第10話 神の追随
「俺はいじめっ子! おまえの物は俺のモノ! 俺の物は・・・・・・俺の物だ!」
名言だな。完全に悪魔アピールだ。
「なんて傲慢な奴だ。悪魔採用!」
悪魔にスカウトされて、悪魔と契約する。
「ギャアアアアアアー!?」
いじめっ子は悪魔と契約させられた。
「おつかいに行ってきます。」
主人公の碧は母親のおつかいでスーパーに卵を買いに行った。
「しまった!? 財布を忘れた!?」
レジで財布がないことに気づくうっかりでおっちょこちょいの碧。
「俺はなんてダメな奴なんだ!?」
まさに悪魔になってしまいそうな碧。
「寄こせ! おまえの物は俺の物だ!」
そこにいじめっ子が現れる。
「なんて理不尽な要求だ!?」
さすがに普通の人間は驚く。
「悪意に手を染めたな!? おまえ、悪魔だな?」
「なに!? なぜ私が悪魔だと分かった!?」
「おまえから悪意の嫌な匂いがする。」
碧は悪魔を察知する。
「おまえはいったい何者だ!?」
「俺は神だ!」
碧は神様から神の力を授かった。
「ふざけるな! 神などいるものか!?」
「神の裁きを受けろ!」
神々しく光を放つ碧。
「天に居ます我らの主よ。迷える子羊をお救いください。」
神の聖書を朗読する碧。
「神の代行者! 碧が命じる! ヘルプ!」
悪魔に取り憑かれた人間の心を救済する。
「ウワアアアアアー!?」
神の光が悪魔に取り憑かれた人間の心に染み渡る。
「ここは? どこ?」
「ここは迷える子羊の懺悔部屋です。」
いじめっ子と碧がいる。
「さあ、懺悔しなさい。どうしていじめっ子になったんですか?」
「・・・・・・実は私も親から暴力を振るわれていて、人を殴ることに抵抗がない人間になってしまったんです。そして弱い者を殴っていると何でも私に差し出すのでついつい調子に乗ってしまいました。ごめんなさい。」
懺悔を述べるいじめっ子。
「あなたが悪い訳じゃない。」
「え?」
意外な言葉に驚くいじめっ子。
「人間は弱い生き物です。人間の弱い心に悪魔が忍び寄って来て契約させられてしまうのです。悪いのは悪魔です。本当のあなたは良い人です。」
神の教えを説く碧は笑顔で微笑みかける。
「・・・・・・ありがとうございます。」
いじめっ子は自分を理解してもらえ救われたみたいで、涙を流しながら感謝を述べる。
「クソッ! 人間め! 許さんぞ!」
いじめっ子と契約を解除された悪魔が怒っている。
「俺は人間ではない。俺が神だ!」
碧は神の代行者であり、正確には違う。
「980字・・・・・・。」
1000字すら言っていない。微妙、悲しい。やはり1話2000字か、3000字は欲しい所だ。2000字で50話。3000字で34話かな。
「できは完璧。」
少しの文字の置き換えだけで、1日数分の作業で1話が完成する土台はできた。
「ここでブレイク。」
本編の試し書きを一時停止して、悪魔や戦闘シーンを考えよう。
「最初に悪魔に魂を売り渡す、悪魔のスカウトでもコーナーで入れよう。」
こうすると七つの大罪の悪魔7匹が登場できるので、一人一言でも尺は稼げる。飽きたらカット、縮小すればいいのだ。
「戦闘。生身の悪魔と神の代行者が戦う? それとも神マシンと悪魔ロボットが戦う?」
ワタルの魔神はダジャレが効いていて素晴らしかったんだな。
「戦闘のW!?」
そうか戦隊ヒーローモノって、生身で戦って、更にロボットでも戦うのか。
「でも理にかなっている。」
喜びがあり危機が来る。そして、また喜ぶ。全ての物語はこれの繰り返しだから。
「生身の戦いは懺悔室か?」
いや、それなら悪魔と碧が裁判が言い争うシーンを追加するべきか? いや、そうしてしまうと話がややこしくなりスムーズではなくなるので却下。
「やはりロボット?」
悪魔は生身ではフィギュアにしかならない。ロボットならプラモデルくらいにはなる。悪魔がポケモンのようなゆるキャラにはならないだろう。
「傲慢のルシファー・ロボ。」
赤い彗星のシャア。青い流星レイズナー。このノリか? 堕天使ルシファー・ロボ。悪魔から堕天使に将来的にはパワーアップも可能。悪魔ってカラーは黒がメインだよな。
「悪魔はロボット。神は生身?」
神もロボット?
「神もロボット!?」
武器は化学兵器? それとも魔法?
「生身は人間を唆す。」
人間の弱い心に忍び込んで唆して悪魔と契約させる。
「戦闘シーンはロボット。」
悪魔は魔人? 魔神? ロボット? 神は生身。
「召喚だ!」
悪魔のロボットは召喚で呼び出せばいいんだ。
「いでよ! 悪魔ロボ! 傲慢のルシファー!」
ちょっと悪魔ロボはカッコ悪いか? それかシンプルでいいのか? ロボットとを強調するにはちょうど良いか?
「悪魔は巨大ロボ。それを生身で倒す神の代行者。」
朝、目が覚めて、なぜか、スッキリしていた。昨日、ここを書き終えてからワタルとグランゾートのウィキを確認したからだろうか? 結論は、そんなに難しく考える必要はない、という程度のモノだった。気軽なパロディーか・・・・・・。
「ゲゲゲ!?」
鬼太郎ではない。確かアニメ制作が同じだったはずなのでレイアースをウィキる。衝撃の発言を見つける。
「カタカナの名前は覚えにくいので、どこかで聞いたことがある名前が良い。」
有名な自動車の名前をキャラクターの名前にした手抜き作品。だが、クランプにそんな考えがあったなんて知らなかった。
「そういえば、カタカナの名前って、短くて単純で、ほとんどカインならカインが他の作品もカインばっかり。」
まさか!? カタカナは覚えにくいから、ナンシーならナンシーばっかりだったのか!? じゃあ、じゃあ、難しく長いカタカナの名前はダメってことじゃん。
「ワタルは魔神。グランゾートは魔導王。レイアースは・・・・・・魔神。」
終わった。プロは何も気にしない。別作品といえば、別作品。パクった、リスペクト、類似。特にレイアースなんかは売れてしまえば自動車業界が喜んだほどだ。車種の名前を特許を取っているのか、商標権か? そんなものは知らないが、つけた者勝ち、人気作家ならなおさら許される。いや、素人でも勝手に使っても良いのだろう。モビルスーツというのはガンダム独自のロボットの呼称ポイが、魔神、魔人、魔王なんかは誰が使っても良いということだろう。そうでなければ騎士、勇者なんかも最初の1作を書いた人以外は使えなくなってしまう。
「それともプロはパクって良い設定を知っているのか? 編集が許可を取っているのか?」
そんなプロにだけ都合の良い話もないね。
「悲しいね。」
プロが気にしないんだもの。素人が気にして創造を止めるのをやめよう。それにしてもプロ。同じアイデアのモノばかりなんだな。出版社も、スポンサーも、テレビ局、アニメ制作会社も止めないんだな。売れてお金が儲かれば、ヒット作のパクリ、リスペクト、類似作の方が良いということか。
「せっかく、この問題を受け入れて、似ていても書き続けてきたのに、また、どの作品も同じ内容の繰り返しにたどり着いてしまった。」
ああ~、言ってしまえば巨大ロボットと生身の人間が戦えたら面白いのでは? という発想は他の人からすれば進撃の巨人のパクリじゃんと言われそうである。
「バカバカしい。難しく考えるのはやめて、止まった時間を前に進もう。」
何かパクったり、リスペクトだったり、類似であっても気にしないで前に進めよう。それが一番だ。
「逆に正義のヒーローが巨大ロボで小さな悪魔を踏みつけて終わる。」
それはそれで面白い絵だが、弱い者いじめは、いじめや暴力が加速してしまう。正しければ何をしても良いのか!? 路線。やはり正義は強い者に戦いを挑まなければいけない。
「ああ~、最重要問題の性で何を考えていたか分からん!?」
パクリスペクトルイージである。なんか最強の呪文ポイ。
「悪魔、適役はロボットにしよう。」
生身の悪魔が製作した生身の悪魔の巨大ロボットにしよう。
「神の代行者のロボットは?」
次の問題が発生する。
「なし? または製造中にしよう。」
で、仕方なく生身で戦うと。
「神の光線! 神の剣! はいいけれど、神ロボットでないなら、いったい何を装備しているの? 神の衣? 神の鎧? 神のクロス?」
クロスは聖闘士星矢一直線だな。神の立体機動装置? いや、神なら普通に飛べるでしょ。
「コスプレばっかり・・・・・・。」
ネット検索は資料を知らべるではなく、SNS全盛期。神のセクシーコスプレしたのばっかり。役に立たない・・・・・・。あっても装束で逃げてるのばっかりだし。
「神の羽? 神の翼?」
まあ、空を飛ぶことに問題はない。
「神衣!」
聖闘士星矢は神聖衣だ。クロスは聖衣。神衣を使用しても違和感はない! それに神衣も聖闘士星矢の本編中には、そんなに出ない。堂々とプロと同じようにパクリスペクトルイージするか!?
「計算高!?」
ここで聖闘士星矢をウィキる。プラモデルを売るで、聖衣。ギリシャ神話で女子ウケを狙う。聖闘士(セイント)や小宇宙(コスモ)のネーミングセンスで大ヒット。
「聖闘士星矢の壁が高くて、全てが使いにくい!?」
星座もダメ。神の衣もダメ。そらして惑星もセーラームーンの壁。結論、何をやっても上記のパクリスペクトルイージは免れない。もっといえば異世界ファンタジーなんかも聖闘士星矢とセーラームーンで星座と惑星の擬人化は壁が高い。
「それなら両方を足せばいいのでは?」
逆転の発想でいくと、星座と惑星の2つを足してしまえばいい。そうすれば新しいものが生まれるはず。
「チーム、宇宙?」
悪魔チーム・・・・・・。地球を支配しようとする悪役? このノリでいくと敵役やシリーズに困らない。妖怪チーム。天使チーム。神チーム。人間チーム。延命のためなら何とでも戦うぞ。アハッ。キリがないのでとりあえず悪魔と戦おう。
「結局、神の代行者の神の○○の名称を決めないと先に進めない。」
神スーツ? 神鎧? 神服? 神ファッション? ああ~何を調べても、洗えるとかのアホか、SNSのアホに出会ってしまう。本当にSNSの広告宣伝はネット検索の邪魔である。
「神パワー、神エナジー、神オーラ・・・・・・神オーラ!?」
弱いけど、まだマシか? 神々しく光のベール? 神の力(ゴット・フォース)? 初期設定そのまんまやないかい~。困ったら「神の力全開!」で逃げようか?
「神の気(スピリッツ)? 神の絆(トリップ)? 神の友情(フレンドシップ)?」
パッとしない。
「神男(ゴットマン)?」
これもパッとしない。なぜ採用されたのか? スーパーマンやバットマンのパクリスペクトルイージだよね。ああ~、深く考えるのをやめたんだ。クランプじゃないけど「誰にでも分かりやすく。」みたいなものだね。既存作品には、既存作品の形があるんだね。だから毎回同じ内容。作品違えど同じ内容、設定は違うけどね。
「それに当てはめればいいんだ。」
と、自分に言い聞かせ。今後に苦労しないネーミングは・・・・・・神の力(ゴット・フォース)だね。悪魔の力(デビル・フォース)、星座の力、惑星の力、妖怪の力とか、何に出も当てはめれるものが良い。
「これは試行錯誤か? それとも良心の呵責か?」
プロはいいな。パクリスペクトルイージが確信犯でお金儲けのためにすんなりできるから。
「悪魔ロボをやめて、悪魔騎士ルシファーとかの方がカッコイイか?」
これ次案。
「混沌が混沌を極める。」
純粋に物語が書きたいな。
「高校生の応募が1500件か、少ないな。」
本離れ、活字離れ、スマホばっかり。
「いいな~、純粋に物語を書けて。」
本当はパクリなんだけど、パクリとも思わないで書いている奴。
「今時の高校生がそんなに純粋か?」
悪意でパクって書いている奴が多いんだろうな。
「若い新しい世代にいないのか? 新しいオリジナルのまともな小説を書ける奴は?」
設定換えただけで既存のヒット作のパクリスペクトルイージや、ヒット作の続編ばっかり。ダラダラ遅延連載したり、シリーズや登場する者の名前を変えただけの同じタイトルの作品ばっかり。
「もう新しいオリジナル作品ができるということはないのだろうか?」
可能性を考えろ。
「何かのジャンルの一番最初の作品。」
これしかない。
「なんだ? 新しいジャンル?」
宇宙でも、異世界でも、スポーツでも、恋愛でもない。次元の空間か? 無理だ。新しいものを描けない。既存の設定替えか? 設定を変えただけで他の作品と同じにしかならない。例えると野球をサッカーにしただけ。内容は同じだ。バスケやテニス、陸上も同じ。弱虫が自転車に乗っても同じ。弱虫が野球をやっても同じ。
「既存作が設定の置き換えだけで全て同じ。」
始めてみる子供には素晴らしい作品かもしれないが、鬼滅の刃も進撃の巨人も同じようなモノを見て生きてきたヒット作の二次創作感は否めない。
「もう無理。」
素直にパクリスペクトルイージを認めよう。そうでなければ新作など書けない。アハッ。
つづく。
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