AGENT-エージェント-

作者 yuyu

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★★★ Excellent!!!

 第二次大戦に敗れ、アメリカが統治する「日本皇国」とソ連が統治する「日本人民共和国」の二国に分かれた日本を舞台に異能を持つ諜報員たちが交錯する異能バトルものです。

 「物質を再構築する」という異能者である水野晶は諜報活動に従事する皇国の諜報員だ。アメリカとソ連は軍事衝突を避けながらも、日本国内で彼のような異能者の諜報員を使い情報戦を繰り広げていた。

 そんな折、日本人民共和国が日本皇国に宣戦布告し、大国の代理戦争が始まる。両国の異能者部隊が戦争に介入し、水野も次第に争いに巻き込まれていく。多彩な異能の駆け引きが生まれるバトルシーンが面白くて、異能者たちもひとりひとりキャラが立っている。

 異能を前提とした兵器や、異能を活用した作戦など、もし超能力者が軍事利用される戦争が起きたらいったいどうなるのかという攻防にリアリティがあります。

 戦争の裏で語られる万能エネルギー『エーテル』をめぐる謎と異能者たちの関係も気になるところ。大国がぶつかり合う世界がこの先どうなっていくのか、続きの展開が気になります。


(「注目の自主企画から選んだ作品」4選/文=愛咲優詩)

★★★ Excellent!!!

 たくさんのキャラクターが登場し、みんな個性的で魅力に溢れているから全然飽きない!

 ロシアとアクションが好きな私の好みど真ん中を打ち抜かれ、勢いよく進む物語を追うのが楽しかったです。

 なにがいいって、書きたいことがハッキリしているから話もブレないし、リサーチもしっかりしてるんだなって感じるところが沢山あるからです。だから物語が薄っぺらくならずにサクサク読める。アクションも、銃撃あり超能力ありで盛りだくさんです。

 読み進めれば、きっとキャラクターの誰かを応援したくなると思います。水野がんばれ。私的に、彼の能力が割と地味めなのが好きです。

 最後まで楽しみにしてます。