第9話 さむっ♡ガクガクブルブルこちんこちん(((( ;゚Д゚)))
ミーティングが終わった後に、私たち3人は職場のレストルームでドリンクを飲みながら雑談するコトとナったの。
「キ、君たち。随分と研究熱心なんだな?」
「え、ええ。シゴトの溜め、じゃなかった。為ですから」
「みかんパイセン、今ナンで言い直したんっすか?」
「え? いやナンだか字面が違った気がしたから」
「不思議っすね。モモもそんな気したっす」
「モモちゃんはさすがにハマってるだけの事あるわ」
「まあ、ソウソウっす。そう言えばコーキパイセンもフィバってたっすね」
「あ、新川君、その呼び方はやめて欲しいと言った筈だが?」
「サーセン。でも社員同士は上下関係に囚われずにボーダレスな付き合いが必要だって、社長もこないだの朝礼で訓示タレてたじゃないっすか?」
「まあいい。早速あの『オレンジパイ』と言うプレイヤーにコンタクトを取るぞ」
「その件ならモモにお任せっす。心当たりがあるっすから」
「んあっ!?」
「ニヤり」
「っ!?」
ごとっ、ぴちゃっ。
あらイケない。
モモちゃんがヘンなコト言うから、びっくりして缶コーヒーを溢しちゃった。
ソファーがヌレヌレにナっちゃったわ!
これじゃあシミにナっちゃう。
急いでフキフキしなくっちゃ!!
「あわわわわ。ご、ごめんなさい。私、ちょっと清掃室からバケツと雑巾借りてきますね」
「モモはこれから資料作るっす」
「僕は里山さんを手伝ってイクから」
えっ!?
房井クンってば、普段は私に厳しいクセに、意外と優しいトコあるんだなあ。
ギャップ萌えだわ、きゅん♡
「ではすみません、お願いシます」
「どこを拭けばイイんですか?」
「ココを」
「どれどれ? ふむふむ。分かりました」
ゴシゴシ
ゴシゴシゴシ
「お、ここもシミになってマスね」
「それではソコもお願いしマス」
「ん? こんなトコにまでシミが」
「ど、どこですか?」
「里山さんのスカートです」
「え? ヤダ本当だ。どうシよう」
「僕がフイテあげマスよ」
「そんな! そう言う訳にはイキません」
「まあまあエンリョせずに。僕はこう言うの、キレイにシないと気が済まないタチなんですよ」
ゴシ・ゴシ・ゴシシっ
んんあっ! ダメです、そんなトコ触っちゃあ。カンジちゃう!
「なかなかしつこいシミだな。里山さん、スカートを脱いでくれマスか?」
「ココでですか? そんなコト出来るワケないじゃナイですかっ!!」
「何イッテるんですか? 脱ぐよりシミの方が恥ずかしい・・・、って、僕の方がホントにナニをイってるんだろう。 じょ、女子更衣室で着替えてキテ下さいって意味ですよ!」
「あ、ああ。そうイうコトなら」
「ついでに清掃室から重曹を持ってキテ下さい。アレが一番キキますから」
アブなかったあ。
スカートのナカのシミ、見られちゃったかと思ったわ。
「戻りまシタ。あのう。坂井サンはもうイイですから」
「いえいえ。僕はこう言うの、とことんヤらなきゃ納得がイカないんですよ」
ゴシっ、ゴシっ
スタスタスタ
お、アレはコーキパイセンとみかんパイセン。
どうやらウマくイッテる様っすね。
これは、あともう一押しみたいっすー!!
「ふう、やっとシミが取れた様ですね」
「あの、本当にありがとうございました」
「じゃあ、そろそろ仕事に戻りましょうか」
「ハイっ!」
ごつん
ごとっ
ばらばらっ
「あわわわわ ! 私のバッグのナカミが」
「僕のブリーフケースのナカミも」
ごそごそ
チャリリン
「あれ? このキーホルダーって」
「あっ! それは!!」
「ネコふわキャラの『ミニー』ちゃんじゃないですか! 私コレ集めてるんです! 房井サンもコレ好きなんですか?」
「い、いや、そ、それはその、い、妹からプレゼントされたんですよ」
「私のキーホルダーと同じのですね」
「そ、そうですね」
「はいコレ。コッチが私ので、コッチが房井さんのですよね」
「ええ、確かに」
あー疲れたぁ。
残業したらもうこんな時間。
早く女子寮に帰ってチャットレディのバイトしなきゃだわ。
ガチャ
ガチャガチャ
んあ?
