幼馴染と別れて数年たって、連絡も取らずにいたのに想いだけ続く…その偏執を掘り下げるとどうなるかという挑戦的な作品。
ただ単に重苦しいだけでなく、ハッピーエンドを期待させる力強さと、そのために物語を歪ませることなく到達しようとする苦心がみえる。
その苦心もメインの二人へは手厚いが、最新話ではまだ脇を支える人物たちへの指針までは見えてこない。
そこをどうクリアにしていくのか、続きが楽しみ。
至るところで粗さも目立つんだけど、それと相反するような、細部まで丁寧にしたいという思いも同時に感じられて、めっちゃ良いです。