恵みの手、破壊の手、貴方は

第7話 ルーペル街

「はぁ、魔宝石を殆んど使ってしまった」

レインは《ワープ》で移動した先で手袋を左手の手に着けていた、レインは何気なく後に振り返ると

「えっ！」

「えぇ・・・」

始めに彼女がレインに気付き、レインも振り返り彼女に気付き、お互い声が漏れて無言の沈黙が続いた、レインが《ワープ》で来た先は何処か分からないが、不味い場所だけは分かる、レインの目の前に居る彼女は何も身に纏っていない、産まれたままの姿を去らしていた、そう、彼女は家の中のお風呂場だ、部屋にはお湯を沸かす釜と釜を載せて沸かせる土の火炊きがあり、外に煙りが出るように釜置きは部屋の外と中の間に立てて居て、煙りが隙間から逃げるようにしていた、風は一部から入ってくるが全体的に風は防げて覗きも、家の近くに来ないと覗きにくい用になっていた、釜の横に水が出せるように小さな汲み上げポンプと桶が置いていた、木のたらいを部屋の真ん中に置いてお湯を中にたっぷり入れていた、身体を洗う固形の石鹸が床の木の板の上に置いていて、乾燥した植物を手に取り、立って身体を洗っている、まさにお風呂の最中だ、彼女は驚き固まりレインに全てを去らしていた、彼女は自分の事態を把握してみるみる顔が紅くなり叫ぼうとしていた、レインも紅くなる彼女顔を見て自らが置かれている状況を把握していた

「ご、ごめんなーーー」

「きゃーーー！アアアアアアアアアア！」

レイン言葉の始めに彼女の悲鳴が重なった

「あっ！」

彼女が逃げようと後に振り返り走り出すと足元に置いていた石鹸に足を置いてしまい足を滑らし後にレインの居る方に身体が倒れ始めた

「え、えぇぇぇ！」

「あ、君危な・・・」

（ま、まだ片手が・・・）

レインは右手が手袋をしていないことに気づいて左手で支えようと身体を右から左に向けて方向転換して彼女を支えようとしていたが急な移動で支えようとして支えきれずに一緒に共倒れした

「うぅ」

「ご、ごめんなさい・・・大丈夫ですか」

レインは彼女を支えながら床に倒れて背中を打っていた、彼女は肌を去らしたままレインの上に居て身体をお越し、レインの心配そうに言葉を述べた

「ま、前隠して！」

「えっ・・・」

彼女は身体を起こしたことで、レインから見た視界は目の前で胸が重力で下がり、濡れた身体が胸などから水が流れレインの身体に雫が落ちた何とも魅力的に見えた

「きゃっ！」

彼女は急いで胸を手で隠した下はレインと彼女が触れているので、レインの位置からは見えない、彼女は顔を紅くして口を開いた

「あの」

「うん」

目を閉じていたレインは彼女の声に反応して言葉と首を頷いて答えた

「後ろ向いてて貰えませんか」

「わかった」

彼女がレインから身体を放し、レインは彼女が放れたのを感じて身体を起こして後ろに振り返った、後ろから布の擦れる音が聞こえて少し経ち、足音が聞こえ近づいてきた

「もう、いいよ」

優しい声色で彼女はレインに話し掛けてきた

「・・・・・・さっきはごめん」

「・・・うん」

レインは服を着た彼女に振り返り沈黙の後に謝りの言葉を述べた、彼女は顔を紅くして頷きながら声を出してレインに言葉を述べた

「「あの、っ！そちらからどうぞ」」

二人は互いの言葉が重なり合い、場に暖かな空気が流れた

「君からどうぞ」

「じゃあ、貴方は・・その・覗きですか」

「違う、だけど、そうじゃないとも言える」

「えっと・・・どっちですか」

「覗く気もなければ、結果的に覗いてしまった」

「？」

「魔宝石は知ってる」

「はい、魔宝石は確か宝石に魔法を封じ込めた、高価な宝石ですよね」

彼女は記憶を探りながら言葉を述べた、そんな彼女にレインは申し訳なさそうに言葉を述べ始めた

「実話ねここに来る前に《ワープ》の魔宝石を使ったんだ」

「はあ、《ワープ》ですか？」

彼女は《ワープ》が何だと首を傾げていた

「《ワープ》はランダムで移動去れる」

「それって・・・」

レインは真剣な目で彼女に言葉を述べ、彼女はレインの言葉でこの起きた事態を把握した

「そう、偶々君のお風呂の最中にここに《ワープ》でランダムに飛ばされた」

「《ワープ》ってランダムなんですね、・・・おかげで全て見られてしまいました」

彼女は声のトーンが暗くなり後半恥ずかしそうな感じです声を出していた

「・・・本当にごめんなさい」

「・・・全部・・見えましたよね・」

「・・・ごめん、全部見えた」

「うぅぅぅ、男の人に全部見られた」

レインは全て正直に述べた、それを聞いて彼女は顔を紅く染めてうずくまり唸っていた

「あ、あの、見たことはごめん、何か私に出来ることはあるかな、お詫びとして、あと、ここは何処かな？」

「ここはルーペル街です」

彼女は紅い顔のままレインに顔を向けて今の居場所を述べた

「ルーペル街？、どこだっけ？」

レインは首を傾げた、彼女は呆れて声が漏れた

「そこから」