出して栓を抜こうとした時、ドアがノックされた。
「先生、入っていいですか?」
ナタリッシアだ。
「うん、ああ、別にいいぞ」
すぐに瓶を引き出しに戻しながら、ハルベリーはファイルを本立てに挟んだ。
「失礼します。先生にお客さんが来てます」
「客ぅ? そんな予定ないが、誰だって?」
「それが私も初めて見る方達で、なんでもラーケルのアイザックさんという方の紹介とか」
「ああん ?! アイザックの?」
何年ぶりだ? あいつの名前を聞くのは。いや、それより紹介って―――。
ハルベリーは彼女が持ってきた紹介状を開いて見た。
はた目にはわからないが、仲間内だけの暗号文字がところどころ入っている。どうやら本物のようだ。
2度それを読んでから、おもむろに顔を上げた。
「わかった。そいつらは今どこにいる?」
************************
紹介されたのはラーケルから東に、山や川を幾つも超えた隣国との国境に近い、アグロスという名の町だった。
時間がもったいないので、今回はヴァリアスの言うまま転移でやってきた。
いつも通り税関を通って門をくぐると、ギーレンというよりも、トランドに似た雑多な店構えや、ちょっと埃っぽい通りが広がっていた。
まだ9時前とあって市壁沿いに連なる、市場のテントも沢山の人々で賑わっている。
教会は複数あるようだったが、施療院は1つしかないようで、通りすがりの煙草売りに道を聞くとすぐにわかった。
「そこの道具屋の横の、狭い通りを真っ直ぐ行って、4つ目の角を左に曲がると、上の方に小さな鐘突き堂が見えるから、すぐわかるよ」
言われた通り、家と家の狭い道を行く。
下町エリアなのか、また頭上にロープで渡した洗濯物がたくさん羽ばたいている。
ちょっとギーレンの『赤猫亭』を思い出した。
4つ目の角を左に曲がると、正面の方向に少し広い通りを挟んで、細い路地の隙間から鐘がぶら下がっている塔のような建物が見えた。
近づくと施療院は、染みで所々汚れた灰色の四角い石造りの建物で、教会にくっつくように立っていた。
右側には申しわけ程度の高さに作られた、木製の柵があり、少しだが畑があるようだった。
戸口は開け放しになっていて、通路の奥の長椅子に座っている人が見えた。
入ろうとして、ドアの右側から歩いてきた大男にぶつかりそうになった。
「「あ、すいません」」
相手は俺と同時に謝った。
大男は背丈は確実に2m以上、以前ラーケルで見た巨人族のカカ程でないが、おそらく2m30㎝くらいはあるだろう。
肩はいかつく盛り上がり、もちろんそこから生えている腕も、競輪選手の太腿以上に太い。目の辺りが窪み、小さな目が引っ込み気味で、鼻孔が横広がりな鼻や、胸なんかメジャーが回るのかと思うほど厚みがあるところなど、マウンテンゴリラを彷彿させる。
だが、もちろん人間だ。
ちゃんとカーキのシャツに、焦げ茶色の膝下ズボンをはいている。体にあった大きい足は布靴を履いていた。
「治療ですか?」
大男は身をかがめながら訊いてきた。
頭をかがめてくると、首に下がっていた金色のペンダントヘッドが俺の顔の前で揺れた。それはいわゆる観音様の後光のように、放射状に線を広げた太陽のような形をしていた。
「いえ、こちらの司祭様にお会いしたくて。これ紹介状です」
俺はアイザック村長から渡された紹介状を見せた。
「先生に……。少しお待ちください」
大男はそそくさと正面の通路を行くと、長椅子前のドアの中に入っていった。
するとすぐに今度は、女性を連れてやってきた。
彼女は長身で俺より少し小さいくらいの感じだ。年のころは20前後だろうか。
頭に耳の上から幅広の青い布をヘアバンドのように巻き付け、開いた天辺からオレンジ色がかった金髪を垂らしている。なんだかあの名画『真珠の耳飾りの少女』のようだ。
服も薄黄色の足首までの長いチュニックの上に、同色のフード付きケープを羽織っていた。胸元にさっきの男と同じ、金色のペンダントがぶる下がっている。
瞳は青と黄色の2色混で、凛とした口元と、きりりとした目付きの、とても綺麗な顔立ちをした
だが、残念な事に額から頬の辺りまで、顔の半分近くと首筋が赤紫の痣で覆われ、彩色を欠いていた。
もしかしてそういう人種なのだろうか?
