なぜ山に登るのか。たった5分で、問いの普遍性に気付かせてくれる短編。

学生である主人公は、強化訓練と称したワンゲル部の登山に参加する。先輩たちが山について語り合う中、彼女は何かひっかかるものを感じていてーー。

登山が好きな人には勿論、休日は家で過ごしたい人にもおすすめの短編。

「なぜ山に登るのか」

たった5分、1,586文字を読むだけで、この問いの普遍性に気付くはず。レビューを書いている私自身、普段は車窓から山並みを眺めているにすぎません。

8月11日は「山の日」。この日にちなんでぜひ読んで頂きたい作品です。