第※◇̻我〇話 ソノミライダケハ ケッシテ アッテハナラナイ シアワセ

「ハハハハハハハハ!」


爆炎や雷鳴が轟く中で、高笑いをしている男がいる

街は壊れ、人の死体が散乱している

焦げたもの、穴が開いているもの、ちぎれたもの、腐敗したもの、溶けたもの……

おおよそ地獄と呼べるその場所でただ笑顔で笑い続けてる


(あれが……僕なのか……)


「死ね死ね死ねぇ!ゴミどもが!なんの役にも立たないクズどもが!貴様らの死こそが僕の願い!貴様らの死が僕の幸せだ!」


(狂っている……魔族も人族も殺して……どうしてこうなったのか……全く解らないが、最悪のケースだけはわかる。家族の死だ)


ただ歩きながら、破滅的な現象を起こし、目に見えるものをすべて壊していく

後ろを振り返れば跡形もなくなっている街並み……歩いてきたであろう道筋が地平線まで見える


「ハハハ!ゴミがまだいたか!」


幼い子供の頭を鷲掴みにして握りつぶす


(見るに堪えない……吐きそうだ……)


「貴様らには生きる価値などない!僕の……」


そこで意識が途切れた

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