彼女は紹介者を聞き、紹介状を受け取ると、とりあえず中へと施療院ではなく教会の方へ俺達を招いた。
ここで待つように通されたのは、礼拝堂だった。
通路を真ん中に、左右に背もたれの付いた長椅子が何脚か並んでいる。
正面には少し高くなった台座があり、書見台がポツンと立っている。
その後ろの壁には後光のような、あのペンダントと同じ太陽のようなモノを頭の後ろにつけた女神らしい像が立っていた。
両壁の窓は大きめだったが、ステンドグラスどころかガラスははまっておらず、ただ開け放されていた。
天井には2つ、細い車輪の軸の先にランプを付けただけのような、質素なシャンデリアがぶる下がっているだけだった。
『(なんだか言っちゃなんだが、小さいというかお粗末な教会だな)』
まわりに俺達以外誰もいないが、さすがに口にするのは
『(地方の特に小さな教会なんかこんなもんだ。貴族や金持ちのような援助者がいなければ、維持していく自体が大変なんだ。
信者が多くても寄付が少なけりゃ、やっていけないからな)』
それからぐるりと見回して
『(どこぞの金儲け寺院よりは、かなりマシなほうか)』
長椅子は3人掛けくらいの短いもので、良く座る部分は擦れてへこんでいる。目立たない脚の部分に小さく落書きがあったりするのは、どこも変わらないようだ。
ステンドガラスは無いが、台座後ろの壁には4枚の宗教画らしい額が掛かっていた。
彫像の女神は手に壺を持ち、口元に優しそうな笑みを浮かべている。その傾けられた壺から、水らしき流れが
その台座には、俺の護符に書いてあるのと同じような、読めない文字が書いてあった。
「これってもしかして水の―――」
そう言いながら振り返って、俺はちょっと焦った。
奴がいつの間にか像に向かって、膝をついて祈っていたからだ。
「やるならやるって言ってくれよな」
俺は慌てて奴の隣に並んで、両膝をついて胸の前で両手を交差した。
普通に観光気分だったよ。
ええと、こういう場合なんて祈ればいいんだ?
とりあえず、ご挨拶かな?
「教会に来たらまず神に挨拶するのが当たり前だろ。お前は寺院に行ってもやらないのか?」
先に済ました奴がさっさと立ち上がって言う。
「そりゃ神社やお寺はお参りするけど……」
教会じゃお参りという訳じゃないだろう? 教徒でもない俺にはわかんないよ。
「ところでこの女神様って水の神様かい?」
俺は無難な質問なので口に出した。
「そうだ。水の女神アネシアス様だ」
それって
俺はあらためて像の顔を見た。
女神像は美しいというよりも、聖母マリア様のように慈愛のいかにもありそうな印象を与えてくる尊顔をしていた。
「実際にこういうお姿なのかい?」
「いや、全然。まず壺なんか持ってないぞ。これは人間共のあくまで想像だ」
ふーん、やっぱりそうなんだ。
「ところでここは水の神様だけなのか? 他の神様は?
ほら
「たまに複数の神を掲げるところもあるが、普通は1つの教会につき崇める神は1柱だ。
同じ宗教でも少しづつ教派が違ってくるからな」
「それって仏教にいろんな宗派があるみたいなもの?」
「ちょっと違うが、話すと長くなるから、今度ナジャにでも聞け」
あ、こいつ面倒くさくなったな。
その時、右側のドアが開いて、1人の男が現れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます