第13話 つっ!♡カンコンそーさいバコンバコン (ノ><)ノ
カッコーン。カッキーン。
ここは再び『フロレンス魔戦記』のナカにある村の鍛冶屋『ニューデリー』。
「よう、サリー親方。こないだは世話になったな」
「オヤ、ピーチップ。サイキンダイカツヤクミタイアルネ」
「おかげさんでな」
「キョウハナンノヨウアルカ?」
「ああ、またジョッシュと、それにオレンジパイのイチモツを直して欲しいんだ」
「ソレハオオシゴトアルネ。ジャ、マズソノパン・・・」
「おだまり、サリー。そのボケはもう読者には通じないよ」
「キビシイアルネ。デハ、ソノイチモツココニオクアルヨ」
コトン
カラカラ
「マタコレハ、ハデニコワシタアルネ」
「お前さん、こないだのウチらのオンライン中継見てなかったのかい?」
「ウチにパソコンナイアルヨ」
「サリーさん。それってあ・・・」
「おだまり、ジョッシュ。そのボケも(以下略)」
「・・・・・」
「こないだの賞金がたんまりあるから、今日もいい仕事頼んだよ」
「ウデガナルアルネ」
カン・コン・キン
「イッチョアガリダヨ」
「仕事がハヤイのはイイ事さ。ほれ、2020万コルだ。釣りはとっときな」
「ヌレヌレマンコルアルネ。マイドアリ」
「サリー、例のブツをよこしな」
「ピーチップ様、まさかまた名前を付ける流れじゃ?」
「ソノトオリアルヨ。ホイ」
スタタタタ
「あっ、何を勝手に!?」
「まあ、このアタイに任せておきなって」
「何かヤな予感しかしないんですけど?」
「私もジョッシュ様と同感ですわ」
「なんだい、このアタイが信用出来ないとでも?」
「だから聞いているんですけど?」
「私もジョッシュ様と(以下略)」
「悪いがココで教えるワケにはイカないんだよ」
「・・・・・」
「・・・・・」
ぽう、ぽう、ぽう
ここは『フロレンス魔戦記』の野営場。皆はもうスヤスヤ眠ってるんだ。だけどボクは見張り役として、こうして森の高台で綺麗なオホシサマを見ているのさ。
「ジョッシュ様? ジョッシュ様ですの?」
「や、やあ。オレンジパイ。眠れないのかい?」
「ジョッシュ様。なんだか私、とても不安で」
「このボクもさ」
「明日のバトルはどうなりますの?」
「コレは仕方がないコトなんだよ、オレンジパイ。ボクらはナニがあってもソレを運命としてウケイレなくちゃならないんだ」
「私たちは運命共同体と言う事ですか?」
「そうさ、ボクの愛しのオレンジパイ」
「じょ、ジョッシュ様・・・」
「オレンジパイ・・・、さわさわ」
「ああ、イケませぬ、イケませぬ! そんなコトっ!」
「ヨイではナイか、ヨイではナイか」
「あ~れ~っ」
でへへぇ
だらぁ
「すぴー」
ん?
ボクはこんな所でうたた寝を?
しかもなんと言う夢を見ているんだっ!
「ジョッシュ、見張りの交代の時間だ」
「ぴ、ピーチップ様、いつからソコにっ! まさか今の?」
「ああ、聞いていたよ。そうかいお前、オレンジパイの事を?」
「いや! アレはナニかの間違いです! ボクはただひたすら『フロレンス姫』の事をっ!!」
「無理もないよ、ジョッシュ。近くにあれだけイロ気があるオンナがいるんだから。オトコとしてセーヨクが湧くのもアタリマエの事さ」
「ですからそんなんじゃっ!」
「ククククク」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ヒュルルルル~
ここは『フロレンス魔戦記』の11階層ステージ。
ガサガサガサ
キキキキキッ
「あ、アレはグレートモナキー!?」
「しかもレベル5000だとぉ!?」
「オレンジパイ、またアンタの出番だよ。そのイチモツの名を叫んで思い切り振るんだ」
「ガテンショー! ・・・って。っ!」
「おいおいその形ってよ?」
「おだまりルドルフ、そのツッコミも(以下略)」
「この名前はさすがに叫べませんわっ!!」
「なんなのよ、オレンジパイ?」
「ここでオメェが叫ばないとな」
「うう、分かってマスわ。ヤればイイのでしょうっ!!」
「エロイム・アッサイム・エロイム・アッサイム・・・んあっ!」
「どうしたんだい、オレンジパイ?」
「なんだか先っちょがブルブルと振動してて・・・」
「ねえ、やっぱアレってさ」
「アレだよな」
「ええい、ままですわっ! 輝けスーパー・デラックス・マジカル・ジューシー・バイブレーターっ!!」
ブルブルル
ガサ?
「お、ぉ。オマエモナーっ!!」
ガサガサ?
「オレンジパイ、口撃して来る前に反撃シテどーするんだい」
「んあっ!! ごめんなさい。もうしません」
ナマケ!
テヌキ!
ヤリマンビッチ!!
「オマエモナーっっ!」
「・・・・・」
「おいおい、全然効いてないじゃねーかよ」
「ちょっとオレンジパイ、良く見なよ。アレはオスだよ」
「と、と、言う事は?」
「今だ唱えよオレンジパイ!」
「オマエノニョーボーモナーっ!!」
キキィっ!
ガササササっ!!
「なんかカエってイカらせちまったぜ?」
「さあ、ジョッシュの出番だよ」
「ううぅ、ヤだよぉ~っ!」
「ジョッシュ、まだステージは始まったばかりなのにナニをためらってるんだい」
「だって、このクエストはオンラインで大勢のギャラリーたちが見てるんですよ? これはボクのコカン、じゃなかった。コケンに関わる事ですっ!!」
「ナニを今更。みんなソレに期待してるんだからさぁ」
「ブロッサム、他人事だと思って!」
「そーゆーの、もーいいってんだろ!?」
「ええいっ!」
とん
しゅばっ
くるり
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