どうしたんだろう。
部屋の鍵が開かナイわ。
「みかんパイセン。何ヤってるんすか?」
「あっ、モモちゃん。どうやら房井クンとブツかって荷物がバラけた時に、お互いの鍵と取り違えちゃったらしいの」
「スペアキーをもらおうにも、この時間は管理人さんも帰っちゃってるっす」
「困ったなぁ」
「パイセン、何ならモモの部屋に泊まるっすか?」
「え、イイの?」
「何イッテるんすか、お隣同士の仲で。パイセンの好きなオレンジビールもあるから、二人で女子会するっすー!」
「ホント? じゃあお言葉に甘えさせていたダクわ」
カチャ
シュっ
トクトクトク
ゴクゴクん
「ぷはー。やっぱ残業終わりのコレは最高っすね!」
「ホントにこのオレンジビールはオイシイわ」
「まぁまぁ、ここは無礼講でもっとイクっす」
ぽよぽよよ
「あー、なんか酔いが回ってキタわ。目の周りがぐるぐるシテる」
「パイセン、今日はペースがハヤイっすね。ナニかイイ事でもあったんじゃないすか?」
「えへへぇ。聞きたい?」
「キかせてホシいっす」
「実はねー・・・」
シメシメ。
パイセンのグラスにコッソリ入れた自白薬がキいてキタみたいっす。
ここでみかんパイセンのヒミツをニギるっすー!
*モモ語の解説だヨ♡
「フィバる」=アツくなる。
「ソウソウ」=そこそこ。
「ボーダーレス」=分け隔てなく。
ふわ〜、よく寝たぁ。
んあっ!?
って、ココはドコ? クンカクンカ。コレはモモちゃんのニオイだわ。フローラルブーケのシャンプーとローズマリー・アロマのブレンド。とゆー事はココはカノジョの部屋? 実は私、お鼻が他のヒトより良くキクの。そう言えば昨日はモモちゃんと一緒に呑んでて・・・。ソコからサキは覚えてナイな。
おや?
机の上に書き置きがあるわ。ナニナニ、
「みかんパイセン、モモは先にゴアウるスから、部屋のスペアキーをレフトくっす。鍵は来週会社でリしてくれればいいっすよ」
まあ、そうよね。今日は土曜日だもの。何しろモモちゃんはまだ20代。恋するお年頃であのカワイサの持ち主よ。カレシとデートをシテたって不思議じゃないわ。
さあて、今日はゲームのパーティーの約束もナイし、ナニして過ごそうカナぁ。
と言うワケで、都心のデパートにウィンドウ・ショッピングをシにキタわ。一流企業を代表する営業ウーマンとして、恥ずかしくナイ身だしなみをシなくちゃね。
んあ?
ちょっと、アレはモモちゃんじゃない! オトコのヒトと二人連れってコトは、あのお相手が彼氏ナノかしら? って、よーく見たら中年のハゲオヤジじゃない。カノジョ、あーゆーヒトが好みなのかな? イケナイ事だとは思うけど、どうせ暇ダシちょっと後をツケてみよ♡
あれ?
ハゲオヤジと別れたわ。今度はドコに向かったかと言うと、カフェで別のオトコと待ち合わせ? 男はイカにもモテなさそうな、ヲタク丸出しのヒトみたい。
あらっ?
ナニやらコソコソとお金を受け取ってイルわ。ナンのお金なんだろう? 今度は遊園地に向かったわ。あっ、途中で見失っちゃった。でも、こんな時には私の嗅覚がモノを言うの。クンカクンカ。コッチの方からカノジョのニオイがする。あ、みいつけた。もう5時間もナイショでつけまわしている私もどうかと思うけど、モモちゃんはヲタク君と別れてまた別のオトコとデートし始めたの。
んあ?
またカクれてお金を受け取ってイルし。なんだかプンプン怪しいニオイがスルのよねぇ。
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